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吸血鬼ドラキュラの居城~東欧周遊編(16)

2018年1月3日
ブラショフ~ブラン~ブラショフ~



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ブラン城  ※ドラキュラの居城のモデルとして知られる
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ヴラド・ツェペシュ(1431~1476)  ※ドラキュラのモデル、串刺し公の異名も持つ 


『吸血鬼ドラキュラ』の居城、ブラン城。
この城は1377年、ドイツ商人がワラキア平原から入ってくるオスマン朝の兵士をいち早く発見する為に築いたとされている。
14世紀末には、ワラキア公ミルチャ1世がここを居城とした。
ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュ(1431~1476)は彼の孫。
ツェペシュはオスマン朝軍の兵士を杭で串刺しにして並べるという残虐さの持ち主であり、『串刺公』という異名もそこから来ている。


ル-マニア最終日の朝を迎えた。
効き過ぎるくらいの暖房を意識して薄着で寝たせいか、昨晩は少し肌寒く感じていた。
ナナは8時過ぎまでゆっくりと寝かせ、最近の睡眠不足を補わせておいた。
起きて早々ナナにポストカ-ドを2枚書かせ、昨夜残した鶏の丸焼きをようやく1羽食い尽くす。
栓にハンドタオルを詰め、湯舟にお湯を張り、朝からゆったりと入浴タイム。
11時前にチェックアウトし、受付に荷物を預け、早速ブラン城へと向かった。
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朝食に鶏2羽  ※昨夜の残りを片付けているが、中々減らない

先ずは郵便局へと立ち寄り、家族ら宛にポストカ-ドを3通投函。
ブルガリアで書いたものも休日や祝日と重なってしまい、結局今日まで出しそびれていた。
取りあえずこれから、ブラン城行きのバスが出るアウトガラ・ドイまで行かなければならない。
今日は切符売り場が開いておらず、現地の男性に助けてもらい、自販機で切符を2枚購入。
昨日駅へ向った時は2人4RON(切符売り場で購入)だったのに、今回は何故か8RON。
果たして本当にそうだったのか疑問が残る上、男性曰く、アウトガラ・ドイへは行かないと言う。
そこへの乗り場はずっとあっちの方だ!と方向を示されたが、それすら今一信用が持てない。
これはマズイ・・、今日も結局観光出来ないパタ-ンだ。
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郵便局でエアメ-ル投函  ※無事届きますように
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ブラショフ県庁舎

しかしここは直ぐには諦めず、男性の意見は却下し、宿で教わったNo.16を信じることにした。
幸いにもNo.16のバスは直ぐに来て、ドライバ-に行き先を確認して無事乗車。
結局このバスはアウトガラ・ドイの敷地には入らなかったが、道向かいの停留所では停まった。
降りる場所が分からず危うく降り損ねるところだったが、ドライバ-に教えられ間一髪で下車。
乗り場、切符の買い方、乗車時のパンチ、そして降りる場所・・。
旅行者にとって、バスの活用はかなり難易度が高い。
何とか苦労してバスタ-ミナルまで来たが、時間はかかるが歩いた方が確実性は高かった。
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アウトガラ・ドイ(バスタ-ミナル)

ブラン城へと向かう次のバスは12時正午とのことで、後30分程の時間がある。
しばらく時間を潰し、乗り場2番にバスが着くと、乗客が一斉にドア付近に押しかけてきた。
チケットは乗る際に、ドライバ-から直接買う。
最後の方に乗り込んできた客は、ブランまでの45分間を通路で立つことになった。
込み合う客層を見ていると、明らかな外国人は僕らだけで、皆国内旅行者のように見える。
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時刻表
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ブラン行きバス

ブランの町に着くと、直ぐにここが目的地だと分かった。
今回の旅で最も賑わいを見せるブランの町は、まるでここだけオンシ-ズンかのように見えた。
洒落た店や土産物屋が軒を連ね、ブラショフをコンパクトにしたような雰囲気のある町だった。
観光客はとても多く、この町で泊まる者、車で来る国内旅行者も多いようだ。
ディズニ-ランドのアトラクションにでも並ぶような感覚で、早速切符売り場の長い列に並ぶ。
ル-マニアに入って以来、ブカレストですら、寂れた建物を見てはドラキュラを感じていた。
そんな光景は必ず毎日続き、至る所で2人とも声を発せずにはいられなかった。
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城の前には多くの露店が並ぶ

城へと続く坂道を上がり、ブラン城へと入る。
さすがは大人気の城だけあり、雰囲気や趣は想像以上で、展示品も大変興味深かった。
一通り内部の見学を終え、今度は外からブラン城を眺めてみる。
絶景ポイントとまでは言えないが、城を前にして、ワインを飲みながら一人黄昏た。
時間があれば城の周りを歩いて一周したかったが、今日は時間が全く足りない。
どうせこうなるのなら、もう少し早く宿をチェックアウトするべきだった。
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この先、ブラン城入口
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典型的な中世の城砦
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屋根組み
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机はツェペシュの物だろうか
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スト-リ-
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衣服からも雰囲気が漂ってくる
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トランシルヴァニアの緑豊かな風景
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完全防備の鎧  ※これだけ防備すれば絶対に死なないのでは
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井戸
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とにかく人が多い
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入口の十字架
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見る角度によって表情が異なる
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いい位置にベンチがあるが、木が邪魔
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お化け屋敷
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土産物屋

帰りのバスには比較的スム-ズに乗れ、車中では爆睡、気付くともうブラショフに着いていた。
そして30分程歩き、町の中心部へと戻って来た。
夜のブラショフは今日も綺麗に光り輝き、昨日のような雨は降っておらず、ベンチに座り、しばらくライトアップされたクリスマスツリ-をぼんやりと眺めていた。
いよいよ今夜、4ヶ国目ハンガリ-へと向かう。
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公園でフィットネス
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ブラショフに来て本当に良かった
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聖ニコラエ教会
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黒の教会
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夜行列車で宴会  ※隣のテ-ブルもかなり盛り上がっていた


夜行列車(ブラショフ~ブダペスト)泊


郵便局(エアメ-ル4RON×3) 市バス(4RON×2) バス(ブラショフ~ブラン8RON×2) ブラン城(大人35RON、子供7RON) マグネット(4RON) ス-パ-マ-ケット(チョコリング1.7RON、アップルパイ2.1RON) バス(ブラン~ブラショフ8RON×2) 市バス(2RON×2) ス-パ-マ-ケット(ビ-ル500ml1.39RON×2、オレンジジュ-ス2㍑2.99RON、ゴマパン0.29RON×2※残金処理)  計112.15RON
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| '18東欧周遊編 | 08:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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