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ボヤナ教会~東欧周遊編(12)

2017年12月30日
ソフィア(ボヤナ)



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世界遺産 ボヤナ教会 (1979年登録)
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国立歴史博物館  ※紀元前以降の歴史を65万点の展示品で辿る


ボヤナ教会。
その見事なフレスコ画で世界的に有名なこの教会は、1979年に世界遺産に登録された。
11世紀に創建され、その後13世紀と19世紀に増築が行われている。
そしてその13世紀に加えられた中央の聖堂内部に残る1259年制作のフレスコ画は、写実性に乏しく様式化されたそれまでの宗教画に比べ、より写実的で表現豊かに描かれており、中世ブルガリア美術の最高傑作として知られるようになった。


今回の旅で初めて連泊滞在しようと思っているが、昨夜受付に申し出た時点では延泊の了承は得られておらず、最悪別の宿に移ることも考えていた。
起床後準備を整え本館へと移動、そこで宿泊代に込みの朝食を頂く。
毎度5分以上歩いての移動はかなり面倒だが、そこに行けば無料のレストランがあると思って我慢するしかない。
朝食はバイキング形式で、内容は思いの外充実していた。
パンにハム、チ-ズ、生野菜、そしてヨ-グルトにオリ-ブ(食べたことはないが)・・。
これら大概の宿の定番以外に、ここには炒り卵、ゆで卵、ワッフルもあり、どれも美味しかった。
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宿の豪華な朝食
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食堂は若者で溢れている

食事を終え受付に再々度延泊を申し出ると、何とか部屋を融通してくれたようで、新たな部屋の鍵を渡された。
今夜泊まるのは、同じく別館の最上階。
部屋に入ると印象はとても良く、連泊ということでいい部屋に回されたのかなと嬉しくなった。
部屋から部屋へと荷物を移動させ、直ぐに観光へと出かける。
1日あるからとのんびりしていたら、昨日のように結局近郊のボヤナでさえ行きそびれてしまう。
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最上階の部屋へと移動  ※第一印象は良かったが・・

宿本館の前に、ちょうどトラム乗り場があった。
ここで5番のトラムに乗り、10番目の停留所アフトガ-ラ・オフチャ・クペルまで行く。
とても言い難い地名にカミカミになり苦戦しつつも、何とか無事に下車成功。
ここで道路を渡り、今度は107番のバスに乗り換える。
そしてしばらく走り、目指すボヤナ教会へとやって来た。
昨日は2番のトロリ-バスで向おうとしていたけど、乗り場は分からないし、その後歩くことも考えると、そもそもその選択が誤りだった。
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トラム

ここまで随分標高を上げてきた気はしたが、山腹にあるボヤナは薄っすらと雪化粧していた。
ここは有名な世界遺産となるが、地の利が悪いからか、タクシ-で来た客が数名いる程度で、ほとんど訪れる者はいなかった。
チケット売り場で、国立歴史博物館との共通券を購入。
ひっそりとした小路を奥へと進み、年季の入った教会らしき建物に辿り着く。
建物は扉で塞がれており、好き勝手には入れない。
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森の中に佇む
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ボヤナ教会

現れた係員に導かれ、いよいよ教会内部へと入る。
入って直ぐ、荷物を椅子の上に置くように指示された。
入って最初の部屋は前室となり、荷物を置く椅子があり、係員が待機する場所になっている。
その奥の部屋が聖堂で、そこに歴史的価値が高いフレスコ画が描かれていた。
2人の係員が付きっきりでガイドをしたり、こっそり写真を撮らないか目を光らせている。
壁や天井一面に描かれたフレスコ画は、実に鮮やかだった。
13世紀に増築を行った貴族カロヤンとその妻を描いた画が、最大の見所のようだ。
いつまでも見ていたかったが、追い払われるように聖堂を出る。
これだけの厳戒態勢はあまり記憶になく、それだけにここの重要さが伺える。
それにしてもこれだけ狭い空間に大勢のツア-客が押し寄せてきたら一体どうなるだろうか。
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1259年制作のフレスコ画  ※何とか1枚だけこっそり撮影
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写真一番下が、貴族カロヤンとその妻  ※ポストカ-ドにて

ボヤナ教会を出て、道行く人に尋ねながら30分弱歩き、ようやく国立歴史博物館に到着。
ここは紀元前から20世紀にかけてのブルガリアの歴史を、約65万点の展示品で辿る国内最大の博物館。
展示は先史時代、古代、中世、オスマン朝支配時代、民族復興期と時代毎に区分されている。
古墳からの発掘品や財宝類、武器、民族衣装、イコンなどコレクションは多岐にわたる。
建物は重厚な造りでとても豪華なら、中の展示内容も負けじと実に素晴らしかった。
そう考えると昨日の罰金10レフは完全に詐欺で、思い出すだけでもムカムカしてきた。
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町でよく見かけたサンタクロ-ス
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国立歴史博物館
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見応え充分で、かなりお勧め

博物館を出てトロリ-バス乗り場を探していると、運よくス-パ-マ-ケットが目に留まった。
休憩を兼ねて外でヨ-グルトでも食べようかと思い、早速道路を渡り、ス-パ-へ足を向ける。
店に入って直ぐの棚には、何種類ものヨ-グルトが棚一杯に並んでいた。
その数には勿論圧倒されたが、出入口に置くこと自体、ブルガリア人にとって最も重要な食品であるように思えた。
どれを買おうか迷っていたら、次々に地元の客がカゴに幾つものヨ-グルトを入れていく。
その姿は、まるで中国人が日本で爆買いするかのような勢いに見えた。
売る側のスケ-ルが大きければ、買う側の豪快さにも驚かされた。
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ス-パ-マ-ケット
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これら全てヨ-グルト
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種類は多く、値段も安い

ヨ-グルトを1つ手に持ち、売り場を奥へと進んでいく。
すると内心期待していた、大好物のチキンフル(鶏の丸焼き)を発見。
値段は1羽7.99Lvと、昨日の罰金で充分買えたのにと、再び怒りが込み上げてきた。
今の僕の中では、あの10Lvという金額が一つの指標となっている。
ふとその下に美味しそうな照り焼きチキンを見つけ、値札に目を移す。
結構大きなサイズで、値段は1.79Lvとかなり安い。
気持ちは既に肉に移っており、ヨ-グルトを棚に戻し、照り焼きチキンを2つ包んでもらう。
ビ-ル売り場で激安の缶ビ-ルも1本買い、ハイテンションのままス-パ-を後にした。
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チキンフルもあったが、照り焼きチキンの方が断然お得

やはり、ス-パ-は楽しいな。
物価が安いこの国なら、どれだけでも贅沢が出来そうだ。
博物館前の広場へと戻り、地べたに座って、即席の宴会を始めた。
ビ-ルが異様に安いのも、この国の魅力の一つだろう。
ウィスキ-やワインもトルコに比べれば明らかに安いが、ビ-ルの安さだけが飛び抜けている。
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大きくて美味い
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ビ-ルによく合う

トロリ-バスNo.2に乗り、これからソフィア市内へと戻るとする。
トロリ-バスがどういう乗り物なのか分からなかったが、結局は電線で走るバスのことだった。
トラムのようにレ-ルの上を走るのではなく、バスのように車道の上を走る。
しばらく走り車内でウトウトしていると、車掌らしき男女2名が抜き打ちの検査にやって来た。
そう言うことか・・。
これまでトラムやバスに乗ってきて、車内での点検は一切なく、皆本当にチケットを買っているのかずっと疑問に思っていた。
しかし、これで納得。
罰金に20Lvもの大金を払うくらいなら、やはりタダ乗りしようとする馬鹿な客はいないだろう。
しかし、ここで自らに降りかかる大問題が発生。
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トロリ-バス乗り場

僕らは始発の停留所でドライバ-に代金を払い、乗車券を買っていた。
当然、タダ乗りしているなどとの認識はない。
ドライバ-の直ぐ斜め後ろに座り時折話しかけたりもしていたので、僕らの印象はかなり鮮明に残っていたはずだ。
僕としては自信満々に券を差し出したつもりが、それを受け取った検札官の表情が急変した。
乗車券にパンチの穴がないと言い出し、僕らのことを無銭乗車だと疑っている。
僕らが何処から乗ったのかは、そのドライバ-が一番よく知っている。
僕もこの時ばかりは声を張り上げ、罰金20Lvを払うことだけはしなかった。

罰金に機敏になっている今となっては、死んでも払うもんかと横柄さも出来上がっていた。
そういう意味では、昨日の罰金10Lvは今回の罰金20Lvを免れる為の授業料であったのかと思えてきた。
しかし何を言っても検札官には通用せず、何とか罰金だけは勘弁してもらえたが、次の停留所で半ば強制的に降ろされた。
ドライバ-の頼りなさには心底失望したが、今思えばそれも仕方ない。
こちら側が幾ら無銭乗車していないとはいえ、券にパンチをしていない限り、次回も使い回しすることは可能であり、結局は無銭乗車と同じことだったのだ。

本来降りようとしていたのはもう少し先だったが、罰金を取られなかっただけでも良しとする。
トボトボと肩を落としながら歩き、郵便局でポストカ-ドを出そうと窓口で申し出る。
しかしどう見ても窓口は開いているのに、ノ-スタンプ・・と言われ、全く意味が分からない。
これも後に気付いたが、結局は今日は土曜日の為、営業時間外だったのだ。
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ソフィア大学
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イヴァン・ヴァゾフ国立劇場  ※ソフィア最大の劇場

ビ-ルを買い宿に戻る頃には、17時になっていた。
2泊目にあてがわれた最上階のこの部屋は、見せかけだけで、かなりお粗末だった。
楽しみにしていたパソコンはネットが繫がらず、最低限必要なオイルヒ-タ-さえもつかない。
受付に文句を言おうにも、徒歩5分以上かけて本館に行く気力は既に残っていない。
とても寒くて居られず、昨夜とは真逆の厚着をして22時には薄っぺらい布団に潜りこんだ。
そしてナナと2人足をからませ、必死に寒さを堪えた。
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市街地を走るトラム
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今夜の夕食は立ったまま
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高級ホテルのイルミネ-ション
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最近ブルガリアヨ-グルトにはまってる


ソフィア・Hostel Mostel泊-52Lv


宿(52Lv×2泊分) トラム(1.6Lv×2) バス(1.6Lv×2) ボヤナ教会(大人12Lv、子供2Lv※大人のみ国立歴史博物館込み) ポストカ-ド(0.6Lv) 国立歴史博物館(子供1Lv) ス-パ-マ-ケット(照り焼きチキン1.79Lv×2、ビ-ル0.75Lv) トロリ-バス(1.6Lv×2) ビ-ル(0.99Lv) ミカン(小14個1.7Lv) ヨ-グルト(0.55Lv)  計136.77Lv


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| '18東欧周遊編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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