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パムッカレの石灰棚~東欧周遊編(7)

2017年12月26日
~パムッカレ



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世界遺産 パムッカレ・ヒエラポリス (1988年登録)
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パムッカレの石灰棚
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高峰に抱かれたパムッカレの町


ここパムッカレは『綿の城』という意味を持つ、国内有数の温泉保養地。
壮大な石灰棚一帯は、聖なる都市ヒエラポリスの遺跡と共に、世界遺産に登録されている。
石灰棚の下部より入場し、靴を脱ぎ、冷えた棚の中を痩せ我慢して歩いて行く。
上から流れ落ちる水は冷たく、イメ-ジとは程遠い現実を前に残念な気分に包まれていた。
しかし上部に上がるにつれ次第にぬるま湯に変わり、足を浸す余裕が出始めてきた。
棚床に溜まった白い泥を足で掻き混ぜ、手に取っては泥遊びを楽しんでいる。
更に上へ上へと上がって行く。
石灰棚の上端まで来ると、程良い適温になり、ようやく温泉らしくなってきた。

天気も良く、雲一つない青空が石灰棚の上に大きく広がっている。
眼下にはパムッカレの町が広がり、町を見守るように白い峰々が高く聳えている。
時折パラグライダ-がふんわりと風に揺られ、棚の上をゆったりと下って行く。
石灰棚を流れる温かい湯に足をつけ、のんびりと数時間、贅沢な時を過ごした。
家族宛にポストカ-ドを書き、日記を書き、ナナはソロバンのドリルをこなしていた。
パラグライダ-に乗りたいな・・と、ナナが小さな声で呟いている。
確かにいい思い出にはなりそうなのだが、何せ高い代金を払うことに僕は躊躇っている。


暗闇真っ只中の4時40分、予想外にも早くパムッカレに到着してしまった(逆に迷惑)。
先程夜行バスを降りたところが、県庁所在地のデニズリ。
そこでセルビスに乗り換え、旅行者はパムッカレの町のツア-オフィスへと導かれた。
こんなにも早い時間帯、このオフィス以外どこも開いているはずがない。
ツア-オフィスはどうも胡散臭いが、他に選択肢はなく、仕方なくここで時間を潰すことにする。
オフィスではしきりにパラグライダ-の誘いを受け、その誘いに乗る中国人もいたが、僕らにはそのつもりは更々ない。
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パムッカレ到着  ※デニズリでセルビスに乗り換えてきた

日記でも書きながら、トイレもある暖かいオフィスで朝を待つつもりでいたが、宿だけは潔く紹介を受けておいた。
それでも今は予約だけだろうと朝までの長丁場を覚悟していたが、宿の車が最早ピックアップに来てくれた。
そして5時半、早々と無事チェックイン。
こんなにも早い時間帯に、そうそうチェックイン出来ることはまずないことだ。
例外としてレガスピ(フィリピン)やボ-パ-ル(インド)を直ぐに思い出すが、やはり貴重な体験となっただけに記憶は今でも鮮明に残っている。
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ツインル-ム

シャワ-後、ナナの日記を仕上げ、その後ナナは寝不足を補う為、数時間眠らせることにした。
その間、僕は自分の日記を書いておく。溜めると後々大変なことになる。
明日は移動日の為朝早くて食べれない朝食を、今朝のうちに食べさせてくれるようお願いする。
朝食は別棟のレストランで取り、中々ゴ-ジャスな内容に今回もお腹一杯になった。
コ-ヒ-マシ-ンの美味しいコ-ヒ-やココアが印象的で、遠慮せずに何杯も飲んでおく。
トルコに来て以来どの宿の朝食にも大満足しており、おかげで昼食は取らなくて済んでいる。
従って食費は夕食の屋台代のみで済み、結構な節約にもなっている。
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豪華な朝食
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スィガラ・ボレイ(チ-ズの揚げ物)  ※ここのは美味かった
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宿外観  ※客引き(紹介)を受ける宿は大概大当たり

ここは小さな町なので観光にはそんなに時間はかからないだろうと見込み、日中一旦部屋へと戻り、昼寝でも出来るかなと目論んでいた。
宿から町の中心は意外と近く、町中を突き抜けると、直ぐに石灰棚の下部入口へと辿り着いた。
宿の近くからも少し見えていたが、あの雪山の正体は石灰棚だった。
見学者はまばらで、ほとんど貸し切り状態の中、見学をスタ-ト。
棚の手前で靴を脱ぐのは、棚を傷つけないようにする為。
冬の石灰棚はひんやりと冷たく、流れ落ちてくる水も冷たかった。
この景観は確かにすごいが、若干想いとは異なっていた。
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石灰棚  ※下部入口付近より望む
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冬の石灰棚は冷たいが、靴を脱がなければならない
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下部は水も冷たい
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少しイメ-ジと違うんだな

とりあえず上へ上へと一つずつ水溜りには足を付け、その温度を確かめながら進んでいる。
やがて僕らの願いが届いたのか、次第に水からぬるま湯へと明らかに変わってきた。
石灰、硫黄の地獄谷=温泉。
そんな想像と現実とが引き合い始め、二人ともテンションが一気に急上昇。
湯の温かさだけでなく、底に溜まった白い泥の存在が、ナナの興味を一層惹きつけた。
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棚床には白い泥
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足裏で感触も楽しむ
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美しい波模様
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長い年月をかけてのモニュメント
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上部になるにつれ、湯は温かい

上部の端の方までやって来ると、驚くことに一気に観光客が増えてきた。
どうやら大半の客(ツア-客)は上部にある別の入口から入場し、上から下りてくるようだった。
あまりにも気分がいいので、足湯しながら、日記やポストカ-ドを書きのんびりと過ごす。
先程からパラグライダ-が、ちょくちょく僕の視界に入ってくる。
やはり、やっておくべきだったかな・・。
一通り用事を済ませたところで、ようやく重い腰を上げ、石灰棚を後にした。
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ゴ-ル(上端)が見えてきた
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巨大インコの写真屋  ※当然高いモデル料が取られるが、この中国人はたぶん払っていない
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ポストカ-ドを書く
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ロ-ズマリ-
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この温泉に入れたらな
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石灰棚上空を舞うパラグライダ-


つづく・・


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