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パシャバ-のキノコ岩~東欧周遊編(6)

2017年12月25日
ギョレメ~



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パシャバ-のキノコ岩  ※世界遺産ギョレメ国立公園とカッパドキア(1985年登録)
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ゼルヴェ屋外博物館
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ギョレメの町


見れば見る程、考えれば考える程、自分の中で謎は深まってくるばかりだ。
高さ20mはある長細い岩の土台の上に乗った白の躯体、更にその上には赤茶けた三角屋根の岩がポッコリと乗っかかっている。
その風貌は『キノコ』と言うよりも、岩の上に立つ『住居』と言った方がしっくりとくる。
これら3つのパ-ツは明らかに別のものだろうに、如何にしてそんな高い所にあるというのか。
到底、人力で成せる業ではないだろう。
仮に自然の造形だとした場合、何故に決まって同じ色の組み合わせなのか。
又、何故に一番上の岩だけ、決まって三角に尖がっているのか。

何万年という長い歳月をかけ地層が削られ、周囲が雨で洗われ、今の部分のみ残ったとしか考えようがない。
もしこの推測が正しければ、その組み合わせ、各パ-ツの長さが均一であることの証明はつく。
頂部の三角岩は、どうせ雨で削られたとでも言いたいのだろう。
それにしても、よく落ちないもんだな。
確かにカッパドキアは凄まじく、何度でも感動を与えてくれる。

ここにはギョレメで見た奇岩とは違った、別のカッパドキアが存在した。
ツア-バスが到着する度に、屋台のアイスクリ-ム屋が、トルコアイスを大袈裟に伸ばしながら大声を張り上げている。
『アンニョハセヨ、アイスクリ-ムオイシイヨ!』
よくもまぁ、あれが韓国人だと分かったもんだな。
それにしてもその掛け声、何かおかしくないかい。


今日は朝からすごかった。
あまり期待していなかった宿での朝食が、これでもかという程、それはとても豪華な内容だった。
カリカリに焼けたバケットパンに始まり、ハムやチ-ズは数種類、生野菜、ソ-セ-ジ、ゆで卵、ポテトフライ、チ-ズ揚げ、それにオリ-ブやヨ-グルト、ジャム類はチョコを含め数多く、牛乳、オレンジジュ-スなどドリンク類も豊富で紅茶もある。
ついいつもの悪い癖が出てしまい、興奮して馬鹿みたいに取り過ぎてしまった。
二人とも完食するのに相当苦しみ、終盤は手も口も動かなくなっていた。
それを悟ったか、見かねた男性店員が無言で皿を下げてくれ、嬉しくも苦しい朝食から無事解放された。
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オリ-ブ、ソ-セ-ジなど
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フライドポテト、スィガラボレイ(チ-ズ揚げ)、ゆで卵
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豪華な朝食  ※フライドポテトが一番美味かった
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屋上(食堂)からの眺め
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サンセットポイント

チェックアウト時刻の11時まで、シャワ-を浴びるなどして、今朝は部屋でゆっくりと過ごす。
夜行移動の日は夜まで時間はたっぷりあるので、何も急ぐ必要はない。
ロビ-に荷物を預け、カッパドキア観光2日目へと繰り出した。
オトガル裏の道端で何とかアヴァノス方面へのバスを拾い、パシャバ-分岐にて無事下車。
降りる数分前、車窓からの眺めに目が留まり、気になっていた町がチャウシンだった。
降ろされた所は一切ひと気がなく、その奇抜な景観からしても、まるで自分が別の惑星にでも取り残されてしまったかと思うような所だった。
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オトガル近辺
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チャウシンを過ぎて下車、歩いてパシャバ-を目指す
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キノコ岩がお出迎え

高揚感は自ずと高まり、この自由でかつ次々と移りゆく景色を楽しみながらの徒歩移動がとても楽しかった。
パシャバ-に対する期待感も次第に高まり、カッパドキアの雄大さに終始見とれていた。
誰一人いない中、しばらく歩くとパシャバ-のキノコ岩が見えてきた。
このパシャバ-はギョレメほど大きくはないものの、摩訶不思議な奇岩は一見の価値がある。
ギョレメの洞窟群とは違った形の、もう一つのカッパドキアを堪能することが出来た。
大型の観光バスも何台か停まっており、ツ-リストの数も多い。
今日はこれまでの寒さが嘘だったかのように、この旅始まって以来初めての快晴に恵まれた。
幾重にも重ね着した上着が邪魔で、汗ばむ程の陽気の中、上着の処理に若干困っていた。
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景色が良くて、歩くのが楽しい
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パシャバ-に到着
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奇抜なキノコ岩が一杯
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四人姉妹

更に歩いて、この先のゼルヴェ屋外博物館を目指す。
ここには実際に30年程前まで村人が住んでいたようで、岩が崩壊の危険にさらされた為、近くに移住することになったそうだ。
敷地内はかなり広いが、それにしてもこの遺跡(屋外博物館)は見るからに寂れている。
先程パシャバ-で見かけたツア-バスもここまでは足を延ばさないようで、結局客は2、3組しか見かけなかった。
娘の提案で、10秒間目を閉じ、耳を澄ましてみる。
・・・。
鳥のさえずりすら聞こえない、無音の静かな空間がただじっと流れていた。
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ゼルヴェ屋外博物館
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格子窓
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住居や聖堂など
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実際30年前まで村人が住んでいた
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訪れる観光客はほとんどいない

再び頑張って歩き、パシャバ-方面へと戻る。
途中、ゼルヴェ手前で珍しく歩くツ-リストを1人発見。
僕には東南アジア系の男性に見えたが、ナナは何を根拠にか日本人だったと言っていた。
そして、再度パシャバ-を見学。
見れば見る程、来れば来ただけ、ここには惹きつけられる何かがある。
先客につられ、僕らも高台へと登ってみることにした。
高台からは眼下にパシャバ-の全貌が望め、思わず息を飲む程の絶景が待っていた。
素晴らしい景色に心打たれ、ここに登らずしてパシャバ-は語れないなと思った。
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帰路、再びパシャバ-
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ラクダ
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何度見ても
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摩訶不思議だ

パシャバ-を充分満喫したところで、チャウシンへと歩いて向う。
途中、荒野をショ-トカットしながら、自由気ままにカッパドキアの大地を適当に歩く。
そしてようやくチャウシンに着き、バスを待つ間、気になった目の前の遺跡を一つ見学しておく。
このチャウシン教会、値段の割には今一な所だったが、壁画だけは確かに見応えがあった。
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チャウシン教会
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壁画

いつ来るのか分からない(本当に来るのかさえも分からない)バスを30分以上待ち、ようやくギョレメへと戻ってきた。
真っ先にサンセットポイントへと上り、日中のギョレメの町を一望しておく。
昨夜見た夜景とは一味違い、素晴らしい眺めに思わず見とれてしまった。
狙っていた訳ではないが、運良くも偶然夕日の頃をこの場で迎えることとなる。
カッパドキアに沈む夕日は言わずして最高のシチュエ-ションとなるはずであったが、目で追っていた夕日は、完全に沈む前に山肌に隠れてしまった。
とても残念で中途半端な、期待外れのサンセット。
ここは『サンセットポイント』とは呼ぶべきでなく、『ビュ-ポイント』とした方がいいだろう。
夕食にケバブを食べ、今夜楽しかったカッパドキアを後にする。
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サンセットポイントからは峡谷や
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ギョレメの町が一望
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雪山
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サンセットポイント(左)、ウチヒサルの砦(右上)
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昨夜とは違うケバブ屋
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奇岩が目の前
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宿のロビ-で日記を書く
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夜行バス


夜行バス(ギョレメ~パムッカレ)泊


バス(ギョレメ~パシャバ-ジャンクション2.5TL×2) ゼルヴェ屋外博物館(大人10TL、子供フリ-) チャウシン教会(大人8TL、子供フリ-) バス(チャウシン~ギョレメ2.5TL×2) ス-パ-マ-ケット(アイスキャンディ-0.5TL、菓子0.4TL) ケバブ(7TL×2)  計42.9TL

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| '18東欧周遊編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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