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第12回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(3)~第2エイド(約60km)迄


・・前回の続き


9:46第1エイドを発ち、再び長い旅に出る。次に目指すのは30㌔先の佐渡最北端、第2エイド鷲崎ふれあいセンタ-。その前に、先ずは『亀』とやらを片付けておかなければならない。エイドを出て10分で農協が左手に登場。折角現れてくれたコ-ス上の数少ない店ではあるが、用事は全くないので完全スル-。佐渡一周線の道路標識に従いながら、不思議な光景や長閑な情景に見とれつつ進む。佐渡は丁度、稲刈りの時期だった。亀は着実に近付いてはきているが、まだまだ先は長い。道路海側に距離表示が見えてきた。佐渡一周線は佐渡国際トライアスロン大会佐渡ロングライド210でも使用されている(こちらの方が規模は遥かにデカい)ようで、これらの大会の距離指標のようだ。エコ・ジャ-ニ-とはスタ-ト地点が異なる為、この表示からマイナス10㌔が僕らランナ-の走行距離ということになる。
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Aコ-プ(9:55)  ※エイドから10分の距離で用はない
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佐渡一周線
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おばけ電柱  ※この這う植物、わざと生かしているのだろうか
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能登珠洲で見たような風景
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亀はまだまだ
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佐渡外周はトライアスロン等でも使用される(10:45)  ※この距離から-10㌔がエコ・ジャ-ニ-
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狭いトンネルは一気に通過

さて、海の向こうに有名な跳坂(通称:Z坂)が見えてきた。トライアスロンやロングライドでサイクリストを苦しめているという激坂だ。しかしランナ-にとって、こんな坂は屁でもない。何故なら、大半(おそらく上位以外ほとんど)は最初から歩くことに決めているからだ。仮に気合いを入れて走ったとしても、たいして時間は変わらないだろうし、僅かな時間短縮の代償に受けるダメ-ジの方が明らかに大きい。これは完全に、走り損。実際、僕は上り坂が見えたら内心喜んでいる。あそこまで行けば休憩(歩き)だ・・と。坂手前の程よい場所に商店があり、通りかかるランナ-は皆休んでいた。誰もが決まってアイスクリ-ムを頬張り、ドリンクを飲んでいた。僕も早速店内に入り、ガリガリ君を購入。これが最高に美味いこと。これまで食べてきたガリガリ君の中で、おそらく一番美味かった。正に難関(それ程悲壮感はない)前のオアシス。店主のご婦人は、冷えたスイカもご馳走してくれた。眺望の良い海府大橋を通過する。昭和44年、大ザレ川の渓谷を跨ぐようにア-チ状の橋が開通した。佐渡の秘境と呼ばれた外海府から内海府へ通り抜けるには、岩谷口から傘取峠と呼ばれる難所を通り抜けるか船で海上を渡るしかなかったが、この橋が出来たことで往来が楽になったのだという。
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難関前のオアシスで英気を養う(11:33)  ※店主は冷えたスイカをご馳走してくれた
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ガリガリ君ソ-ダ  ※超~最高!
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出たな難関、跳坂(通称:Z坂)  ※トライアスロンで鉄人達を苦しめているらしい
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名も無き滝(11:49)
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その滝壺
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この海岸沿いを走ってきた
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こんな激坂、走る意味なんてない
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海府大橋(12:08)
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足元が震える

ようやく『両津』の文字も出てきたが、まだまだ遠く気持ちは向いていかない。『ここは真更川です』という地名看板を皮切りに、『両津港41.2km』、佐渡ロングライド210の『60km』と、看板が3つ連続して現れた。何が観光名所なのかは走っている最中は知る由もなく、珍しいもの、気になった景色は取りあえず写真に収めておく。『船隠し岩』という名所にも当然認識はなく、たまたま撮った写真がそこだった。この船隠し岩の由来は諸説あるようだが、”船に税が掛けられていた時代、船主が税を逃れる為この入り江に船を隠した・・”とか、”源義経が奥州に逃亡する際、追っ手から逃れる為に48隻もの小舟をこの入り江に隠した・・”など説は様々。
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両津港の文字も出てきたが、まだ遠い
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佐渡と言えば朱鷺(トキ)  ※特別天然記念物、野生は絶滅。日中韓合わせて1,814羽しかいない
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船隠し岩(12:58)
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何だかスゲェ!

いよいよ亀らしき場所が見えてきた。海岸沿いの道路を緩やかに上っていくと、売店を備えたレストランが右手に見えてきた。事前に参加者のブログを見ていた為ここの存在は知っており、ソフトクリ-ムやカレ-ライスが食べれることも知っていた。実際ここで会ったベテラン男性ランナ-は、『これが楽しみなんだよ!』と嬉しそうな表情でソフトクリ-ムを頬張っていた。僕も食べてみたい気がしたが、ここは自販機のコ-ラで我慢する。しかしそれだけでも充分な補給になった。昨日フェリ-の甲板で話をした仙台の女性ランナ-も入れ替わり到着。ここは、大野亀。高さ167mの一枚岩が海に突き出ており、亀に見えることからそう名付いたらしい。この大野亀には登山道が整備され、麓から徒歩30分で頂上に登れるらしい。
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大野亀(左)  ※登山道が設けられ30分で頂上まで行けるらしいが、当然本大会のコ-ス外
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上りは歩いて体力温存  ※走ってもスピ-ドはそれ程変わらないし
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亀のオアシス(13:20)  ※ここでは是非ソフトクリ-ムを食べておきたい
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自販機コ-ラでしばし休憩

大野亀には脇目も振らず、一周道路を更に先へと進む。53.2㌔地点のコ-ス誘導は左へ。一周道路から離れ、二ツ亀自然歩道方面へと向かう。『佐渡のハイライト(主催者弁)』とも言うべき、この界隈。狭いコンクリ-ト路や石畳、岩場から成るこの若干足場不安定な二ツ亀自然歩道は、走るより景色を楽しみながら歩いた方がベストだろう。やがて、賽の河原に出た。海食洞穴には地蔵菩薩を中心に、無数の石地蔵が静かに並んでいる。そして、ついに2匹の亀を捉えた。その正体は大野亀同様、大きな岩島だった。しかし実際この時点では、どれが二ツ亀かも分かっておらず、ただ先へ進むことしか頭になかった。並んだ亀に見えるという『沖の島』と『磯の島』。二匹の亀がうずくまっているように見えることから名が付いたそうだが、今こうして写真を眺めてみると、二ツ亀にしても大野亀にしても全然亀に見えない。この二ツ亀と大野亀は『ミシュラン・グリ-ンガイド・ジャポン』で二つ星として掲載されている。佐渡は『金を中心とする佐渡鉱山の遺産群』として世界文化遺産の暫定リストにも記載されており、これまでの暫定リストからの昇格を見ても世界遺産に登録されるのは時間の問題だろう。世界遺産マニアとしては、これは放っておけない。ブログ作成を通して少しは佐渡の知識を得た今だからこそ思うが、今度はゆっくりカ-フェリ-に車を積んで、是非家族で訪れてみたいと思う。
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二ツ亀自然歩道
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賽の河原
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二ツ亀(13:52)  ※二ツ亀海水浴場は透明度に優れ、景観の良さからも人気が高い

二ツ亀に着くと、トイレ棟の直ぐ先に分岐がある。前を行くほとんどのランナ-は、観光客につられてか階段を上っていた。しかし僕の直ぐ近くにいた佐渡エコの経験者が、『そっちは違うぞ~!』と自信満々に叫んでいる。確かに上り切れば二ツ亀を眼下に見下ろせるビュ-ポイントではあったようだが、ランナ-としてはそんなことはどうでもいい。間違いだと知らされたランナ-は折角上った階段を仕方なくリタ-ン。総合1位でゴ-ルしたという女性もここで間違えたと、後に主催者は言っていた。仮に間違ったまま階段の先へ進んで行っても結局は一周道路に出るが、あくまで正規ル-トにこだわるのであれば、ここには絶対にコ-ス誘導は必要だろう。ここからしばらくは海沿いのコンクリ-ト舗装路を走り、やがて右上に見えていた一周道路に吸い込まれる。佐渡最北端となる弾崎(はじきざき)灯台は、灯台守夫婦を描いた映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台となっていて、記念像まで有るそうだ。最北端という響きが大変気になるが、最北端(灯台)は当然本大会のコ-ス外。やがて鷲崎地区に入ると、両津港まで残り28.8kmとなった。
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右の階段はコ-スアウト  ※多くのランナ-が間違えていた
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海沿いに直進  ※右上に一周道路が見える

坂道を上っている途中、横浜の男性と一緒になり、しばらく話をしながら走っていた。第2エイドが中々現れず、見落としたのかと2人とも内心焦っている。2人の4つの目で周囲の異変を探りつつ、その甲斐あって、コ-ス誘導の表示は無事発見。前にランナ-はおらず、左折箇所手前の矢印表示に気付いたからまだ良かったが、左折箇所の表示までも見落としたとすれば、それはかなり悲惨なことだ。前後にランナ-のいない単独走の場合、考え事でもしていたものなら見落とす可能性は極めて高い。そうすると次のエイドは更に33㌔先、考えるだけでゾッとする。そんな不運に見舞われたランナ-が、1人や2人くらいはいたのではないだろうか。左折後は、エイドに向かって一気に下る。上り返しを案じたが、その後エイドを発つ時は更に下るのでその心配はない。そして14:31、第2エイドの鷲崎ふれあいセンタ-(59.9㌔)に到着。予定より1時間遅れた。若干疲れが出始めてはいるが、度重なる辛い上りや迂回路(遊歩道)に予定外の時間を費やしてしまった。シュ-ズを脱ぎ、建物の中に入る。提供食は先程の第1エイドと同じ昼弁当(冷やしうどん、おかずセット)、それに今回はパックのおにぎりが付いた。同じものに飽きたこともあるが、あまり食欲もなく、無理して弁当だけ平らげた。おにぎりはザックへ。外のテ-ブルにも美味しそうなものが並んでいたが、弁当で腹一杯になったので、飲み物以外には目がいかなかった。
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通り過ぎたかと心配になってきた頃、コ-ス誘導が出てきた
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第2エイド 鷲崎ふれあいセンタ-(59.9㌔)
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昼弁当(冷やしうどん、おかずセット)、おにぎり
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梅干し、一口菓子(羊羹、どら焼き)、カステラ、バナナ、パン、笹包み(中身?)、各種ドリンク


つづく・・


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| 2017 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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