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第12回佐渡島一周エコ・ジャ-ニ-208km(2)~第1エイド(約30km)迄


・・前回の続き


いよいよスタ-ト当日の朝を迎えた。4時起床。僕の腕時計のアラ-ムが鳴るのと同時に、同室の各ランナ-のアラ-ムも一斉に鳴り響いた。外はまだ暗い。布団の上に座り、出走の準備を整える。飛騨高山ウルトラのTシャツ(水色)に前ゼッケンを付け、胃薬(ガスタ-10)とアミノ酸(アミノバイダル)を注入し、乳首にテ-プを貼る。ワセリンを肩や脇、内股周りに入念に練り込んでおく。内股付近は以前何度か痛い目に遭ったことがあるので、金玉にも多めに塗っておいた。朝食は5時から、昨日説明会が行われた地下一階のレストランにて。会場に着くと席は順に詰めるよう促され、悪代官の隣になった。出走前なので、さすがに昨夜のようにガツガツ食べる訳にはいかない。ご飯は大盛り2杯でやめておいたが、同じテ-ブルの細い女性は3杯平らげていた。部屋に戻り、ゼッケンを付け直す。夜は寒いだろうと先程まではTシャツで走る気でいたが、朝食会場でノ-スリ-ブ姿のランナ-を見て直前で考えが変わった。とにかく僕は極度の暑がりなので、Tシャツだと日中肩周りの暑さに耐え切れないだろうなと思った。最後に足裏にワセリンを練り込み、靴下を履く。水ぶくれ防止に良いそうなので、いつもより多めに塗っておいた(※見事対策的中!レ-ス後足裏のダメ-ジは皆無)。
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朝食会場
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朝食メニュ-  ※ご飯と味噌汁(お代わり自由)、鮭、昆布、漬物、イカ刺身、卵焼き、生野菜、揚げ豆腐、海苔

いよいよ部屋を出てスタ-ト地点(ホテル前の空き地)へと向かう。既にほとんどのランナ-が集まっており、集合写真の撮影は一足及ばず終わっていた。これから2昼夜かけて佐渡一周に挑むランナ-の井出達は次の通り。上はTシャツがほとんどで、日中暑くなる予報でもノ-スリ-ブ姿は僕を含め僅か数人程度。下はほとんどがランパンのみで、ハ-フタイツ、ロングタイツの順に少なくなる。背負うバックはトレランザックがほとんどで、容量10㍑~15㍑といったところか。中には6㍑程のザックのランナ-もいた。僕も当初は普段ウルトラ(100㌔)で使う6㍑のランザックで走ろうと思っていた。しかし次第に荷物は増え、とてもじゃないがそれでは納まらなくなってきた。同部屋のランナ-は荷物が6kgだと言っていた。僕の荷物総量は計量時点で4.4kgだったが、その後更に荷物は増え、大雨に備えてザックカバ-、眠気防止や胃膜対策にガムやチ-ズ、特売だったのでスニッカ-ズを更に一袋、足がパンパンに膨れ上がった際にはシュ-ズに切れ目を入れようとカッタ-を追加した。又、台風直撃(出遭う確率大)に備え、雨具は100均仕様の上下から登山用の本格的なレインウェア(ゴアテックス)に変えた。結果16㍑ザックでもパンパンになり、重さは6kgは超えていたと思う。そしていよいよ、スタ-ト時刻の6時。正確には僕の電波時計が6時を示してから10秒以上遅れ、緊張感のない緩々のレ-スが始まった。
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スタ-ト地点に集うランナ-
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全く緊張感のない緩々なスタ-ト(6:00)  ※僕の電波時計の時刻との誤差大
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スタ-トライン  ※チョ-クからテ-プに進化していた

スタ-ト後しばらくは、長い列の中に身を置いて走る。タイガ-マスクの覆面を被ったランナ-が、トラ模様のマントをたなびかせ颯爽と前を走っていた。初めての200㌔超の距離、ペ-スはあまり遅過ぎてもいけないし、かと言って早過ぎてもいけない。センタ-ライン寄りに走り、遅い集団は追い越していく。3㌔を過ぎ、春日崎にて公衆便所があった。既にランナ-はばらけている。ここまで何人か追い越してはきたが、スタ-ト位置がかなり後の方だった気もして、後ろにどれくらいランナ-がいるか心配だった。長丁場とは言え、後ろ過ぎると周りにランナ-がいなくなり、コ-スミスも犯しかねない。なるべくランナ-が付近に数人いる状況を常に保ちつつ、ただ淡々と走る。コ-ス上唯一のコンビニとなるSAVE ONが現れた。折角唯一であるにしても中盤や終盤なら良いのだが、スタ-ト後30分の5㌔地点では立ち寄る必要性がなく、ほとんどのランナ-が見向きもしない。
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コ-ス上唯一のコンビニ SAVE ON(6:32)

相川の町を抜けしばらく、左手に海を見ながら走っていると、初めてのコ-ス誘導(11.8㌔地点)が現れた。前にランナ-がいる為この段階で間違えることはないが、これが夜間の単独走ともなれば、かなり注意が必要だ。こういったコ-ス誘導(矢印)は注意箇所にしか設けてなく、基本、コ-スは左手に海が見えるよう佐渡一周線を進むことになる(仮眠所以降自ずと地図に頼るようになってくるが、初日は両津市内に入るまで地図は一切見なかった)。しばし前後する男性ランナ-が、僕以上に写真を撮りまくっている。きっとブログでもやっているのだろうか。2ヶ所目の誘導(13.7㌔)も直ぐ先に現れた。これは佐渡の名所である尖閣湾を望めるようにと、主催者側の配慮であった。万が一この2つの誘導を見落としたとしても遠回りを避けショ-トカットしただけで、結局は佐渡一周線上に居るのだから何ら心配はない。しかし折角の景色は堪能出来ないし、ル-ル的にも宜しくない。しかし後々思うことになるが、2日目辺りからコ-スミスする人は少なかれ存在し、16㌔余計に走っていたランナ-もいた。ル-トはどうであれ、ようは佐渡を一周すればいいのだ。
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注意箇所に設けられたコ-ス誘導(7:26)  ※小さくて見落とし易い
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佐渡の海を左手に従え、田園地帯を駆け巡る

佐渡屈指の景勝地、尖閣(せんかく)湾。中国との領土問題を抱える尖閣諸島とは、名前は同じだが別の場所である。昭和7年に文部省天然記念物調査委員がこの地を踏査した際、 天下の絶景と賞される北欧ノルウェイのフィヨルドにも勝るとも劣らず、東西両洋に対をなす海岸美だとして、尖閣湾と命名された。この切り立った景観を眺めながら、取りあえず写真に収めておく。その後尖閣湾揚島遊園にてブレイク。ここでは甘酒かコ-ヒ-が無料で1杯頂けると、昨日の説明会で聞いていた。店の女性はお代わりを快く勧めてくれ、遠慮せず数杯頂いた。しかし他のランナ-を見ていて驚いた。皆立ったまま一気に飲み乾し、直ぐにこの場を去ってゆく。これが超ウルトラの世界なのか・・。僕はイスにどっしり腰を据え、補食も摂りしっかり休んでおいた。休憩を終え、佐渡一周線に合流。この先どんな凄い景色が待っているのだろうと期待していたが、どうやら尖閣湾はこれでお終いのようだ。結局どこが見所だったのか、狐に騙された気分に包まれる。しかし今思えば揚島(及び展望台)を背景に入れた写真辺りが、主催者が配慮してくれた景観だったのだと思う。結局のとこ、満足のいく尖閣湾を味わうには、展望台に行く必要があったのだ。
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佐渡屈指の景勝地、尖閣(せんかく)湾  ※北欧フィヨルドに匹敵する海岸美として、そう命名された 
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揚島に架かる遊仙橋の下を、海中透視船が巡る
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尖閣湾揚島遊園にてブレイク(7:34)
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甘酒やコ-ヒ-等が頂ける  ※主催者はいずれか1杯と言っていたが、お代わりも勧められた

風情な町並みを抜け、未だに尖閣湾の絶景に期待している僕は、それらしい景観を見つけては立ち止まり写真に収めている。『佐渡一周線』という道路標識に初めて触れ、県道45号線がそれなんだと知る。長いトンネルが現れた。全長2㌔近くあるようだが、県道で日本一長いとされる地元の猪臥山トンネル(4475m)を経験しているだけに、それ程長くは感じなかった。トンネル内は明るくて、歩道があり走り易かった。
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どこか風情ある家並み
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予備知識がない中、未だに尖閣湾の絶景を探している
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ウェストバック(僕の半分以下の荷物)のランナ-もいた
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全長1910m  ※県道で日本一長い猪臥山トンネル(4475m)に比べたら、まだ短い方だ
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コ-ス上、トンネルは多い

地図は出していないし、今どの辺りを進んでいるのか自分自身全く分かっていない。まだ序盤も序盤なので脚は余裕だが、荷物が重過ぎるのか肩辺りに少し違和感を覚え始めた。『二ツ亀32km、大野亀30km』の文字が出てきた。その亀が一体何なのか、その正体はさっぱり分からない。仮にそこを第一目標に定めるにしても、距離的に気が遠くなる話だ。しかし他に頼る指標は何もなく、仕方なく先ずは『亀』とやらを目指すことにする。そして9:29、第1エイドの千本公民館(29.8km)に到着した。走り始めて3時間29分。別段意識はしていなかったが、到着目標は9時30分としており、計画通りの快走であった。シュ-ズを脱ぎ、公民館の中に入る。長テ-ブルに用意された食事の内容は、うどんとスパゲティ―(とおかず)、それで足りない人は一口おにぎりを好きなだけ。正に炭水化物集結のコシャリ(エジプト)のようなラインナップ。まだまだ僕の胃は元気。1、2個のおにぎりも含め、しっかりと糖分を蓄えておいた。何せウルトラは食べれなくなったら、その時点でジエンド。どんな車であれ、ガソリンが無くなれば1m足りとも進むことは出来ない。ゴザの上に横たわりリラックスしているランナ-もいたが、こんな序盤で長居する訳にはいかない。食事を終え、外に出る。100均で買っておいた持参の折り畳み式マイカップ(持参が義務)で、ドリンクを飲む。しかしこのエイド以降、マイカップの出番はなかった。ペットボトルは常に2本(エイドに着く頃には2本とも空)担いでいるので、マイカップが無くても空のペットボトルで充分代用出来たからだ。
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先ず目指すは、『亀』とやら
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公衆トイレは多くない
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第1エイド 千本公民館(29.8km)
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昼弁当(冷やしうどん、おかずセット)、一口おにぎり
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パン、バナナ、一口羊羹、カステラ、梅干し、スポ-ツドリンク・・


つづく・・


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| 2017 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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