上海ディズニ-ランド~スリランカ編(36)

上海ディズニ-ランド
・・前回の続き
上海浦東国際空港へは、夜明け前の5:30に到着した。
これまで散々顔を合わせてきた石上さんとは、いよいよこれで本当のお別れとなる。
僕らにとって、ましてや初海外となる娘にとっては、行く先々で石上さんに出会えたことは何よりも意味があった。
スリランカは国土が狭く、観光ル-トも限られてくる為、長く旅をしていると出会う可能性は必然的に増してくる。
しかしこれだけ会うだなんて、ただの偶然とは思えない。
ポロンナルワ、ダンブッラ、シ-ギリヤ、キャンディ、アダムスピ-ク、ヌワラエリヤ、ハプタレ-、エッラ、ゴ-ル、ヒッカドゥワ、コロンボ・・。
おまけにスリランカを出国する日も、フライトも同じだなんてほとんど奇跡に近い。

空港(上海浦東)にて石上さんと最後の別れ
空港を出るにはまだ早過ぎるので、しばらくベンチでナナに昨日の日記を書かせることにした。
日記は溜めると後々大変なことになるので、遅くても次の日までには書かせるようにしている。
しかし警備員に注意され、渋々その場を追いやられることになった。
どこで休もうが乗客の勝手な気もするが、さっさと入国すれ、と言いたかったのだろう。

昨日の日記を書く

朝7時
到着したタ-ミナル1の1階ATMにて、中国元を引き出そうと、慣れない操作に挑戦する。
空港での両替手数料が異常に高いことは知っていたので、それを避ける為の策である。
最近ではATMでのキャッシングがバックパッカ-の主流となっているが、未だ全て現金で持ち歩いている僕としては、この機械の操作には滅法弱い。
しかし、と言うか予想通り、これが思うようにいかなかった。
何度やっても現金を引き出せず、結局は諦め、仕方なく銀行で1万円を両替することに。
この大損はかなり痛く、次回以降二度とこんな事態に陥らぬよう、あえて残金が出るよう多めに替えておいた。

両替手数料、一回につき50元 ※世界最悪
さていよいよ、これから上海ディズニ-ランド(SDL)へと向かう。
先ずはリニヤ方面へと進み、リニヤ、メトロ辺りでコインロッカ-を探す。
しかしほとんどの中国人には英語が通じず、行ったり来たりを繰り返す。
結局空港タ-ミナルまで戻り、3階出発フロアのBaggage Depositという場所で荷物を預けることが出来た。
おそらく”コインロッカ-”という言葉自体が、そもそも万国共通ではなかったのだ。

ようやく見つけた荷物預け所
無駄な時間を荷物を預けるだけのことに費やし、ようやくメトロに乗れたのが9時頃。
時間は惜しいが高額なリニヤは避け、メトロを乗り継いでいくことにする。
先ずは2号線を2本、その後16号線を1本、更に11号線を1本乗り継いで、75分かけて終点の迪士尼駅(DISNEY RESORT STATION)に到着。
こうなるなら、夜明け前からさっさと移動しておくべきだった。
ただ、中国東方航空を使っている限り今度もSDLに来ることはあるだろうから、その時の参考となれば幸いだろう。

空港から地下鉄2号線に乗り、その後16号線、11号線と乗り継ぐ

地下鉄11号線終点、迪士尼駅
上海のディズニ-ランドは入園料が高いだけでなく、園内の飲食料金も高く、中国人からの評判は宜しくない。
しかしその為か、未開封のものに限り飲食物が持ち込めるというのが、貧乏人には嬉しい。
この迪士尼駅の構内にはファミリ-マ-ト(全家)があり、入園前にここで食料等を調達することが可能だ。
早速僕らもこの店で、夜までの食料や飲料の一切を買い込んでおいた。
値段はとても安く、どれも美味しそう。
中国に来る度に毎回思うが、コンビニの利用価値はかなり高く、日本のようにお高い感がない。
焼きそば弁当のみ温めてもらい、入園前に外のベンチで食べておく。

ファミリ-マ-ト(全家) ※安いし何でも揃う、利用価値大

今日一日分の食料 ※園内の食事は高過ぎるが、未開封につき持ち込み可能

荷物を減らす為、朝食は入園前に済ませておく

麻婆豆腐、厚揚げ付き焼きそば(各7.8元)、お茶(3.5元)
入園料金はただでさえ高いのに、休日になるとぐんと跳ね上がることも、更に評判を悪くする。
荷物検査はそれ程は厳しくなく、特に飲み物の開封状態をさっと見られるだけで済んだ。
久しぶりに来た、夢の国ディズニ-ランド。
子供が3人くらいの時までは毎年のように東京ディズニ-ランドに行っていたが、4人目以降、子供が7人となった今では随分と遠い存在になってしまった。
朝食を終え入園する頃には、既に11時を回っていた。

チケット売り場は空いている

休日大人子供で計874元(約1.3万円) ※休日料金が何故こんなにも高いのか

メインゲ-ト
しかし何のことはない、不評とは噂ばかりで、園内に入るとどのアトラクションにも長い列が出来ていて、結構な賑わいだった。
そのほとんどが中国人で、皆幸せそうな表情を浮かべている。
だが残念なことに、園内のスタッフにはエンタ-ティナ-性が一切なく、ただの遊園地に来ているような感覚しか抱けなかった。
アトラクションの説明は中国語のみだし、スタッフの大半は簡単な英語すら理解してくれない。
行列に並んでいると、顔の黒いナナは周囲からジロジロと見られ、中国人の好奇の的となった。
その辺りが中国人のすごいところで、相手の気持ちは考えず、指をさしてまで凝視してくる。



ナナ初めての遊園地が、ここ上海ディズニ-ランドとなった

昼食は巻き寿司(各6.5元)、オレンジシュ-ス(3.8元)、お茶 ※持ち込み分
最高75分待ちに並んだが、自分らが今何のアトラクションに並んでいるのかさえ、よく分かっていない。
時間を無駄に使ったと反省し、以降長蛇の列は避けるようにした。
とは言え、どこにも決まって列が出来ていて、こちらの思惑通りには進まない。
遅めの昼食にと持参した巻き寿司を食べ、後半戦は駆け足で移動することに決めた。
意外と乗れていないことに焦り始め、トゥモロ-ランド目指し走る。




休憩なしで貪欲に回っていたが、混雑は日本と変わらず ※評判の悪さから、ガラガラを期待したのに

夜のシンデレラ城

白雪姫
これだけは押さえておきたかったのが、トゥモロ-ランドの絶叫系。
一々荷物を預けなければならず面倒だったが、これが非常に良かった。
日本と同じアトラクションを想像していたが、ここではバイクに跨り、前傾姿勢になって暗闇を駆け抜けるという乗り物だった。
そのスリルもさることながら、これまでの行列が嘘のように、ここだけは何故か空いている。
ここぞ、とばかりに計4回乗った。
待ち時間は一切無く、出口を出て、再度入口で荷物を預け、長い通路間は全てダッシュした。
何もそれは僕らばかりではなく、ここにいる客の多くがダッシュで移動し、複数回乗っていた。
しかし4回も乗るとさすがに飽きてきて、最初の1、2回は頭を下げたり、大声で叫んでいたナナも、4回目ともなれば顔を上げ、景色を楽しんでいる余裕ぶり。
5回を目指していたが、安全にもう楽しくない。


TRON Lightcycle Power Run(バイク型ジェットコ-スタ-)
メリ-ゴ-ランド、手漕ぎボ-ト、鉄砲など遊具、パイレ-ツオブカリビア、綱渡り(30分待ち)、ディズニ-クル-ズ、コ-ヒ-カップ、ビックサンダ-マウンテン(55分待ち)、バズライトイヤ-、ショ-、世界旅行(75分待ち)、バイク型ジェットコ-スタ-・・。
20時閉園と聞いていたので、その前にピ-タ-パン(20分待ち)とシンデレラ城は根性で見ておいた。
そして閉園かと思っていた時刻を過ぎ、シンデレラ城での感動の一時。
最初こそたいしたことのない所だと軽視していたが、終わってみれば中国らしさも加わり、さすがはディズニ-ランドだったと大満足で園を後にした。
この夜見たあのシンデレラ城の光景は、僕は生涯忘れることはないだろう。
それはじっと見入っていたナナにとっても、きっとそうなるに違いない。

感動のフィナ-レ

結構楽しめた

地下鉄11号線 迪士尼駅

無事寝床をキ-プ ※空港内全てのベンチが埋まっていたが、ようやく空いた

僕も疲れた ※頭の上には知らない人の足
空港泊
※両替手数料(50元) 荷物預け(25元) メトロ(7元×2) ファミマ(焼きそば7.8元×2、巻き寿司6.5元×2、サンドイッチ5.8元、6.3元、おにぎり5.3元、5.8元、ペプシ3.8元、オレンジジュ-ス3.8元、お茶3.5元×2種、袋0.3元) ディズニ-ランド(休日大人499元、子供375元) メトロ(7元×2) 計1042.7元
日記は溜めると後々大変なことになるので、遅くても次の日までには書かせるようにしている。
しかし警備員に注意され、渋々その場を追いやられることになった。
どこで休もうが乗客の勝手な気もするが、さっさと入国すれ、と言いたかったのだろう。

昨日の日記を書く

朝7時
到着したタ-ミナル1の1階ATMにて、中国元を引き出そうと、慣れない操作に挑戦する。
空港での両替手数料が異常に高いことは知っていたので、それを避ける為の策である。
最近ではATMでのキャッシングがバックパッカ-の主流となっているが、未だ全て現金で持ち歩いている僕としては、この機械の操作には滅法弱い。
しかし、と言うか予想通り、これが思うようにいかなかった。
何度やっても現金を引き出せず、結局は諦め、仕方なく銀行で1万円を両替することに。
この大損はかなり痛く、次回以降二度とこんな事態に陥らぬよう、あえて残金が出るよう多めに替えておいた。

両替手数料、一回につき50元 ※世界最悪
さていよいよ、これから上海ディズニ-ランド(SDL)へと向かう。
先ずはリニヤ方面へと進み、リニヤ、メトロ辺りでコインロッカ-を探す。
しかしほとんどの中国人には英語が通じず、行ったり来たりを繰り返す。
結局空港タ-ミナルまで戻り、3階出発フロアのBaggage Depositという場所で荷物を預けることが出来た。
おそらく”コインロッカ-”という言葉自体が、そもそも万国共通ではなかったのだ。

ようやく見つけた荷物預け所
無駄な時間を荷物を預けるだけのことに費やし、ようやくメトロに乗れたのが9時頃。
時間は惜しいが高額なリニヤは避け、メトロを乗り継いでいくことにする。
先ずは2号線を2本、その後16号線を1本、更に11号線を1本乗り継いで、75分かけて終点の迪士尼駅(DISNEY RESORT STATION)に到着。
こうなるなら、夜明け前からさっさと移動しておくべきだった。
ただ、中国東方航空を使っている限り今度もSDLに来ることはあるだろうから、その時の参考となれば幸いだろう。

空港から地下鉄2号線に乗り、その後16号線、11号線と乗り継ぐ

地下鉄11号線終点、迪士尼駅
上海のディズニ-ランドは入園料が高いだけでなく、園内の飲食料金も高く、中国人からの評判は宜しくない。
しかしその為か、未開封のものに限り飲食物が持ち込めるというのが、貧乏人には嬉しい。
この迪士尼駅の構内にはファミリ-マ-ト(全家)があり、入園前にここで食料等を調達することが可能だ。
早速僕らもこの店で、夜までの食料や飲料の一切を買い込んでおいた。
値段はとても安く、どれも美味しそう。
中国に来る度に毎回思うが、コンビニの利用価値はかなり高く、日本のようにお高い感がない。
焼きそば弁当のみ温めてもらい、入園前に外のベンチで食べておく。

ファミリ-マ-ト(全家) ※安いし何でも揃う、利用価値大

今日一日分の食料 ※園内の食事は高過ぎるが、未開封につき持ち込み可能

荷物を減らす為、朝食は入園前に済ませておく

麻婆豆腐、厚揚げ付き焼きそば(各7.8元)、お茶(3.5元)
入園料金はただでさえ高いのに、休日になるとぐんと跳ね上がることも、更に評判を悪くする。
荷物検査はそれ程は厳しくなく、特に飲み物の開封状態をさっと見られるだけで済んだ。
久しぶりに来た、夢の国ディズニ-ランド。
子供が3人くらいの時までは毎年のように東京ディズニ-ランドに行っていたが、4人目以降、子供が7人となった今では随分と遠い存在になってしまった。
朝食を終え入園する頃には、既に11時を回っていた。

チケット売り場は空いている

休日大人子供で計874元(約1.3万円) ※休日料金が何故こんなにも高いのか

メインゲ-ト
しかし何のことはない、不評とは噂ばかりで、園内に入るとどのアトラクションにも長い列が出来ていて、結構な賑わいだった。
そのほとんどが中国人で、皆幸せそうな表情を浮かべている。
だが残念なことに、園内のスタッフにはエンタ-ティナ-性が一切なく、ただの遊園地に来ているような感覚しか抱けなかった。
アトラクションの説明は中国語のみだし、スタッフの大半は簡単な英語すら理解してくれない。
行列に並んでいると、顔の黒いナナは周囲からジロジロと見られ、中国人の好奇の的となった。
その辺りが中国人のすごいところで、相手の気持ちは考えず、指をさしてまで凝視してくる。






ナナ初めての遊園地が、ここ上海ディズニ-ランドとなった

昼食は巻き寿司(各6.5元)、オレンジシュ-ス(3.8元)、お茶 ※持ち込み分
最高75分待ちに並んだが、自分らが今何のアトラクションに並んでいるのかさえ、よく分かっていない。
時間を無駄に使ったと反省し、以降長蛇の列は避けるようにした。
とは言え、どこにも決まって列が出来ていて、こちらの思惑通りには進まない。
遅めの昼食にと持参した巻き寿司を食べ、後半戦は駆け足で移動することに決めた。
意外と乗れていないことに焦り始め、トゥモロ-ランド目指し走る。








休憩なしで貪欲に回っていたが、混雑は日本と変わらず ※評判の悪さから、ガラガラを期待したのに

夜のシンデレラ城

白雪姫
これだけは押さえておきたかったのが、トゥモロ-ランドの絶叫系。
一々荷物を預けなければならず面倒だったが、これが非常に良かった。
日本と同じアトラクションを想像していたが、ここではバイクに跨り、前傾姿勢になって暗闇を駆け抜けるという乗り物だった。
そのスリルもさることながら、これまでの行列が嘘のように、ここだけは何故か空いている。
ここぞ、とばかりに計4回乗った。
待ち時間は一切無く、出口を出て、再度入口で荷物を預け、長い通路間は全てダッシュした。
何もそれは僕らばかりではなく、ここにいる客の多くがダッシュで移動し、複数回乗っていた。
しかし4回も乗るとさすがに飽きてきて、最初の1、2回は頭を下げたり、大声で叫んでいたナナも、4回目ともなれば顔を上げ、景色を楽しんでいる余裕ぶり。
5回を目指していたが、安全にもう楽しくない。




TRON Lightcycle Power Run(バイク型ジェットコ-スタ-)
メリ-ゴ-ランド、手漕ぎボ-ト、鉄砲など遊具、パイレ-ツオブカリビア、綱渡り(30分待ち)、ディズニ-クル-ズ、コ-ヒ-カップ、ビックサンダ-マウンテン(55分待ち)、バズライトイヤ-、ショ-、世界旅行(75分待ち)、バイク型ジェットコ-スタ-・・。
20時閉園と聞いていたので、その前にピ-タ-パン(20分待ち)とシンデレラ城は根性で見ておいた。
そして閉園かと思っていた時刻を過ぎ、シンデレラ城での感動の一時。
最初こそたいしたことのない所だと軽視していたが、終わってみれば中国らしさも加わり、さすがはディズニ-ランドだったと大満足で園を後にした。
この夜見たあのシンデレラ城の光景は、僕は生涯忘れることはないだろう。
それはじっと見入っていたナナにとっても、きっとそうなるに違いない。

感動のフィナ-レ

結構楽しめた

地下鉄11号線 迪士尼駅

無事寝床をキ-プ ※空港内全てのベンチが埋まっていたが、ようやく空いた

僕も疲れた ※頭の上には知らない人の足
空港泊
※両替手数料(50元) 荷物預け(25元) メトロ(7元×2) ファミマ(焼きそば7.8元×2、巻き寿司6.5元×2、サンドイッチ5.8元、6.3元、おにぎり5.3元、5.8元、ペプシ3.8元、オレンジジュ-ス3.8元、お茶3.5元×2種、袋0.3元) ディズニ-ランド(休日大人499元、子供375元) メトロ(7元×2) 計1042.7元
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| '17スリランカ編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑