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各々のスタイルで乗鞍へ

8月11日。今日は『山の日』ということで、『自然公園ガイドツア-』が催された。これは高山市が行うイベントで、高山市民の親子が対象となる。これには事前申し込みが必要で、定員を超えれば抽選によって参加者が決まる。乗鞍スカイラインは一般車は通行出来ないので、普段行くとなれば1人2000円以上も払ってバスに乗らなければならない。しかしこのツア-ではバス代も含め、参加無料と言うのがとても嬉しい。是非とも妻に3000mの世界を味わってもらいたいと常々思っていたので、今回妻と4女ナナが幾つかあるツア-の中から『乗鞍岳剣ヶ峰親子登山ツア-』に参加することになった。

当日朝、集合場所となる丹生川支所まで妻と娘を送り届け、僕はそのまま平湯峠へと移動。畳平から3人で登っても面白くもないので、必然的に僕はスカイラインを走って上ることに。目論みとしては、山頂で一緒になれればいいなと思っている。乗鞍スカイライン入口となる平湯峠に駐車し、早速ランを開始。昨年は開通(閉鎖解除)に合わせ5月に2度走っているが、今年はこれが初めてとなる。8時20分に丹生川支所に集合と言っていたから、だいたいあの辺りですれ違うな・・。僕が事前に妻に告げていた通り、夫婦松で久々野観光のバスが過ぎ去っていった。しかし似たバスは多く、この時点で妻らがどのバスに乗っているかは知らなかった。
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乗鞍スカイライン入口(平湯峠)  ※必ず呼び止められ、幾つか職務質問を受ける
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夫婦松駐車場

久々に走るスカイラインは結構しんどかった。こんなに辛かったっけ・・。そう思える程、脚は重い。斜度は相当なものだが、標高の上がりが早い分、頑張り甲斐はある。曇り模様のこの天候のせいか、今日は自転車は少なそうだ。そんな中、既に下りてくるランナ-がいた。タフそうな男性だったが、格好からして畳平の往復だろうか。そしてその後、もう一人下るランナ-がいた。今度の男性はトレラン風だが、時間的に剣ヶ峰登頂はないだろう。ランは下りも辛いはずなのに、両者とも余裕の走りを披露され、まじまじと力の差を見せつけられた。スカイライン料金所ゲ-トとなる平湯峠から終点畳平までは標高差にして1018m、距離にして片道14.4km。歯をくいしばり1時間5分もがき続け、何とか標高を580m上げた所で休憩とした。例年の休憩場所と同じつもりでいたが、結局はやや手前だった。
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1時間5分で580m上昇

特大おにぎりを口一杯に頬張り、水分も補給。先程背中を捉えかけた自転車には休憩したことで再び差を付けられてしまったが、その後直ぐに追いつき、やがて追い越した。サイクリストの形態も実に様々で、追い込んでヒルクライムしている人には当然ついていけない。しかしファンライドで来ている大概の人は抜いている。そんなサイクリスト数台と前後しながら、急勾配のスカイラインを上り切った。ここには平湯・十石山登山口があり、今日はここから平湯に向けて下山するツア-(前述の高山市主催)も用意されている。先程から一気に寒くなり、薄手のジャケットを羽織り出した。晴天ならとても気分のいいウィニングロ-ドも、今日は視界も無く、何の楽しみもない。
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桔梗ヶ原  ※かなり寒い
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畳平

山の日の畳平は、すごい数の登山者で溢れていた。ツア-バスも多く、ツア-の団体客が隊列を成す姿があちこちに目立つ。鶴ヶ池を回り込むように先へ進む。ふと前方に、妻と娘の姿が見えた。妻らは9時50分に畳平到着後、開会セレモニ-等を経て、10時15分に登山開始している。どこまで進んでいるだろうかと走りながらずっと推測していたが、まだ如何程も進んでいなかった。僕が気付く前に、最後尾を歩く妻が僕に気付き、手を振ってくれた。歩きながら少しだけ話し、富士見岳方面へと向かう妻らとは別れた。僕は一気に剣ヶ峰へと突き進む。幅広の道で登山者を掻き分けながら走る。そして剣ヶ峰口となる肩ノ小屋に到着。その先狭い登山道には登山者がびっしりと張り付き、その多さは久しく見ていない程だった。脇に逸れては先行者を追い越す。辛い登りも、ゴ-ルが見えていると気は楽だ。蚕玉岳を通過し、次の一登りで剣ヶ峰に到着。標高3026mの乗鞍岳主峰へは、畳平からだとコ-スタイム1時間半程で来れる。
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ようやく妻らに追い着いた
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剣ヶ峰(最奥)が見えてきた
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蚕玉岳(標高2980m)  ※その先に剣ヶ峰
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剣ヶ峰(標高3026m)
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山頂は大混雑

あれだけの登山者がいる訳だから、山頂の込み具合は必至だった。腰を下ろしてゆっくりするような状況ではなく、この天候では眺望も望めない。写真を数枚撮り、直ぐに下山へと向う。登る時に通った頂上小屋。これまで何度か剣ヶ峰には来ているが、その存在を今回初めて知った。『最近建てたのだろうか・・』と先程は勘違いしていたが、山頂に至るル-トが結局2つあったのだ。下りではいつも通るル-トを辿ったが、先程は小屋経由のもう一方のル-トを初めて通っていたのだ。未だに登ってくる登山者は多い。足場は悪く、思うように走れない。ようやく肩ノ小屋まで下りてきた所で、再び妻らの登山隊に遭遇。妻とナナには軽く無視されたが、隊列を成すのに必死なのだろうか。
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登山者が絶えない
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再び妻ら  ※妻らはこれから登るところ

帰りは富士見岳を経由した。山頂では外国人アベックが寛いでいた。ここ数年、高山市街に限らず奥飛騨温泉郷やお隣飛騨市、更には北アの頂にまで外国人観光客が多く目立つようになってきた。かつて日本のバックパッカ-が世界各国を闊歩していたが、今では日本は外国人を受け入れる側に変わってしまった。畳平でしばし休憩。剣ヶ峰で休めなかった分、久々感がある。既に正午を回っているが、これから登るツア-も何隊かいた。高額なツア-代を払ってまで遥々やって来たであろうツア-一行を眺めていると、同じガイドツア-でも妻らのツア-は全て無料でなんてお得なんだと改めて実感。あくまで高山市在住の親子が対象だが、地元の山を身近に感じてもらおうと、山の日にこうしたイベントを開くということは大変有意義なことだと思った。来年以降も是非続けてほしい。
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富士見岳(標高2818m)
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畳平で準備運動をするツア-一行

今日は午後からの天候に保証がない。辺りは相変わらず深い霧に覆われており、肌寒さも伴っている。僕は最初の畳平到着以降ノ-スリ-ブ姿に戻っているが、周りは皆長袖やカッパなど防寒対策をとっている。天候に反比例するかのように、高山植物は綺麗に息づいていた。高山植物の女王コマクサを始め、イワギキョウ、イワツメクサ・・。後に妻に訊くと、運良く雷鳥も見れたそうだ。さて再び高低差1000mが待っている。走って上るのは当然きついが、走って下るのも中々辛い。この時ばかりは自転車が大変羨ましく、後方から猛スピ-ドで颯爽と抜き去っていく自転車を見ていると少し悲しくなる。それでも腐らず何とか1時間以上頑張り、標高2050mの望岳台まで下りてきた。平湯峠駐車場までは高低差にして後310m。展望台からは高峰の稜線は望めなかったが、手前の安房山やアカンダナ山が確認出来た。丁度上ってきたタクシ-もここで停車し乗客が眺望を楽しんでいたが、高いお金を払ってこの景色では本当に気の毒だ。乗客の婦人はここでの涼しさに驚いていたが、畳平に行けばその寒さに腰を抜かすだろう。そして平湯峠にて本日の山行は終了。お先に下山した旨と、これから温泉に行く旨のショ-トメ-ルを妻宛に入れておく。妻らはやっと肩ノ小屋に下りてきたそうだ。妻らは17時に丹生川支所に到着予定。僕はそれまでゆっくり、平湯で温泉に浸っていた。
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乗鞍スカイライン  ※ここは終点
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高山植物の女王 コマクサ
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ランは下りも辛い
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安房山(右)、アカンダナ山(左)
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平湯峠駐車場






平成29年8月11日(金祝) 天候曇り、僕


平湯峠(1684m) 8:36
標高2315m 9:41、9:47
畳平(2702m) 10:36、10:42
蚕玉岳(2980m) 11:14
剣ヶ峰(3026m) 11:19
富士見岳(2818m) 11:52
畳平 12:00、12:16
望岳台 13:22、13:32
平湯峠 13:53

所要時間:5時間17分
距離:33.7km



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乗鞍剣ヶ峰  ※ツア-参加の妻らも無事登頂
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