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悪魔の仮面~スリランカ編(32) 

2017年1月18日
ヒッカドゥワ~アンバランゴダ~ヒッカドゥワ



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悪魔の仮面
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巨大なウミガメ  ※画像はWEBより


アンバランゴダ(AMBALANGODA)。
この町を有名にしているのは、悪魔の仮面。
スリランカの土産物として人気のあるこの仮面は、元はと言えばこの地域の伝統的な悪魔祓いの儀式に使われていた。
町を歩くと仮面を作る工場や仮面を売る店を多く見かけ、この町がマスクの町なんだと実感することになる。


当初アンバランゴダでは宿をとる予定でいたが、ヒッカドゥワの海に魅せられたこともあり、日帰りでの訪問となった。
ヒッカドゥワのバスタ-ミナルから16分、海沿いを走っていたバスは最早次の町に着いていた。
このアンバランゴダの町は想像していたよりも大きく、それはヒッカドゥワの比ではない。
ただツ-リストの数は極端に少なく、これもヒッカドゥワの比ではない。
思いの外早くこの町に着くことが出来、目指す博物館へもすんなりと辿り着けた。
まだ開館の8時半にはなっておらず、取りあえず時間潰しがてら、海へと向かうことにした。
海に着くと、綺麗な砂浜が大変心地良く、地元男性が子犬を3匹海水に浸し、体を洗っていた。
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海で見かけた母子犬

海辺には木舟を彫る工房があり、彫師の男性は、通りがかりの僕らを快く見学させてくれた。
そして再びてくてく歩き、仮面博物館へ。
ここには悪魔祓いの儀式や喜劇に使われる仮面が多く飾られており、どれも表情豊かで興味深い。
2階には様々な仮面が所狭しと飾られており、全てに値札が付き、販売価格が明示されている。
しかしその値段の高さに、僕は手を出せなかった。
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仮面博物館  ※ショ-ル-ムとワ-クショップが併設されている
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博物館には等身大の人形や
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不気味な仮面
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ショ-ル-ムの品には全て値段が付いている

折角なので、博物館に併設された工房も覘いてみることにした。
そこでは彫師が4人、塗り師が2人、黙々と仮面作りに精を出していた。
じっと見学していると余程見学客が珍しいのか、塗り師の計らいで、急遽ナナが色塗りに挑戦することになった。
子供はこういう作業が根っから好きなようで、最初こそ遠慮がちだったが、やり始めると次第に夢中になっていた。
そして顔の上半分に青色を塗り終えたところで、ナナに筆を置かせる。
僕が止めなければ最後まで塗ってしまいそうな勢いだったが、きりがないのでやめさせた。
ナナの塗ったのは当然下地なのだろうが、これも実際の商品として高値で売られることになる。
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下書きをし
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一気に削る
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見学していたら、色塗り体験をさせてもらえた

ゴ-ルロ-ドを周回し、バスタ-ミナル方面へと戻る途中、一軒の仮面屋を覘いてみた。
隣には工房があり、店主が工房で作った商品が、店舗にぎっしりと並べられている。
値段も表示されていたが、どれも一様に高い。
店主はしきりに値下げプライスを言っていたが、それでもまだ十分に高い。
先程の仮面博物館といい、どうやらアンバランゴダの仮面はどこも高いようだ。
仮に無理して買ったとしても、あの不気味さでは、家のどこに飾っても家族には不評だろう。

バスに乗り、ヒッカドゥワへと戻る。
朝食と昼食を兼ね、一目散に裸親父の食堂へ。
親父は喜んで僕らを迎え入れてくれ、今回も腹一杯食べさせてくれた。
この町にいる限り、食費は水も含め、1日2人400ルピ-で納まりそうだ。
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裸親父の作るライス&カリ-は
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とても美味い

宿に戻り荷物を置き、正午前には海に入れた。
今日は風もなく、かと言って、カンカン照りでもなく、絶好の海水浴日和。
最初のうちは宿向いの場所で泳いでいたが、直ぐに砂浜を南下した。
珊瑚のポイントに着くと、今日もその魚の数に驚く。
上から眺めているだけでも、その光景には圧倒された。
こんな時に石上さんがいてくれたらな・・、そう思うのは2日連続のこと。
そして今日も、石上さんはグットタイミングで現れた。
しかし残念ながら食事の帰りのようで、水中メガネは持ち合わせていなかった。

その後、石上さん情報で更にビ-チを南下する。
教わった通り、赤い三角屋根の高級ホテル裏のビ-チに行くと、ウミガメを見ることが出来た。
全長1.5mはある大きなウミガメが波に身を任せ、気持ち良さそうにプカプカと浮いている。
慣れているのか人間を全く恐れることもなく、自分の居場所は把握しているようで、決して深い方へは流されないでいる。
そんなウミガメは、観光客に大人気だった。

ここで、一旦宿へと戻っていた石上さんが再び登場。
早速水中メガネを借り、ウミガメと同じ目線で、浅瀬にプカプカと浮いてみた。
海中からウミガメを見ていると、自分も海の生物の一因になった不思議な気分になってきた。
珊瑚のポイントへと歩いて戻り、ここでも水中メガネを借り、今日も存分に海の世界を楽しませてもらった。

そして夕方4時、そろそろこの海と別れる時が来た。
かなり楽しませてもらった、ヒッカドゥワの海。
泳ぐ場所によって、毎回いくつもの顔を見せてくれた。
直ぐ深くなる所もあれば、遠浅の所もある。
荒波が来れば、穏やかな波も来る。
珊瑚礁にはカラフルな魚たちが集まり、巨大ウミガメがプカプカと浅瀬に浮かんでいる。
毎日泳いでいても決して飽きることのない、ス-パ-ロングビ-チであった。
ヒッカドゥワがスリランカ一人気のビ-チリゾ-ト地である意味が、数日滞在して良く分かった。

宿に戻り、水シャワ-を浴び、部屋前のテ-ブルでナナに日記を書かせる。
今日は風もなく、一日とても過ごし易かった。
朝早かったせいか、しきりに眠気が僕の眼を襲ってきた。
それでも何とか持ち堪え、夕日の時刻。
しかし今日は曇り空で、3度目のサンセットショ-は見られなかった。
この宿、この場所が僕は好きだった。
海を眺めながら、道路の雑踏を眺めながら、夕日を見ながら、アラックを飲みながら、この場所で過ごす一時が何よりも至福の時だった。
だから結果、延泊して3泊もしてしまった。

夕食をとりに、町に出る。
考えるまでもなく、目指すは裸親父のボロ食堂。
何も言わず席に着く。
ライスはもうない・・と、親父が顔を合わせるなり言ってきた。
店を出ようかとも思ったが、親父が何やら硬そうなパンを指さし、これでいいかと尋ねてきた。
この店に来るのもこれで最後なので、僕らも直ぐに快諾。

しばらくして順次テ-ブルに運ばれてきたのは、おそらくこの日の余り物。
今夜も閉店前の残飯処理を任された。
最初こそ盛り付けてはくれたが、親父も面倒になったのか、終いにはおかずの入ったボウル毎テ-ブルに置かれた。
一見不味そうに見えるパンは、外はカリッとして中はフワフワで、意外にも結構いける。
それにパンとおかずとの相性は良く、今夜も結局、限界まで食べさせられることになった。
これで最後だ・・と親父に告げると、親父はとても寂しがり、ブラックティ-を各々2杯サ-ビスしてくれた。
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閉店前の残飯処理  ※終いにはボウル毎持ってこられた
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パンも合う

娘の体を見た親父は、蚊に刺された跡が多いことを気にかけてくれ、手や足や首、腹や背中(Tシャツをめくってまでして)と体全体に虫除けのクリ-ムを入念に塗ってくれた。
そして会計時、200ルピ-のはずが、親父は結局150ルピ-しか受け取らなかった。
このボロ食堂には、ヒッカドゥワ滞在中、計5度通った。
ヒッカドゥワでの食事全6回のうちの5度。
この親父がいなかったら、この店がなかったら、間違いなくこの町に3泊もしなかった。
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虫刺されの跡を見て、虫除けクリ-ムをたっぷり塗ってくれた
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裸親父との別れ  ※色々と有難う。僕らはこれでこの町を出ます


ヒッカドゥワ・Rosand waves泊-Rs.2000


バス(ヒッカドゥワ~アンバランゴダRs.42) 惣菜パン(Rs.10×2) バス(アンバランゴダ~ヒッカドゥワRs.50) 昼食(裸親父の店、ライス&カリ-Rs.100×2) 宿(Rs.2000) ビスケット(Rs.30※ナナお使い) 夕食(裸親父の店、パン&カリ-Rs.150※お別れ)  計Rs.2492
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| '17スリランカ編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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