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第6回飛騨高山ウルトラマラソン(4)~家族より一足先に


・・前回の続き


第4関門の国府BGで家族に見送られ、いよいよ終盤戦へと突入する。BGを出て直ぐ先、今年も日本酒を並べた私設エイドがあった。昨年同様今年も引き込まれそうになったが、飲んだら順調な体に異変が起きそうな気がしたので、ここは敢え無く我慢。目の前の裏道を根気よく走り、やがて線路を渡り、国道41号を横断。宮川も越え、反対方向の裏道に出ると、知人がボランティアの道案内で立っていた。ここからしばらくは完全に僕のテリトリ-で、日々走っている街道だ。13:56、第18エイド(村山公民館、77.9㌔)に到着。今年もさるぼぼの出迎えを受ける。家族とはこの先の空き地で会えた。ほんの数秒の僅かな再会ではあるけれど、一目見るだけで、一言二言会話するだけですごく元気になる。私設エイドにも助けられながら、14:32、第20エイド(グリ-ン薬局前、82.8㌔)に到着。ここで再び家族に会い、一時の息抜き。心優しきエイドのお姉さんは、遠くから遠慮がちに僕の姿を見守る子供らの元に駆け寄り、何やら提供物を与えてくれた。どこのエイドも一種独特の雰囲気があり、ランナ-にとっては正に戦場の中の唯一のオアシス。その圧倒的なオ-ラから、部外者は容易には近付けないのだろう。それを察しての応援者(家族)に対する気配りは、正に神対応だった。
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第18エイド(村山公民館、77.9㌔)
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私設エイドが有り難い
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第20エイド(グリ-ン薬局前、82.8㌔)
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エイドでむさぼる僕
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オレンジ、ぶどう
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丹後がに饅頭  ※丹後ウルトラからの提供品

家族と別れ、迫りくるゴ-ルを目指す。この先(西高から公文書館まで)しばらく辺鄙な所を走るので、家族には最終関門となる公文書館で待っていてくれるよう頼んでおいた。西高まで来れば71㌔の部は間もなくゴ-ルを迎えるが、僕ら100㌔の選手はここから更に清見方面へと遠回りしてこなければならない。練習でも一度走っておきたかったが、今一この辺りの場所は把握出来ていない。15:10、第21エイド(八日町新鮮野菜販売所、87.4㌔)に到着。冷えたプチトマトがとても美味しかった。さてこれから、最後の難関、名無し峠へと向かう。昨年はこの坂で復活の狼煙を上げ、目の前のランナ-を全てごぼう抜きした良き思い出がある。そんな相性の良い坂ではあるが、今回はこの思惑は大きく外れてしまう。この坂は全て走り切るつもりでいたが、脚が異常に重く、上りはほとんど歩く羽目に。こんなに坂多かったっけ・・。非情にも時間だけが膨らみ、これまで築き上げた蓄えも徐々に消えていった。15:47、第22エイド(メカトロニクス高山メガソ-ラ-パ-ク付近空き地、91.0㌔)に到着。結構苦しめられた、この最後の区間。そんな時に限って、カメラマンが道路脇に潜んでいた。
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乗鞍岳(右)を背に
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第21エイド(八日町新鮮野菜販売所、87.4㌔)
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北アルプス 笠ヶ岳(左)、穂高連峰(右)
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冷えたプチトマト
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荘川町郷土料理 どぶ汁
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ラスボス峠(仮称)へと向かう  ※走り切るつもりだったが、脚が重くて走れない
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第22エイド(メカトロニクス高山メガソ-ラ-パ-ク付近空き地、91.0㌔)
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辛い時に限ってカメラマンが潜んでいる

そして16:03、第5関門(公文書館、93.3㌔)へとようやく辿り着く。家族を随分待たせてしまい、娘も心配していた。このエイドも中々豪華だ。ここで最後の補給を行うべく、様々な特産品でランナ-をもてなしてくれる。猪汁、わらび餅、清見サイダ-・・。昨年まではここで飛騨牛も出されていたが、胃は相当疲れており、この距離では喉を通らない。そんなこともあり、今年からは丹生川関門での提供となった。家族らはここでも遠慮がちに道路から僕の様子を伺っている。そんな哀れな状況を、又もや心優しきお姉さんが察してくれた。僕がエイドを発った後、子供らは何やらたくさん頂いたようだ。
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この区間かなり辛かった  ※娘に何か言っている
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第5関門 公文書館(93.3㌔)  ※今年からここが最終関門になった
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わらび餅  ※大きくて高級な感じ
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飛騨清見サイダ-
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家族に見送られ

16:19、95㌔通過。いよいよラスト5㌔のカウントダウンに入った。16:27には第24エイド(八日町空き地、96.0㌔)に到着。ここで残り4㌔となる。飲み物を軽く口に含み、最後のエイドに御礼を告げた。残り3㌔には気付かず。そして16:41、残り2㌔。現れたのが残り3㌔でなく、残り2㌔で良かった。目の前に聳える飛騨山脈(北ア)の白い名峰が、ここまで100㌔近く走ってきたランナ-をゴ-ルへと導いてくれる。16:47、残り1㌔。この辺りが、今年からコ-ス変更した箇所なのか。最後の最後で信号に捕まるのを避ける為、今年からコ-スを変えた、と昨日の説明会で言っていた。しかし結局は同じ信号に出てしまい、今年もここで長い信号待ち。結局、コ-ス変更の意味はなし。数秒を争う上位ランナ-でなくとも、ゴ-ル直前での30秒近いロスは痛すぎる。折角警備員がいるのだから、ましてや車は全く来ないのだから、少しくらいは融通を利かせて通らせてほしい。それでも交通ル-ル遵守にこだわるならば、完全にこの信号をコ-スから外してほしい。ランナ-の不満はつのるばかりだ。
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95㌔通過(16:19)
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第24エイド(八日町空き地、96.0㌔)
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残り2㌔(16:41)
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北アに吸い込まれるような、正にウィニングロ-ド
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残り1㌔(16:47)

長い信号待ちにぐっと耐えた後は、ビックアリ-ナへと続く最後の直線に入る。最後くらいはと全速力で飛ばし、次第に会場のアナウンスが大きくなってきた。沿道の歓声も増し、会場入り口で左折。いよいよゴ-ルの体勢に入り、子供を探す。昨年は大志を抱っこしてゴ-ルしたが、今年は一花を抱っこして、大志とは手を繋いでゴ-ルするつもりでいた。しかしどこにも家族の姿は見当たらず、一人寂しくゴ-ルテ-プを切った。あれ、家族は一体どこだ・・。会場エイドで腹を満たし、しばらく家族を探す。そして諦めかけた頃、ようやく妻が現れた。どうやら駐車場に迷った挙句、シャトルバスで今着いたのだという。出走前のショ-トメ-ル(昨日の場所に停めれるよ・・)は、僕の送信ミスで違う相手に届いていた。これで今年3本目の100㌔も無事完走で終えることが出来た。次はいよいよ今年の大本命、9月の佐渡一周208㌔。昨日の説明会流で言えば、100㌔なんてただのウォ-ミングアップに過ぎない。夜通し走ったことなんて勿論ないし、幻覚幻聴もまだ未経験。さくら道に向け、いよいよ僕は次のステップへと入る。
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ゴ~ル!  ※一花を抱っこするはずが、家族より先に来てしまった
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たまには記念に
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完走証と完走メダル



第6回飛騨高山ウルトラマラソン


距離:100km
時間:12時間09分33秒
順位:548位/1831人(男子)
完走率:75.2%(1377人)
経過:Start(0:00:17)、10km(0:56:55)、20km(1:58:56)、30km(3:10:43)、40km(4:31:55)、50km(5:33:54)、60km(6:45:21)、70km(8:09:47)、80km(9:24:19)、90km(10:52:41)
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| 2017 | 14:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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