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日光東照宮~日光の旅(2)

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世界文化遺産 日光の社寺



【日時】平成29年4月1日(土) 旅行2日目
【場所】鬼怒川温泉~日光~自宅



旅行2日目。伊東園は朝食も豪華だ。品数豊富なおかずを一通り掻き集め、ご飯は大盛り3杯を軽く平らげた。外国人が僕らのテ-ブルを見て驚いていた。刺身や温泉卵、味噌汁や納豆に梅干し等、外国人が泊まるのにこんないい宿はないだろう。値段は驚く程安く、世界を旅していてもこれだけコスパの良い宿はまず有り得ない。今回僕らは”訳あり”の南館に泊まった。通常1泊2食付きで大人税別7800円だが、本館から離れた南館は税別6500円とややお得(しかし6人ともなれば、この差はデカい)。食事や入浴の度に屋外移動を伴うという不便さを価格に反映させたものだが、多少面倒さはあったものの、それ程苦にはならなかった。部屋は若干くたびれた感はあったが、これは伊藤園、湯快リゾ-ト共通のことで今更驚きもしない。
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朝食バイキング  ※ここぞとばかりに一日分を食い溜めておく
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南館(写真は本館)に宿泊  ※この屋外通路の不便さを我慢すれば、宿代は1300円引
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初めてのビリヤ-ド

日光東照宮。日本を代表する世界遺産『日光の社寺』の中で、最も重要かつ有名な場所。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を祀る神社である。日本全国の東照宮の総本社的存在でもあり、正式名称は『東照宮』だが他の東照宮と区別する為、『日光東照宮』と呼ばれている。現在の社殿群はほとんどが寛永13年に3代将軍家光によって建て替えられたもの。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、その豪華絢爛な美しさは正に圧巻の一言。全国各地から集められた名工によって、柱等には数多くの彫刻が施されている。
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世界遺産 日光東照宮
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五重塔(重要文化財)  ※1815年の火災に遭い、1818年に再建された

『見ざる・言わざる・聞かざる』で有名な、三猿。神厩舎(しんきゅうしゃ)には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されている。中でも『見ざる・言わざる・聞かざる』の彫刻は世界的にも有名で、海外では『Three wise monkeys』と呼ばれている。小さい頃は何にでも興味が湧くが、悪事を見たり、悪事を言ったり、悪事を聞いたりしない。良い事だけを受け入れて、素直な心で育って欲しいという意味が込められているそうだ。三猿の彫刻は昨年6月に取り外され、美装化修理が行われていた。しかしこの度8面全てが竣功し、丁度今日からのお披露目となる。前回の修理は昭和27年であり、実に65年ぶりの修理であった。
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神厩舎(重要文化財)
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『見ざる・言わざる・聞かざる』で有名な三猿

陽明門(ようめいもん)。日光を象徴するこの陽明門も、平成の大修理が行われていた。昭和の修理以来実に44年ぶりのことだったが、今月10日に陽明門は竣功。日本で最も美しい門とも言われ、一日中見ていても飽きないことから『日暮の門』とも呼ばれている。故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など数多くの彫刻が施され、思わず目を奪われてしまう。
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陽明門(国宝)
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一日中見ていても飽きないことから、『日暮の門』とも呼ばれている
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高校生になりスマホを買ってやった  ※妻と子供3人はスマホだが僕は未だにガラケ-

眠り猫。『想像の象』『三猿』と並ぶ日光三彫刻の一つとなる。左甚五郎作と伝えられており、牡丹の花に囲まれた猫が日の光を浴びうたた寝をしている姿が愛らしい。猫は前足をしっかりと踏ん張っているようにも見え、これには幾つか説がある。家康を護る為、寝ていると見せかけ、いつでも飛びかかれる体勢なのだとか。平和な時代の象徴という説もあり、眠り猫の真裏には雀の彫刻があるが、猫が起きていれば雀は食われるが猫が居眠りしている為雀と共存出来ているというのだ。ここも昨年6月15日より美装化修復の為取り外されていたが、昨年11月28日に竣功。眠り猫の修理は実に59年ぶり。新しく蘇った眠り猫、陽明門、三猿の全てが出揃った記念すべき平成29年3月31日。偶然にも、僕らは丁度この日に東照宮を訪れていた(今知ったが)。
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眠り猫(国宝)  ※日本一有名な猫らしいが、僕はこの時初めて知った
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裏面は雀
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奥宮(重要文化財)
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鋳抜門(重要文化財)
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昇龍と降龍

唐門(からもん)。創建1617年、再建1636年(寛永13年、江戸時代前期)の本殿を守護する正門であり、四辺に唐破風(からはふ)造りの屋根が備え付けられていることから『四方唐破風造(しほうからはふつくり)』とも呼ばれている。江戸時代には、この唐門は将軍に拝謁できる身分の者(勅使・幕臣・大名等)だけが通ることを許されていた。全体が胡粉で白く塗られ、『舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)』等、繊細な彫刻が随所に施されている。陽明門と比べると一見見劣りするが、この唐門に施されている彫刻は何と611体。この数は陽明門の508体を上回る。
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唐門(国宝)
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舜帝朝見の儀  ※正月に舜帝が多くの役人達から新年の挨拶を受けている場面
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さすがは日光、観光客が多い

鳴き龍(なきりゅう)。ここも眠り猫と同じぐらい見逃せない場所。天井に描かれている龍の下でバチを打つと音が共鳴し、鈴を転がしているような龍の鳴き声が聞こえてくる。バチを鳴らす場所によっては音は共鳴しない。察するに、実際絵は関係なく、建物の壁や柱など位置的、構造的な現象なのだろうと僕は思う。この薬師堂の天井には狩野派の狩野永真安信によって描かれた8mの龍の水墨画があった。しかし1961年(昭和36年)火災によって薬師堂は焼失し、その後建物は再建され、日本画の巨匠・堅山南風によって龍の絵も再現された。
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廻廊(国宝)  ※日本最大級の花鳥の彫刻が飾られている(右の廊下外壁)。正面は薬師堂
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薬師堂(重要文化財)  ※鳴き龍は必見!

想像の象。三神庫の一つである上神庫(かみじんこ)の屋根の下に、白と灰色の2頭の象の彫刻が施されている。これは江戸時代の狩野派を代表する絵師・狩野探幽が下絵を描いたものだが、当時の日本にはまだ象はいなかった。その為、探幽は文献や人から伝え聞いた象を想像して描いたのだという。こんな感じで見所満載の日光東照宮。滞在はここだけで2時間にも及んでいた。遥々来た甲斐はあった。日本人なら是非、生涯一度は訪れておきたい。ただ、ここで一つ注意が必要。境内は広く見所も多いが、チケット購入時にパンフレットの類はもらえない。僕は今回、図書館で借りておいたガイドブックを持参していたから良かったが、もしそうでなかったら間違いなく大半を見過ごしていたと思う。
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上神庫(重要文化財)
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狩野探幽作『想像の象』
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想像以上に見応えがあった


つづく・・


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