満月のカタラガマ~スリランカ編(25)
2017年1月12日
ウェッラワ-ヤ~カタラガマ

聖なるマニック河で沐浴する人々

聖地カタラガマ
1月12日、今日はポ-ヤデ-。
スリランカで多数を占める仏教徒は、満月の日を『ポ-ヤデ-』と呼び、仕事を休み、寺院へ参拝する聖なる日としている。
その最も重要な日に、最も重要な場所を訪れることになったのは、果たして偶然なのだろうか。
今日がポ-ヤデ-だということは、昨日ウェッラの茶屋でたまたまカレンダ-を見て知った。
実は今日は、僕の44歳の誕生日でもある。
毎年海外で歳を一つ重ねているが、今回は体調を崩し、最悪のバ-スデ-となった。
ここは聖地、カタラガマ。
スリ-パ-ダと並ぶスリランカきっての聖地で、この地にすむカタラガマ神は例えそれが悪事であろうとどんな望みも叶えてくれる・・、と人々から信じられている。
その為、この神様の人気はすごく、人々はこの世のありとあらゆる苦しみから逃れる為、又、あらゆる欲望を満たそうと、ここに集まってくる。
ウェッラワ-ヤ~カタラガマ

聖なるマニック河で沐浴する人々

聖地カタラガマ
1月12日、今日はポ-ヤデ-。
スリランカで多数を占める仏教徒は、満月の日を『ポ-ヤデ-』と呼び、仕事を休み、寺院へ参拝する聖なる日としている。
その最も重要な日に、最も重要な場所を訪れることになったのは、果たして偶然なのだろうか。
今日がポ-ヤデ-だということは、昨日ウェッラの茶屋でたまたまカレンダ-を見て知った。
実は今日は、僕の44歳の誕生日でもある。
毎年海外で歳を一つ重ねているが、今回は体調を崩し、最悪のバ-スデ-となった。
ここは聖地、カタラガマ。
スリ-パ-ダと並ぶスリランカきっての聖地で、この地にすむカタラガマ神は例えそれが悪事であろうとどんな望みも叶えてくれる・・、と人々から信じられている。
その為、この神様の人気はすごく、人々はこの世のありとあらゆる苦しみから逃れる為、又、あらゆる欲望を満たそうと、ここに集まってくる。
連日の移動、今日は7時10分に宿を出る。
立地、部屋の暗さ、鍵の不具合など、結果として今一な宿だった。
少し離れたバス停まで歩いて行き、しばらくバスを待つ。
しかし一向にバスはやって来ず、非情にも時間ばかりが過ぎてゆく。
来ないバスを待っていても仕方がないと、早めにバスに見切りをつけ、町方面へと歩き出した。
昨日散々道に迷ったこともあり、宿はとても遠く感じていたが、歩いて20分程の距離だった。
重荷を背負っているとは言え、さすがに今日までは誰も止まってはくれなかった。
タ-ミナルに着くと、タイミングよくバスは発車。
そしてバスに乗ること1時間15分で、中継となる町に着いた。

運転席横の荷物置場 ※ハンドルを切る度にバックが横滑りし、運転を妨害

予期せぬ町で降ろされた
予想より随分早い到着だったなと疑いつつも、次に向うカタラガマ行きのバスを待っていた。
しかし、どうもここは中継の町ティッサマハ-ラ-マではないことがふいに分かった。
どうやらここは、ティッサとの中間辺りに位置するタナマルウィラという町のようだ。
通りで早かった訳だ。

バスタ-ミナルのスナック屋

パンケ-キとムルック(辛味のラ-メンスナック)
しばらくタ-ミナルでバスを待ち、ようやく本来の中継地ティッサへと向かうバスに乗り込んだ。
そして乗車すること1時間、ティッサマハ-ラ-マに到着。
到着後乗り継ぎ2分で、今度はカタラガマに向けバスは走り出した。
さすが聖地に向かうバスだけはあり、車内はスリランカ人一色で既に満杯。
ナナは最前列左の窓側席を無理に詰めてもらい、僕は運転席隣の荷物置き場を勧められ、そこに座った。
必然的に僕だけ後ろ向きとなり、車内の全視線を浴びる格好になる。
目のやり場に戸惑いながらも、30分かからずしてカタラガマに到着。

ティッサマハ-ラ-マのヤ-タラ・ダ-ガバ ※バス車窓より

カタラガマ到着
心配していた宿探しは、バスタ-ミナル向かいにあるYMBAにて何とか決まった。
ここは仏教徒が泊まる巡礼宿で、3ベット780ルピ-とこれまで泊まった中では断トツの安さ。
その安さ故に、どんな部屋かと身構えて向かっていった。
しかしドアを開けると意外にも悪くない、古さこそあれ、僕ら的には普通の部屋だった。

スリランカ人向けの巡礼宿、YMBA Rest ※激安だが、悪くない
宿の受付で勧められた食べ放題の店NISHADIホテルへ、昼食をとりに行く。
チキンか魚のいずれかを選び、ベジタブル6種とライス2種は食べ放題。
ベジはどこにでもあるような内容で普通に美味しかったが、チキンはヤバいくらいに辛かった。
キリバットもあり、当然食べ放題かと思っていたが、別料金を取られショックを受ける。
そうならそうと、最初に言ってほしかった。

NISHADIホテルの食べ放題 ※まずはチキンRs.200か魚Rs.160を選ぶ

チキン又は魚は1皿のみ(激辛)、キリバットは別料金、それ以外は食べ放題
土産物や供物を売る店がひしめく一帯を抜け、マニック河へと辿り着く。
人々は河で祈り、石鹸で頭や体を洗い、洗濯をし、泳ぎ、そして歯を磨いていた。
茶色く濁ったその色からも、自ずとインドのガンジス河を思い出してしまう。
綺麗であるはずがないし、清潔とは到底言い難い。

人々は体を洗ったり

髪を洗ったり、洗濯したり

歯を磨いたりしている
僕もこの聖なる河で沐浴するつもりでいて、パンツの着替えは予めバックに入れてある。
しかし河を目の前にし、一瞬止めようかと尻込みしてしまった。
だが後悔することは目に見えており、思い留まり、橋から離れた位置にて静かに入水。
河床は泥でヌルヌルして、かなり気色悪かった。
更には、時折得体の知れない物を踏みつけ、見えない物に対する恐怖心は倍増する。
しかし意外と、ヒンヤリとして気持ち良かった。

僕も負けじと、浮いたり

泳いでみた ※河床はドロドロ、ヌルヌルでかなり気色悪い
宿へと戻り、少し休憩。
体調を崩した気配は、朝から感じている。
その後2時間半の昼寝を終え、体温を計ると微熱があった。
それでも風邪薬を飲み、予定通り18時半からのプ-ジャ-を見に神殿へと向かった。

供物や土産物を売る店が軒を連ねる

プ-ジャ-に合わせ人が集結

ハイイロ・オナガザル ※相変わらず顔が黒い
ポ-ヤデ-のカタラガマ。
スリランカ全土から集まった人々が、神殿敷地内の至る所に溢れている。
そしてその光景は、夜毎いつまでも続くかのようであった。
どんな望みも叶えてくれるカタラガマの神に、僕は家族の幸せと、この旅の無事、それにまずは体調の回復をお願いしておいた。

供物を整え

火を灯す

菩提樹を囲む信者ら

キリ・ヴィハ-ラと満月(右端)

参道

カタラガマ神殿 ※プ-ジャ-のハイライト

祈りの後に ※ココナッツを投げつけ、割っていた

ソ-セ-ジパン(手前)とカレ-パン
カタラガマ・YMBA Rest泊-Rs.780
バス(ウェッラワ-ヤ~タナマルウィラ2人Rs.97) チョコパンケ-キ(Rs.70) ムルック(Rs.20) バス(タナマルウィラ~ティッサマハ-ラ-マRs.50、Rs.25) バス(ティッサマハ-ラ-マ~カタラガマRs.38、Rs.19※Rs.3釣り来ず) 宿(Rs.780) 昼食バイキング(チキンRs.200、魚Rs.160、キリバットRs.40) 水(1.5㍑Rs.70) 夕食(ソ-セ-ジパンRs.30、カレ-パンRs.30) 計Rs.1632
立地、部屋の暗さ、鍵の不具合など、結果として今一な宿だった。
少し離れたバス停まで歩いて行き、しばらくバスを待つ。
しかし一向にバスはやって来ず、非情にも時間ばかりが過ぎてゆく。
来ないバスを待っていても仕方がないと、早めにバスに見切りをつけ、町方面へと歩き出した。
昨日散々道に迷ったこともあり、宿はとても遠く感じていたが、歩いて20分程の距離だった。
重荷を背負っているとは言え、さすがに今日までは誰も止まってはくれなかった。
タ-ミナルに着くと、タイミングよくバスは発車。
そしてバスに乗ること1時間15分で、中継となる町に着いた。

運転席横の荷物置場 ※ハンドルを切る度にバックが横滑りし、運転を妨害

予期せぬ町で降ろされた
予想より随分早い到着だったなと疑いつつも、次に向うカタラガマ行きのバスを待っていた。
しかし、どうもここは中継の町ティッサマハ-ラ-マではないことがふいに分かった。
どうやらここは、ティッサとの中間辺りに位置するタナマルウィラという町のようだ。
通りで早かった訳だ。

バスタ-ミナルのスナック屋

パンケ-キとムルック(辛味のラ-メンスナック)
しばらくタ-ミナルでバスを待ち、ようやく本来の中継地ティッサへと向かうバスに乗り込んだ。
そして乗車すること1時間、ティッサマハ-ラ-マに到着。
到着後乗り継ぎ2分で、今度はカタラガマに向けバスは走り出した。
さすが聖地に向かうバスだけはあり、車内はスリランカ人一色で既に満杯。
ナナは最前列左の窓側席を無理に詰めてもらい、僕は運転席隣の荷物置き場を勧められ、そこに座った。
必然的に僕だけ後ろ向きとなり、車内の全視線を浴びる格好になる。
目のやり場に戸惑いながらも、30分かからずしてカタラガマに到着。

ティッサマハ-ラ-マのヤ-タラ・ダ-ガバ ※バス車窓より

カタラガマ到着
心配していた宿探しは、バスタ-ミナル向かいにあるYMBAにて何とか決まった。
ここは仏教徒が泊まる巡礼宿で、3ベット780ルピ-とこれまで泊まった中では断トツの安さ。
その安さ故に、どんな部屋かと身構えて向かっていった。
しかしドアを開けると意外にも悪くない、古さこそあれ、僕ら的には普通の部屋だった。

スリランカ人向けの巡礼宿、YMBA Rest ※激安だが、悪くない
宿の受付で勧められた食べ放題の店NISHADIホテルへ、昼食をとりに行く。
チキンか魚のいずれかを選び、ベジタブル6種とライス2種は食べ放題。
ベジはどこにでもあるような内容で普通に美味しかったが、チキンはヤバいくらいに辛かった。
キリバットもあり、当然食べ放題かと思っていたが、別料金を取られショックを受ける。
そうならそうと、最初に言ってほしかった。

NISHADIホテルの食べ放題 ※まずはチキンRs.200か魚Rs.160を選ぶ

チキン又は魚は1皿のみ(激辛)、キリバットは別料金、それ以外は食べ放題
土産物や供物を売る店がひしめく一帯を抜け、マニック河へと辿り着く。
人々は河で祈り、石鹸で頭や体を洗い、洗濯をし、泳ぎ、そして歯を磨いていた。
茶色く濁ったその色からも、自ずとインドのガンジス河を思い出してしまう。
綺麗であるはずがないし、清潔とは到底言い難い。

人々は体を洗ったり

髪を洗ったり、洗濯したり

歯を磨いたりしている
僕もこの聖なる河で沐浴するつもりでいて、パンツの着替えは予めバックに入れてある。
しかし河を目の前にし、一瞬止めようかと尻込みしてしまった。
だが後悔することは目に見えており、思い留まり、橋から離れた位置にて静かに入水。
河床は泥でヌルヌルして、かなり気色悪かった。
更には、時折得体の知れない物を踏みつけ、見えない物に対する恐怖心は倍増する。
しかし意外と、ヒンヤリとして気持ち良かった。

僕も負けじと、浮いたり

泳いでみた ※河床はドロドロ、ヌルヌルでかなり気色悪い
宿へと戻り、少し休憩。
体調を崩した気配は、朝から感じている。
その後2時間半の昼寝を終え、体温を計ると微熱があった。
それでも風邪薬を飲み、予定通り18時半からのプ-ジャ-を見に神殿へと向かった。

供物や土産物を売る店が軒を連ねる

プ-ジャ-に合わせ人が集結

ハイイロ・オナガザル ※相変わらず顔が黒い
ポ-ヤデ-のカタラガマ。
スリランカ全土から集まった人々が、神殿敷地内の至る所に溢れている。
そしてその光景は、夜毎いつまでも続くかのようであった。
どんな望みも叶えてくれるカタラガマの神に、僕は家族の幸せと、この旅の無事、それにまずは体調の回復をお願いしておいた。

供物を整え

火を灯す

菩提樹を囲む信者ら

キリ・ヴィハ-ラと満月(右端)

参道

カタラガマ神殿 ※プ-ジャ-のハイライト

祈りの後に ※ココナッツを投げつけ、割っていた

ソ-セ-ジパン(手前)とカレ-パン
カタラガマ・YMBA Rest泊-Rs.780
バス(ウェッラワ-ヤ~タナマルウィラ2人Rs.97) チョコパンケ-キ(Rs.70) ムルック(Rs.20) バス(タナマルウィラ~ティッサマハ-ラ-マRs.50、Rs.25) バス(ティッサマハ-ラ-マ~カタラガマRs.38、Rs.19※Rs.3釣り来ず) 宿(Rs.780) 昼食バイキング(チキンRs.200、魚Rs.160、キリバットRs.40) 水(1.5㍑Rs.70) 夕食(ソ-セ-ジパンRs.30、カレ-パンRs.30) 計Rs.1632
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| '17スリランカ編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑