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エッラ・ロック登山~スリランカ編(23)

2017年1月10日
エッラ



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野生のカメレオン
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エッラ・ロック登頂  ※対峙するのはリトル・アダムスピ-ク(手前尾根)


エッラの町、南方に聳える巨大な岩壁、エッラ・ロック。
エッラのどこからでも目に飛び込んでくるこの岩山は、この町のシンボル的な存在である。
宿からもその雄姿が望め、眺望の良い高台に多くの宿が集まっている。
朝の商店で水とパンを買い込み、僕らはロック頂上を目指した。


先ずはエッラの鉄道駅へと出向く。
この駅がエッラ・ロックへの起点となっており、しばらくは線路伝いにテクテクと歩く。
線路は地元民の生活路ともなっているようで、車やトゥクトゥクが通らない分、車道よりも余程安全だと言えるだろう。
線路脇には人が一人歩ける程の通路が用意されている。
草が無ければ確かに歩き易いだろうが、大概は荒れた草が通路を覆い、歩行者は必然的に線路へと追いやられることになる。
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郵便局
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エッラ駅を背にスタ-ト

枕木の匂い漂う線路歩きは、風情もあり、実に楽しいものだ(日本なら大問題)。
しかし枕木間隔が若干狭く、歩幅の大きな大人には、歩き難さだけが際立っていた。
その点、歩幅の狭い子供にとっては枕木間隔と歩幅が一致し、大人よりもペ-スは速い。
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エッラ・ロック(最奥)が見えた
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線路は住人の道代わり

線路脇には時折商店が現れ、その奥には集落につながると思われる道が延びていた。
大きな葉を幾重にも広げたバナナの樹が、緑色のバナナを沢山ぶら下げている。
牛が線路脇で休んでいる中、ちょうどエッラ方面から列車がやって来た。
しかし牛は全く動ぜず、ここは安全だとでも言いたげに、余裕面で列車を見送っていた。
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リトル・アダムスピ-ク尾根
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菩提樹
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牛は座る場所(轢かれない間隔)を知っている

鉄橋に差し掛かる。
もし鉄橋の上で列車に出くわしたものなら、完全にスタンドバイミ-の世界だな・・。
心配しつつも、内心少しは列車の到来を期待していた。
しかし鉄橋脇には通路があり、最悪の事態だけは避けれるようになっている。
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鉄橋が現れた
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一応待避所もあったが、出来れば橋上で擦れ違いたくはない

鉄橋を越えた左手に仏像があり、ここで登山の安全を祈願する。
ここには何やら物売りの男がいて、左に下りて行けば近道だと自信気に言っていた。
しかしガイドブックに逆らってまでその情報を鵜呑みにすることはせず、ここは無難に直進。
ここで若い外人女性二人は、男の言う近道の方へと進んでいった。
その場に居合わせた外人男性は信憑性のない情報は避け、僕らと同じ方向へと進む。
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左折が近道らしい

やがてキタル・エッラ駅を過ぎ、その先に目印となる『166 1/4』標識が現れた。
ここから左へ入るとガイド本には書いてあるが、実際曲がるのは標識の少し手前だった。
道に入るなり、偶然カメレオンを発見!
カメレオン自体これまで見た記憶がないが、それも野生だなんて、少し得した気分だ。
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KITHAL ELLA駅
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166 1/4標識
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標識手前に左に入っていく道がある

橋を越えるとその先が実に分かりにくく、この辺りから行き場を見失いかけた。
先程から僕らと前後する外人男性も、ここで同じように迷っている。
そんな切羽詰まった場面において、現地の男が優しげに近寄ってきた。
彼曰く、ここには幾つもの道があり、大抵の旅行者は迷うらしい。
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橋を渡る  ※その後道なりに右へ進むが、それが間違い

しばらくこの男の好意なる案内を受け、僕らは後ろに付いて歩いた。
しかし外人男性はこの折角の好意を避け、一人別方向へと進んでいる。
変わり者だな、一緒に来ればいいのに・・。
自らル-トを外れた外人男性を心配し、かなりの頑固者だなと思った。

しかし、甘いのは僕の方だった。
親切だと思っていたこの男、突然、『いくら払う?』と手を突き出してきた。
やはり、そういうことか・・。
『ここで迷子になった観光客は皆2000~3000ルピ-は払っている。さぁ、お前はいくら払う?』
払う訳がないだろ!僕も一気に表情を変えた。
困った人間の足下を見る、何と卑屈な商売。

以来男は当てにせず、来た道を忘れぬようカメラを構え、周囲を見渡す。
ここは集落なので、撮影は駄目だ!
男は尚も、そうほざいている。
僕らを完全にロストさせ、ガイドに繋げることしか考えていない。

自分達だけで行く旨を告げ、方向だけ習い、男と別れた。
しかし幸いにも男は根っからの罪人ではないようで、教わった方向は正しかった。
直ぐに分かり易い道に出る。
危ない危ない、まんまと男に無駄銭を払うとこだった。

分かり易い道はその後頂上まで続き、人出も急に増え始めてきた。
そして無事、エッラ・ロックへの登頂を果たす。
目の前にはリトル・アダムスピ-クの尾根が、やや低い位置に連なって見えた。
近道を選んだ外人女性2人については僕らの少し前に登頂したようで、遭難したのではないかと心配だった外人男性は僕らに少し遅れてやって来た。
皆無事で、本当に何よりだ。
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頂上が見えたぞ!  ※かなりズ-ムアップで
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リトル・アダムスピ-クより高くなった
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登山者を見て安堵  ※それにしても、かなりラフな格好だな
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斜面を登り切ると道に合流  ※ロストした外人男性はこの道から来た
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無事エッラ・ロック登頂  ※かなりの難易度だった
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列車の音もよく聞こえる
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皆よく来れたな  ※眼下にリトル・アダムスピ-ク
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広い山頂部  ※やかんで湯を沸かし茶屋を開く男性

山頂を満喫したら、いざ下山開始。
帰りは何の心配もしていなかったが、やはり集落で再度ロストし、犬に噛まれそうになった。
半信半疑で別の道を下っていくと、無事見覚えのある橋に着いた。
結局、橋を渡り直進ではなく、左手の岩を登って行けばこの幅広の道に繫がっていたのだ。
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茶摘みの風景
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ここ(橋)に出たか  ※往路:橋を渡って道なりに右×、やや強引に直進急登〇

再び線路を歩き、エッラの町へと無事戻って来た。
エッラ・ロック登山は、結局は情報次第。
ガイドブックだけに頼れば必然的に集落に出くわし、そこで騙され、金を払うか登頂を諦めるかの選択を強いられる。
『地球の歩き方』の情報だけでは、登頂の可能性は極めて低いだろう。
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基本線路歩き
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鉄橋手前で列車に出くわした

今日も町で石上さんにばったり会い、エッラ・ロックへのアドバイスを送る。
僕らはこれから、バスでラワナ・エッラ滝へと向かう。
バンバラガマ滝(ラワナ・エッラ滝)。
スリランカの中でも指折りの大きさで、高さは100m近くあるという。
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ラワナ・エッラ滝
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見ている人は多かれど、皆泳ぐ勇気が出てこない

ここまで来た観光客は皆泳ぐ気満々のはずなのに、誰も泳いでいないと最初の一歩が出ない。
僕もこの光景は予想外で、現地の男性が一人滝壺で体を洗う仕草を、ただじっと眺めていた。
そんな中、ふと若い男性が何の躊躇もせず格好よく滝壺にダイビング。
その思いっきりの良さに対し、一歩が出ない自分自身が恥かしくなってきた。
それでも僕を含めた他の観光客は、見ているだけで精一杯だった。

しかしその後、若い女性も少し躊躇いながらも、意を決して滝壺へドボン。
相変わらず他の観光客は見ているだけだったが、これを機に僕も勇気を出して滝に入った。
水温は丁度良く、滝壺での遊泳は思いの外気持ち良かった。
そんな僕の遊泳を見ていた観光客も続々と水着に着替え、一斉に滝壺は込み合ってきた。
やはり皆、泳ぎたいけど躊躇っていたようだ。
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意を決して滝壺に入ると(2番手)、皆一斉にゾロゾロ入り出した

そして迎えた、エッラの夜。
お洒落な店ばかりで、ここがスリランカ、それも田舎町であることを忘れるくらい観光色が強い。
西洋人は楽しそうにお金を使っているが、僕からすれば居心地の悪さはスリランカ一だろう。
この町での観光自体にはお金はかからないが、ホテルや食事が異常に高い。
夕食は質素にパンと水で我慢するしかなかった。
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夕食  ※エッラは物価が高過ぎて食堂に入れない


エッラ・TOP HEAVANS泊-Rs.2750


宿(Rs.2750×2泊分) 水(1.5㍑Rs.70) パン(Rs.30×4) 郵便局(エアメ-ルRs.25×2) ガム(Rs.2×5) バス(エッラ~滝Rs.20、Rs.10) バス(滝~エッラRs.24、Rs.12) ポストカ-ド(Rs.30×5) クッキ-(Rs.25) パン(Rs.30×5) 水(1.5㍑Rs.80)  計Rs.6221
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| '17スリランカ編 | 16:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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