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眺めの良い町~スリランカ編(20)

2017年1月8日
ヌワラエリヤ~バンダ-ラウェラ~ハプタレ-



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山間の町 ハプタレ-


標高1500m弱、山あいの町ハプタレ-。
近郊には紅茶王ト-マス・リプトンが来客の際によく利用したとされる展望ポイント(リプトンズ・シ-ト)があり、この町の観光名所となっている。
ダンバッテン・ティ-ファクトリ-は、1890年にリプトン卿によって建てられたコロニアル建築の紅茶工場で、リプトンの紅茶は現在でもここで製造を行っている。
ハプタレ-は眺めの良い峠に位置し、1年のうち多くの朝が深い霧に包まれているのだという。
しかしこの霧こそが、良い茶の葉を育てるものに他ならない。


標高1900mの町ヌワラエリヤ、2泊したこの高原の宿は朝7時にチェックアウトした。
2日間通ったバスタ-ミナル近くのロ-カル食堂は、安いし、僕のお気に入りとなっていた。
注文時特にオ-ダ-はしないが、今朝は昨日は出ていないスモ-ルロティが付いてきた。
ひょっとして、これってサ-ビス?
常連化したことで一瞬期待をしてみたが、当然の如く、ちゃっかり別料金は取られた。
このスモ-ルロティとやら、固くて食感は悪く、2人共好きにはなれなかった。
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スモ-ルロティは今一

朝食を終え、バスタ-ミナルでハプタレ-行きのバスを探す。
しかしハプタレ-への直通はないらしく、どこかの町での乗り換えが必要だと知らされる。
予想外の展開に頭はまだ混乱しているが、取りあえず発車しかけたバスへと乗り込む。
車内でこのバスの行き先を確認すると、ハプタレ-の先のバンダ-ラウェラまで行くことが分かった。
単純に西から東へと直線的に延びる鉄道路線とは異なり、道路は時計回りに遠回りし、戻るような形でハプタレ-へと至る。
この辺り鉄道とバスとでは経路が異なり、鉄道の方が移動の無駄は省けるが、何せ本数が少な過ぎて使えない。

くねくねとした山道を、席から転げ落ちそうになりながらも、バスは黙々と山道を走っていた。
僕は最前列の席でウトウト首を垂らし、しばし睡眠の時間を過ごしている。
そして乗車すること1時間半、乗務員に教えられ、無事バンダ-ラウェラにて下車。
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バンダ-ラウェラ到着

たいして見所も無いような町だが、ここに来たのも何かの縁かもしれない。
折角なので、少し町を歩いてみることにした。
モスク、教会、ポストオフィス、商店街・・。
結局は想像通り、どこにでもあるような至って普通の町だった。
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モスク
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スナックが安い
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アイスキャンディ-も激安
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教会
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大通りを練り歩くパレ-ド  ※収穫祭だろうか
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鉄道駅

バスタ-ミナルに戻り、しばらくバスを待ち、いよいよ目的地ハプタレ-へと向かう時が来た。
是非鉄道で向かいたい気分だが、鉄道だと11時半発までなく、時間的に諦めるしかなかった。
さすがにハプタレ-は峠に位置するだけはあり、バスは急な坂道をエンジン全開で走っていく。
乗客が途中下車する度、バスは急坂で再始動しなければならず、走り出しにはかなりの馬力が求められた。
そして山道を上ること25分、本日の目的地ハプタレ-に到着。
『ハプタレ-まで9km』と看板にはあったから、無理すれば別に歩けない距離ではない。
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ハプタレ-到着

バスを降り、目星しをつけていた宿に向かおうと歩き始めたところ、直ぐに男に声を掛けられた。
パタ-ン的に、これは一番楽な展開だ。
こちらから訊くまでもなく、男自ら宿代は1500ルピ-だと言い出し、写真で部屋を見せてもらうとそこそこ綺麗で悪くはなかった。
問題は場所(立地)だが、ここから近い、と言うので半信半疑ながらもついて行くことにした。
男が用意したトゥクトゥクの後部座席に乗り数分、一体どこが近いんだ・・感覚的には遠かった。

しかし結果、抜け道を使えば鉄道駅も近く、場所的には町まで充分歩ける範囲内にあった。
部屋の掃除が終わっていなかった為、その間、庭のテ-ブルでミルクティ-をご馳走になる。
庭からの眺めも上々で、部屋は広くて居心地が良さそうだ。
荷をほどき、早速町歩きに出かけるとする。
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ウェルカムティ-
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部屋  ※ベッド上のメイキングがお洒落
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シャワ-・トイレ室

線路を歩き(日本なら大問題)、町中心部へと向かう。
ポストカ-ドが安く、ここでまとめて買っておいた。
今日は日曜日で紅茶工場(ダンバッテン・ティ-ファクトリ-)は休みらしいので、仕方なしにこの町での観光は諦めた。
ならば・・と、気になった山の頂を目指すことにした。

しかし、まずはその前に腹ごしらえ。
食堂を探して歩いていると、偶然店の奥に座っている石山さんを発見した。
あ、いた!
本当によく会う僕達だこと。
大晦日以来ほぼ毎日、どこの町でも大概会っている。
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石上さんと
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チキンビリヤ-ニ

食事を終え石上さんと別れ、歩いて山の頂の方向へと歩き出す。
念の為屋台の親父に道を尋ねると、バスでも行けるぞ!とその親父は親切に教えてくれた。
そして言われたバスに颯爽と飛び乗る。
しばらくして乗務員が料金徴収にやって来た。
テンプル・・。
自身無さ気に行き先をそう告げるが、話がどうも噛み合ってこない。

てっきり僕らの目指している山の頂に、寺院が建っているものと思っていた。
しかし屋台の親父には、僕の意思が全く伝わっていなかったようだ。
よわったな(困ったな)・・。
バスに乗ったはいいが、いつ降りればいいのだ。

ただ幸いにもここは1本道だし、最悪反対方向のバスに乗って帰ればいいだろう。
肝を据え、しばらくこのまま高台目指して乗っていることにした。
山道はどこまでも続いていたが、目指す頂とは明らかに離れつつある。
一通り上り切った先、工場らしき建物の近くでバスを降ろされた。

今日は日曜休みのようだが、訊くところ、ここは(観光客とは無縁の)紅茶工場のようだ。
場所的にここがどこだかさっぱり分からないが、この辺り何だかすごく見晴らしがいい。
山の頂を目指そうと思ったのも眺望を求めてのことであり、結果として目的は達成された。
普通ではまず来ないような場所にこうして身を置き、絶景の連続に一人興奮していた。
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紅茶工場

バスやトゥクトゥクはたまに通るが、歩いている人は全くいない。
見慣れぬ木々、断崖絶壁の岩山、深いジャングル、一面に広がる茶畑・・。
歩く度に表情を変える風景を前に、その都度腰を下ろしては、存分に景色を楽しんでいた。
これこそが、僕がハプタレ-に求めていたことである。
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絶景の連続
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ハプタレ-の町(奥)を一望
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SHERWOOD(シャ-ウッド)
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下り基調の帰り道、景色の良さも手伝って、歩く辛さは少しも感じなかった。
しかし町に戻り、実際に歩いてきた方向を振り返ってみると、その遠さには驚いた。
店に入り、ティ-で一服。
夕食は安食堂でベジタブルのライス&カリ-を頼んだが、値段、味共に今一だった。
この町、食に関しては選択肢がさほどなく、長居には向いていない。
連泊する石上さんより一足早く、僕らは明日エッラへと移動する。
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線路が一番の近道
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列車が来ても驚かない
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夕暮れのモスク
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ライス&カリ-
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コットゥ

僕らの旅は最近、石上さんを探す旅になっている。
あ、おった!
どの町でもバッタリ会い、一応再会を喜ぶ。
そして別れ際、もうこれで最後かもと、握手をして別れる。
じゃあ、よい旅を・・。
しかし、そんな訳はない。
何せ、帰りの飛行機が一緒なのだから。


ハプタレ-・ベルビュ-GH泊-Rs.2000


朝食(ロティ、スモ-ルロティ、ダ-ル計Rs.250、ティ-Rs.15×2) バス(ヌワラエリヤ~バンダ-ラウェラRs.85、Rs.45) サモサ他(Rs.10×2) アイスキャンディ-(Rs.5×2) バス(バンダ-ラウェラ~ハプタレ-Rs.32、Rs.16) ポストカ-ド(Rs.20×5) 昼食(チキンビリヤ-ニRs.150×2) 市バス(Rs.10×2) ティ-(Rs.15×2) 宿(Rs.1500) 夕食(ライス&カリ-Rs.130、コットゥRs.160)  計Rs.2728
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| '17スリランカ編 | 08:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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