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古代都市 ポロンナルワ~スリランカ編(10)

2016年12月31日
ポロンナルワ



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世界遺産 古代都市ポロンナルワ (1982年登録)  ※円形の仏塔遺跡ワタダ-ゲ
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遺跡巡りは自転車で


朝5時、起床。
毎夜20時過ぎには床に就いているので、早起きは僕らにとっては当然のことだ。
そして8時、朝食。
この宿での朝食は、宿泊料金1700ルピ-の中に含まれている。
焼いたト-スト(2人で計8枚)にイチゴジャム、マ-ガリン、それに目玉焼きにヨ-グルト、そして紅茶。
家庭的なこの宿の、マダムの心意気が感じられる豪華な内容だった。
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朝食も豪華

食後、部屋を移動することになっている。
今日は部屋の空きがないと昨日の時点でマダムから告げられ、その為、別の宿を紹介されるものと思っていた。
しかしマダムに連れられ辿り着いた先は、本通り向かいにある到底宿には見えない廃墟と化した別館。
予約客(後客)重視ということで、宿泊客(前客)の僕らが追い出された形となる。
普通逆だろ・・。

最近の旅人のほとんどはスマホを持ち歩き、前の町で、次の町の宿の予約を済ませてくる。
今時僕のようなアナログの旅人は滅多に見かけないが、ここでマダムに物申したい。
本当に来るのか分からない見えない客より、実際今ここに居て部屋を必要としている客の方を優先するべきだろ!
この件以来、僕のマダムに対する信用が薄れていった。

かび臭さ極まりないまるで監獄のような別館は、とても現役の宿とは思えなかった。
ほとんど手入れがされていないようで、居心地は昨夜泊まった本館とは比べ物にならない。
部屋は他にも数室あったが、宿泊客は僕ら以外いるはずもない。

本館でレンタサイクルを借り、いよいよ遺跡巡りのスタ-トだ。
アヌラ-ダプラのように遺跡地区は町から離れておらず、その点については楽である。
まずはポロンナルワ博物館でチケットを購入し、ここで遺跡全体を把握する。
あまりにも執拗な土産売りから、ポストカ-ド(10枚セット)とスリランカ地図を買うことになった。

最初の言い値からして、もう無茶苦茶だ。
ポストカ-ドに至っては、当初売り手の言い値が1000ルピ-から始まり、結局200ルピ-まで落としたところで仕方なく購入。
地図に至っては、当初売り手の言い値が1200ルピ-から始まり、結局300ルピ-でこれも仕方なく購入。
相手の顔色を伺いながら限界値を探っているが、最初の言い値で買う旅行者が多いが故、彼らも調子に乗っている。
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ポロンナルワ博物館  ※館内には出土品や遺跡の復元模型等が展示されている

自転車に乗り道路を北上、遺跡地区へと向かう。
そして遺跡入口でチケットのチェックを受け、遺跡内へと入る。
遺跡群の中心を成す『クワドラングル』と呼ばれる区画には、とても興味深い多くの遺跡が集まっていた。
アヌラ-ダプラの遺跡巡りでは大半がスリランカ人だったが、ここポロンナルワでは、外国人の方が多いように見える。
ガイドブックと実物を交互に見比べながら、見所を一つ一つ片付けていった。
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ジャックフル-ツの試食
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仏歯寺跡 ハタダ-ゲ  ※12世紀にニッサンカ・マ-ラ王によって建てられた
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仏塔遺跡 ワタダ-ゲ  ※クワドラングルを代表する一際大きな円形の仏塔遺跡
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ム-ンスト-ン  ※輪廻を表し、この上で足を洗い仏塔内へと入っていた
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アヌラ-ダプラのものと図柄が違い、牡牛の姿がない
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ガ-ドスト-ン  ※入口で悪魔の侵入を防ぎ、内部の本尊を守っている
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ラタ-・マンダパヤ  ※8本の石柱はハスの茎が風に揺れる様を表す
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碑文
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仏歯寺跡 アタダ-ゲ  ※当時柱の上には木造建築があり、仏歯を奉納していた
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独創的な石柱彫刻
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石碑 ガルポタ  ※100km離れたミヒンタレ-から石が運ばれ、文字が彫られた
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サトゥマハル・プラサ-ダ  ※7階建ての塔、タイから来た建築士が建てた
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パバル・ヴィハ-ラ  ※12世紀にパラ-クラマ・バ-フ王妃が建てた
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シヴァ・デ-ワ-ラヤNo.2  ※11世紀にタミル人が建てた
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アヌラ-ダプラより余程自転車の質はいい 
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インド・リクオオトカゲ
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ランコトゥ・ヴィハ-ラ  ※ポロンナルワ最大を誇るダ-ガバ
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日本の廃棄自転車が大活躍
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ランカティラカ  ※13世紀にパラ-クラマ・バ-フ3世によって建てられた
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ガ-ドスト-ン
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獅子
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宮殿
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キリ・ヴィハ-ラ  ※700年以上もの間ジャングルに眠っていた白い塔


つづく・・

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