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晩秋の笠ヶ岳(2)~僕にとってはス-パ-マン


・・前回の続き


難なく笠ヶ岳登頂を果たした、我が家の四女(第5子)ナナ。時間的にも少し余裕が出てきたので、貸し切りの山頂でしばし娘と至福の時を過ごした。おにぎりを食べ、お菓子を食べ、ハ-モニカで2、3曲。相変わらず下手くそな演奏だが、昔は人前でもよく吹いていた。何度も来ている笠の頂、たいていは眺望に恵まれている。飛騨山脈やその周辺の名峰を一斉に望む情景は、正に展望地と呼ぶに相応しい。しばらくして、この日2番手の登山者がやって来た。若い女性のその単独行は、訊けば5時に新穂高を出たと言う。その健脚ぶりに内心驚いたが、彼女と入れ替わりに僕等は山頂を後にした。
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笠ヶ岳山頂
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槍ヶ岳
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穂高連峰
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焼岳
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乗鞍岳(右)
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雲海
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薬師岳
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水晶岳(右)
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双六岳(手前)
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山と言えばハ-モニカ

山荘目掛けての下山時、この日3番手の男性単独行と擦れ違う。山荘裏の小笠登頂を経て、キャンプ地で連れ違ったこの日4番手は若いアベックだった。シ-ズン外だというのに、意外と登山者が多くて驚いた。それにしても何と贅沢な縦走路だこと。これを贅沢と言わずして何と言おう。たとえ山の名前を知らない人でも、この場所を歩けば絶対に舞い上がるはずだ。走りたい気持ちを抑え、バシャバシャ写真を撮りながら、ナナの少し後ろを歩いていた。偽抜戸に一瞬油断してしまったが、気を取り直し、何とか笠新道分岐まで戻ってきた。後ろからは健脚の女性が迫っていたが、僕等はそのまま抜戸岳の方へと尾根伝いに進んだ。抜戸岳までは意外と離れており、本当の山頂を知らないと、手前にある紛らわしい偽ピ-クのケルンで引き返しかねない。穴場的な眺望を誇る抜戸岳、ここで最後の山並みを満喫。雲上に浮かび上がった槍穂の稜線は、そこが異次元の場所であることを誇示しているかのようであった。次第に雲が上がり、笠の雄姿は後数分で見えなくなるだろう。槍穂の眺望は辛うじてまだ残っているが、間違いなくこれも時間の問題だ。
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小笠
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絶景望む
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縦走路
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抜戸岳(標高2813m)
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雲上の槍穂高

笠新道分岐まで戻り、急坂を今度は一気に急降下。登り易かった岩の多い登山路は、下りでは地獄と化していた。歩き難さはこの上なく、やはり笠新道INの小池新道OUTが最も妥当な選択のようだ。下山にかかると辺りは直ぐにガスに覆われ、先程までの視界は跡形もなく瞬時に消えた。進むべき杓子平が見えないことで、ル-トのミステイクもあり、杓子平までは登り以上に疲れた。杓子平では、新穂高6時スタ-トのご夫婦が美味しそうにカップラ-メンを食べていた。時間的にここで引き返すと言っていたが、つい1時間前までの景色を知っているだけに、この最悪のタイミングを気の毒に思う。やはり山は早発ちに尽きる。杓子平からは森の急坂を下っていく。こんなにも辛かったっけ・・。そう思うくらい脚に来て、ペ-スを乱しているのは明らかに僕の方だ。いつも以上に腕時計の高度ばかり気にしているが、こんな場面に限って標高の下がりは遅い。それでも何とか最後の力を振り絞り、ようやく林道まで下りてきた。
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霞む下山路
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笠新道の下りはかなりハ-ド

ウルトラランナ-らしからぬショボ親父を余所に、小3のナナはまだまだ元気ハツラツだった。いつしかの岳登を想わせるような健脚ぶりは、彼女の無限の可能性を示していた(僕はもう限界か・・)。林道ではナナにザックを託し、あえて負荷をかけてみる。しかしそれくらいではビクともしない強靭さは、目的を果たし、ゴ-ルが間近だから安堵している部分も大きい。いずれにしてもナナは小3で笠ヶ岳を日帰りした。僕はその事実が欲しかった。世の中にはもっとタフなちびっ子が何人もいるだろうが、僕の中ではナナはス-パ-マンだ。
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紅葉
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左俣林道ゲ-ト
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お疲れ


新穂高 1:30
笠新道登山口 2:40、2:45
標高1920m看板 4:01、4:16
杓子平 5:40、5:54
稜線 6:57、7:12
笠ヶ岳 8:40、9:28
笠新道分岐 10:44
抜戸岳 10:52、11:03
杓子平 11:57、12:07
標高1920m看板 13:02、13:08
笠新道登山口 14:03、14:13
新穂高 14:58


平成28年10月23日 天候晴れのち小雨 ナナ(小3)、僕


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とんかつ中さん  ※味噌カツ定食、味噌ヒレカツ定食
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