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第4回白山白川郷ウルトラマラソン(3)~第1関門寺尾駐車場まで


・・前回の続き


ここはコ-ス最高地点、三方岩駐車場。100㌔の部のみ、この三方岩が荷物エイドとなっている。100㌔ではここを2度通過する為、往路と復路で計2回、戦略的に荷物を受け取ることが出来る。1分1秒を争う上位ランナ-は別として、大概のランナ-はここで荷物と出会う。係員(ボランティア)による荷物の取り出しも大変手際よく、時間的なロスはない。往路では不要になったヘッドライトをしまい、ゼリ-飲料を1個取り出した。白峰地区の郷土料理、おろしうどん。大根おろしをかけただけのシンプルなものだが、胃が疲れ出したこの時間帯、このコンビネ-ションには脱帽である。荷物エイドと言えど、ここでの滞在は僅か4分。ウルトラ1回目2回目の頃なら、何も考えず平気で30分近くは休んでいた。しかし少しは学びつつあるウルトラ4回目、脚が遅い分、エイドロスだけは最低限に抑えておきたい。
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おろしうどん

そして、いよいよ往路の下りに差し掛かる。これまでの僕であれば、長い下りに脚が対応出来ず、下り終える前に脚が死んでしまう傾向があった。しかし今日の脚は意外にもよく働いてくれた。上りと下りとでは使う筋肉が違うようで、さっきまでの疲労感はどこへやら。ここからが新たなランの始まりと言わんばかりに、ようやく出番の来た下りの筋肉は明らかに喜んでた。脚はすごく調子良く、どれだけ飛ばしても脚の回転が成り立っている。これまで抜かれることが多かった下りの場面、今日は完全に抜く側にいる。この下りの脚力は、確実に山で鍛えた成果だろう。フル通過は4時間56分。せめて4時間半くらいでは来たかったな。
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白川村が眼下に
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フル通過(8:56)  ※ここまで4時間56分、予定より30分遅い

8:57、第11エイド(蓮如茶屋、42.5㌔)に到着。昨年出た50㌔、ここのホットドックが一番印象に残っている。昨年よりバ-ジョンアップしたかのような、今年のホットドック。かぶりつくと、パキッ!とソ-セ-ジが音を立て、堪らなく美味かった。3つを軽く平らげた。ちなみにこのエイドではコ-ンス-プも外せない。初めて見るゆるキャラに見送られ、下り再開。下りは速度を落とさず、素直に重力に従うもの・・。昨日の説明会では、元五輪選手はそう言っていた。その言葉だけを信じ、後のことは考えず、只々爆走。この辺り、ランナ-の姿はまばら。そんな時、下から100㌔のトップがやって来た。苦しそうに顔を歪めつつも、確実に走り切っている。少し差をおいて、白嶺小中学校教諭の和田選手が必死に先頭を追いかける。それから更に差が開き3位選手が、その後も上位のエリ-トランナ-何人かが僕の反対車線を必死に駆け上ってきた。そんなトップレベルの魂の走りを間近で見られるのも、このコ-スのいいところ。本番でのタイムの差は、練習で苦しんできた汗と涙の差だろう。自分が普段している練習は、所詮頑張っている”つもり”に過ぎない。9:14、第12エイド(第2ヘアピン、45.2㌔)。塩熱系は定番のサプリだが、スポ-ツようかんは初めて見た(食べた)。 
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第11エイド(蓮如茶屋、42.5㌔)  ※大声援での出迎えがこの上なく嬉しい
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ホットドック  ※ソ-セ-ジがパリッとし、これが堪らなく美味い
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君は誰?と本人に名を尋ねたが答えられず  ※白川村非公認ゆるキャラ、ガッツしょう(合掌)くん
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第12エイド(第2ヘアピン、45.2㌔)
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塩熱系が嬉しい

9:32、第13エイド(馬狩料金所、48.4㌔)到着。ここでも、すれ違うランナ-がちらほら。この方達はもう白川郷を往復してきた訳であり、僕とは既に13㌔超、時間にして1時間半程の差がついている。こんな方達なら復路も絶対に走り切るだろうし、おそらくサブテンクラスのランナ-だろう。このエイドでは飛騨牛乳が有名だ。飛騨人には馴染み深いパック牛乳が、コ-ヒ-味、オレンジ味、パイン味とともに置かれている。牛乳は好物だが、飲むと直ぐに腹に来るので、普段は極力控えている。しかし折角なのでどれか飲んでみたい。腹に来そうなノ-マルはやめ、コ-ヒ-味を選んだ。冷えたコ-ヒ-牛乳は最高に美味く、他の種類も飲みたくなってきた。しかし、さすがにそこは我慢。そして9:52、第14エイド(寺尾駐車場往路、51.6㌔)に到着。復路、ここが第1関門となる。誰もが白川郷を走れるよう、合掌集落を過ぎた地点をあえて第1関門としている心遣いが大変素晴らしい。白川村のB級グルメ、飛騨牛すったて鍋。本大会一番の目玉といっても過言ではない。大きな飛騨牛が入った、とても贅沢な一品だ。しかし50㌔以上走ってきたランナ-にとっては、胃が快く求めてはくれない。そう思うのは、きっと僕だけではないだろう。
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第13エイド(馬狩料金所、48.4㌔)  ※すれ違うランナ-は皆サブテンクラス
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飛騨牛乳  ※ここではコ-ヒ-、帰りはオレンジを各々1本
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第14エイド(寺尾駐車場往路、51.6㌔)         飛騨牛すったて鍋

さぁ、いよいよ白川郷に入ってきたゾ!世界遺産、白川郷の合掌造り集落。1995年に世界文化遺産登録された、言わずと知れた日本の原風景。タイムスリップしたかのような長閑な田園地帯の中を、現代のウルトラランナ-達が駆け巡る。はたして昔の人々は、こんな時代が来ることを想像していただろうか・・。世界各国から来た観光客の間を這うように、住人らの声援を受け走る。そしてついに、展望台へと続く急坂のお出ましだ。昨日の説明会では散々驚かされていたが、僕は何とか走り通すことが出来た。既に歩いているランナ-が大半だったが、今日の僕はホワイトロ-ドの上り返し以外、眼中にない。そして10:17、第15エイド(荻町城跡展望台、55.2㌔)。2週間前に飛騨側の天生峠を越え、練習で訪れた場所だ。ここから峠を越せば家なのに・・。そんなことを考えながら、脚は真反対の石川県へと向いている。
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日本の原風景を駆け抜ける
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世界遺産 白川郷の合掌造り集落  ※1995年世界文化遺産登録072_convert_20160914091746.jpg
第15エイド(荻町城跡展望台、55.2㌔)

ちなみに合掌集落の中で、50㌔のトップに抜かれた。7時スタ-トの50㌔の部。出走は100㌔の部より3時間遅いが、ここに来るまで100㌔の部は既に10㌔多く走らされている。道行く観光客は、そのトップと僕等とのスピ-ド差に驚いていたが、ゼッケンの色を説明する囁きも同時に耳に入ってきた。ちくしょ~、もう絶対に抜かれないぞ!遅いくせに、負けん気だけは一人前だ。忍び寄る2番手の猛追に怯えつつも、国道156号へ出た。この先コ-スが分かれ、50㌔は直進、100㌔は左折となる。そしてちょうどその地点で50㌔の2番手がやって来た。かろうじて2番手に抜かれる事態は避けられた。やけに辺りが賑やかになってきたと思っていたら、この近くが50㌔のゴ-ル会場のようである。前方からこちらに向けて、颯爽とやって来るランナ-。先程合掌集落で僕を追い越していった50㌔のトップが、今まさにゴ-ルへ向かう瞬間だった。100㌔はやがて上り坂に差し掛かり、左手下には会場らしき場所。50㌔優勝者のインタビュ-が、僕の耳元まで響いてきた。そして10:40、第1関門の寺尾駐車場復路(58.3㌔)に到着。予定では10時到着としていたから、40分の遅れとなる。ここまで6時間40分、関門閉鎖までまだ1時間50分あるが、時間内完走なんてものは既に目指してはいない。
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第1関門 寺尾駐車場復路(58.3㌔)  ※6時間40分、関門閉鎖まで残り1時間50分


つづく・・

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| 2016 | 09:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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