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日帰り小旅行(八百津町、岩村町)

久々の家族での外出は、県内近郊への小旅行。最近何かと耳に目にすることが多くなってきた杉原千畝記念館をメインに、近そうで遠い、行けそうでまず行けない(行かない)場所を幾つか盛り込んでみた。遺産、指定、日本一、日本三大等、派手な冠を持つからには、それなりの価値、魅力があるのだろう。結果ハズレもあったが、子供等も含め少しは見識を広めれたし、とても有意義な一日となった。次はどこに行こうかな・・。

八百津町出身の杉原千畝(1900-1986)は、ごく一般の家庭で育ち、日本の外交官となった。しかし、時は第二次世界大戦。千畝は、リトアニアの首都カナウスに日本領事館の開設を命じられた。そして翌年、ナチス・ドイツの迫害から逃げてきたユダヤ難民が、領事館前に大勢押しかけてくる。千畝は電報を外務省に送り指示を仰ぐが、いずれも『ビザは出してはならぬ・・』というものばかり。千畝は決断に迫られた。祖国の命令かユダヤ人の命か。千畝は一晩考え続け、ついに答えを導く。自分や家族の将来が犠牲になることを承知で外務省の命令に背き、目の前のユダヤ難民に対し日本通過ビザを発給することに。こうして救ったユダヤ人は実に6000人にも上るものの、その功績(外務省にとっては命令違反)は当時の外務省によって掻き消された。しかし千畝を命の恩人と慕うかつての難民やその遺族らにより、千畝の勇気ある決断がようやく脚光を浴び、日本でも功績として称えられるようになった。

杉原千畝記念館。館内は小さいながらも、多くのパネル等により千畝の軌跡を分かり易く辿っていける。ビザがレプリカだったこと(是非本物を見たかった)、撮影禁止(氏の功績を逆に狭めている)、人道の丘公園の手入れ不足(要剪定)が残念だったけど、とても良い施設だった。僕は涙がこぼれ落ちる寸前で必死に堪えていたが、実際に館内では鼻をすする音が響いていた(状況は僕と同じ)。自分の命を犠牲にしてまでも、名前も知らない他の誰かを救う。人間として、男として、それ以上尊いことはない。
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八百津町出身の外交官 杉原千畝氏之像  ※ユネスコ世界記憶遺産へ
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杉原千畝記念館  ※涙なしではとても見ていられない
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人道の丘公園モニュメント  ※画像クリックで拡大(左写真のみ)
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太っちょ穂乃花                         嶺花はほとんど男 
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甘えん坊のタイシ                        命のビザモニュメント 

旧八百津発電所。明治44年(1911年)に木曽川水系初の本格的な発電所として建設され、明治・大正・昭和にかけて、産業の近代化への道のりを支えてきた。しかし昭和49年(1974年)、隣接する丸山発電所の完成により八百津発電所は閉鎖となり、63年に亘る長い歴史に幕を閉じることになった。しかし平成10年に国の重要文化財に指定されて以降、旧八百津発電所は資料館として第二の人生を歩み続けている。年代を感じさせる展示物はどれも見応えがあり、目や鼻(鉄独特の錆びた匂い)で体感し、当時に想いを寄せることが出来た。2階の展示品も充実しており、とても満足のいく良い施設だった。こういった産業遺産は永遠に残してもらいたいし、いつまでも語り継いでもらいたい。
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旧八百津発電所(左)、丸山発電所(右)
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旧八百津発電所資料館(国重要文化財)  ※平成19年度経済産業省 近代化産業遺産
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水車に発電機を直結した発電装置が3組、その姿は圧巻!
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歴史痛感  ※明治44年建設、昭和49年丸山発電所の完成に伴い63年の歴史に幕を閉じる
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建設当時の貴重な写真  ※画像クリックで拡大

農村景観日本一。岩村町富田地区には、そう呼ばれる風景が広がっている。環境問題を専門に研究する大学教授が平成元年にそう評してから、全国的にも知られるようになったらしい。急な階段を登り切った先には屋根付きの立派な展望所があり、ここから望める近傍の山々の名前や農村景観日本一の由来などを示した看板が掲げられていた。訪れた者が記念に記すノ-トには称賛する意見が目立ち、これは意外だった。しかしそれが本意なのかも含め、山国から来た田舎者として、この景色のどこがそう想わせているのか?だった。写真もどこを撮ればいいのか全く分からない。これなら荻町城跡展望台から見下ろす合掌集落の眺めの方が誰がどう見ても心に残るし、種蔵の板倉や棚田の方が日本の原風景にも近い気がする。そうでなくても一面広がる田園風景なんかは、僕の近所にどれだけでもある(※それしかない)。
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農村景観日本一  ※期待は膨らむが、そこにあったのは・・
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展望所からの眺め  ※どこにでもある、ただの田園風景

岩村城跡。岩村城(別名:霧ヶ城)は高取城(奈良県)、松山城(岡山県)と並び、日本三大山城の一つに称えられており、(財)日本城郭協会からは日本100名城にも選定された名城である。こうして名城と言われる由縁は、単にその規模や大きさだけでなく、長い歴史に由来するらしい。1185年(文治元年)源頼朝の重臣、加藤景廉が創築してから、鎌倉・室町の300年間、戦国の100年間、更に江戸期の300年間もの長きに亘り、明治の廃城令で廃城されるまで存続していた。700年間にも及ぶ城の歴史は、日本の城史にも例を見ないそうだ。実際この山城を目の当たりにして、確かにこれが鎌倉時代の石垣だと思うと感慨深いものはあった。しかし上物(建物)がないと今一感情が湧き上がってこないのは、この城に対する僕の知識の無さが要因であることは紛れもない事実だ。
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日本三大山城 岩村城跡(岐阜県指定史跡)  ※日本城郭協会 日本100名城
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説明板  ※画像クリックで拡大
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鎌倉時代から明治維新に至るまで存続した  ※本丸に至る林道は狭く、対向車に注意

岩村町の岩村本通りは、平成10年に商家の町並みとして、岐阜県で3番目、全国では48番目に国(文化庁)の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。岩村は江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄えた城下町で、保存地区は城下町の町家地区として形成されたものだ。この町並みの存在は知らなかったが、岩村城跡の見学ついでに寄ってみた。通りに面する旧家は大概が無料で開放されており、自由に見学出来るのが嬉しい。ちょうど旅番組の収録が行われており、僕は全くその彼を知らなかったが、妻や特に穂乃花がそのジャニ-ズ所属のアイドル(A.B.C-Zの塚田君)を間近で見れて終始大興奮だった。浜省にでも偶然会えれば、僕も間違いなく興奮するだろうけど。名産のカステラや芸術品(等身大のカエデに虎と龍の絵)を買って、今日の日を忘れまいと思い出を後に残した。
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古い町並み  ※国の重要伝統的建造物群保存地区
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木村邸(恵那市指定文化財)                 土佐屋
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浅見家                               岐阜信用金庫もナイス 
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勝川家(恵那市指定文化財)  ※画像クリックで拡大(右写真のみ)
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岩村城郭払下げの土蔵                    主屋飾り棚          
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壁時計のある家                        銘酒『女城主』蔵元 岩村醸造
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蔵元館内                             野茂英雄氏にも是非国民栄誉賞を!
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