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絶景ラン、そして剣ヶ峰撤退

先週に続き、今週末も乗鞍スカイラインへと向かった。ゲ-トとなる平湯峠までは自宅から車で35分と近く、思いつきでやって来れる身近な場所であることに改めて感謝。天気は心配だったけど、近所の峠を走るよりは余程充実した練習となる。それに何より楽しい。畳平まで標高差1000m(距離15km弱)を1時間半で上がれれば理想ではあるが、せめて前回よりはタイムを縮め1時間50分くらいで走っておきたい。このコ-スは見るからにきつそうだけど、不思議とあまり辛さは感じない。それは飽きることのない景色であったり、どこか現実離れした別世界への誘いであったりする。そして何よりヒルクライムに挑むサイクリストが今日も多く、その存在が僕の大きな励みとなってくる。それは僕(ランナ-)に対する驚きであったり、時に大袈裟なリアクション。今日は拍手まで頂き、これで燃えない訳がない。
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終始急勾配が続く
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夫婦松駐車場

今日は狙いを剣ヶ峰1本に定め、読めない天候から北アの眺望はないものと諦めていた。しかし思いの他空気は澄んでおり、最高のパノラマが上りの苦しさを幾分和らげてくれた。名峰を背に受け、急勾配の上り坂を息を切らしながら走っていく。標高が上がるにつれ、道路脇の日陰に残雪が現れ始めた。顔や腕、脚を気持ちよくアイシング。自転車を4、5台追い越し、1時間を過ぎた辺り(標高2400m)で少し休憩。ここまで中々いいペ-スだった。しかし後半、そのつけは来た。休憩以降脚が急に重くなり、先週は一度も歩かなかったが、堪らず何度か脚を止めてしまった。やはりオ-バ-ペ-スは結果的にいいことがない。
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笠ヶ岳(左端)、槍ヶ岳(中央右)、奥穂高岳(右端)
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自転車も辛そうだ
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白山を背に
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雪の大壁は終焉

ようやく苦しかった上りを終え、畳平へと続くウイニングロ-ド。爽快に飛ばしていきたいところだが、ここもやはり辛かった。観光バスやタクシ-が多く、すれ違う時は意地でも走り通した。畳平は登山者や観光客で今日も大変な賑わいだ。少し休憩後、早速剣ヶ峰方面へと向かう。雪があることは承知の上で、今日は靴下を2足持ってきた。コロナ分岐までは雪はなく、その先肩の小屋へ向かう手前で2ヶ所雪面の際どい通過があった。肩の小屋を越え、道標に立てかけてあった木の杖を手に取り、残雪地帯へと入り込む。遥か前方には慎重に登るパ-ティ-が隊列を成していた。斜度はあるが、登りに対して不安はない。帰り(下り)のことを危惧しながらも、脚は前へと進んでいた。
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雲上到着 
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振り返ると烏帽子岳
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畳平を越え、雪の剣ヶ峰(最奥)を目指す
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肩の小屋(下)、コロナ観測所を振り返る

パ-ティ-を抜かさせてもらい、岩場を越えたら、蚕玉岳の直下に出た。目の前には更に雪渓が延び、トラバ-スするにせよ直登するにせよ、蚕玉岳までは簡単に行けるだろう。しかしその先の剣ヶ峰までは、もう一つ雪渓を通過しなければならないようだ。行く分には何の心配もないが、ここでも僕は帰りを案じ一人躊躇っていた。そしてここまでの来た道を振り返った時、これは容易じゃないなと怖くなった。剣ヶ峰を目指す登山者は当然、誰しも雪対策を施している。せめて登山靴でも履いていれば不安はなかっただろうが、さすがに運動靴では雪山をなめている。滑り易いし、これ以上は危険だと撤退を決めた。畳平までのランニングが最大の目的なので剣ヶ峰に未練はないが、撤退の判断が遅過ぎたと猛反省。
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蚕玉岳直下で敢え無く撤退
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やはり下りのトラバ-スはヤバかった

想像以上に運動靴での下りは難しかった。滑り出したらどこまで落ちていくか分からない(きっと石にぶつかって止まるのだろう=大怪我)し、さすがにこんな格好での事故(=新聞沙汰)だけは絶対に避けたい。運動靴のかかとやサイドを雪に食い込ませ、雪を削るように、低い姿勢で慎重に下りた。おかげで膝が少し痛み出す。靴の中は雪だらけで冷たかったが、短い杖をピッケル代わりに何とか無事生還。ふぅ~、生きた心地がしなかった。肩の小屋を過ぎ、雪の斜面を2つトラバ-ス。完全に雪が消えた所で靴下を替え、富士見岳へと登った。中々厳しかったぞ剣ヶ峰、やはり山はなめてはかかれない。
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ふぅ~  ※ランニングに来て、さすがに滑落する訳にはいかない
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剣ヶ峰(左奥)と蚕玉岳(中)、撤退した雪渓(右)
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富士見岳山頂  ※剣ヶ峰とコロナ観測所が見える
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槍ヶ岳(左)、奥穂高岳(中)、前穂高岳(右)  ※手前は大黒岳山頂部
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畳平と恵比須岳(左)、魔王岳(右)
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絶景のスカイトレイル

今日は終始眺望に恵まれていた。畳平方面から見る烏帽子岳は、槍(槍ヶ岳)にも増してどこまでも尖がっている。烏帽子岳にも四ツ岳にもいつか登ってみたい、これは来る度に思い起こす感情だ。下りは重力で落ちていくだけだから楽に思えるが、それは自転車だけのこと。ランナ-は下りも自分の力で進んでいかなければならない。辛い下りに顔をしかめながら、それでも最高の眺望を励みにして、根性で走り終えた。ゲ-トのオジサンは今日も声を掛けてくれた。高齢のその方は昔相当なランナ-だったようで、スカイラインもよく走ったという。2週間後に迫った大会頑張れよ!と声援を頂き、再会を誓った。
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迫り来る槍穂高
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平湯十石山登山口方面
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烏帽子岳
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雪の思い出
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四ツ岳
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下りは絶景に事欠かない
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乗鞍スカイライン望岳台


平湯峠(標高1684m) 7:58
畳平(2702m) 9:55、10:02
蚕玉岳直下(撤退) 10:40
富士見岳(2817m) 11:14 
平湯峠 13:06

平成28年5月29日 天候晴れ 僕
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