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大志の初登山は安峰山

我が家の第6子、大志。晴れてこの春保育園の年少児となったはいいが、今ひとつ根性がないのが気にかかる。血液型や名前からしても僕の分身と期待しているだけに、もう少し気合いを入れて頑張ってもらわなければならない。年中で焼岳、年長で常念岳を日帰りした姉のナナをも上回る快挙を期待するのは僕だけで、本人としてはいい迷惑だろう。先日のチャレンジ富士五湖以来、どうも調子の悪い僕。膝が痛くてランニングは出来ない、かと言って何もしない訳にはいかない。ということで僕のリハビリも兼ね、大志の初登山へと向かった。6月生まれの次男坊は、かろうじてまだ3歳。姉のナナも年少から山を歩き始めたから、初登山には丁度よい年頃とも言える。そして、いよいよ登山開始。出だしはとても順調で、足取りも口ぶりも調子が良かった。何かと山との関りが深い我が家にあって、大志にとっても”山”というものが一体どんな所なのか、どんな楽しい場所なのか、ずっと気になっていたようだ。軽快な歩きっぷりで、まずは五合目。その後も姉の背を追いかけ、心地良い落葉の絨毯を踏みしめて行く。そして六合目到着。
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安峰山登山道入口
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登山開始
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五合目                              六合目

野暮用で少し時間を潰しつつも、次の看板を目指し先へと進んでいく。目指すは二十五菩薩跡ではあるが、いつもここまでが遠いなと感じている。疲れを感じ始めた大志に、次第に泣きが入ってきた。『ダッコ!ダッコ!』。もしここが町のショッピングセンタ-であれば、煩いから仕方なしにダッコすることもある。しかしここは誰もいない大自然、泣きたければ好きなだけ泣くがいいさ。小さな手を取り、引っぱるように強引に歩かせる。泣いたから可哀そう・・、こんな感情は僕にない。泣き出したからやめようか・・、そんな気も更々ない。ここからが大志にとっての正念場、初めて迎える限界との闘いである。
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落葉を踏みしめ
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二十五菩薩跡

六合目の次に”七合目”という標柱は無く、二十五菩薩跡までが幼子には最も辛い区間となる。泣きながらも何とか尾根へと登り上げたところで、お菓子を食べさせ少し休ませる。子供にとってお菓子の力は絶大なもので、一旦泣きは収まった。しかし歩き出した途端、再び泣きが勃発。その泣き声は先程にも増して大きくなり、叫ぶかのように泣き散らしている。それでも何とか二十五菩薩跡を経て、山頂直下の八合目へと辿り着いた。何度も来たことがある山なので、残りがどれくらいなのかは僕の頭には入っている。ここまで手を引っ張りながら歩かせてきたが、大志の踏み止まろうとする力も加わり、それはそれで大変だった。『ダッコ!ダッコ!』と連発しているが、一度ダッコしてしまったら、自分で登ったことにはならない。
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次第に                              泣きが入ってきた
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ついに八合目が限界か  ※泣き叫び、座り込み動かなくなった

どうしたものか・・。泣きじゃくる大志を見ながら、腹のポケットが目に留まった。そこにお菓子を入れて歩こうか・・と大志に相談を持ちかけると、コクリ頭を垂れて僕の提案に応じてくれた。大志は自分専用のお菓子を得たことで、みるみる元気になっていった。手は常にポケットと口との往復となり、食べるのに忙しそうだ。それでも脚は確実に前進してくれ、それ以降一切の泣きは入らなかった。黙々と山頂だけを目指して歩き、やがて山頂の空が見えてきた。山頂に近付くにつれ登山道の斜度は増し、二人の姉に支えられて何とか無事山頂へと登り切った。
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しかし子供は単純だった                   前ポケットにお菓子を入れたら復活
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頑張れ、大志!
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最後の急登

山頂は強い風が吹き、肌寒い程だった。昼から天気が崩れる予報なので、その前触れなのだろう。自分の脚だけで登り切った、大志にとって初めての山頂。そこから眺める飛騨古川の町並みは、息子の目にはどう映ったことだろう。大志は初めての試練に打ち勝ち、最後まで諦めずよく頑張ってくれた。もし泣いた時点でやめておけば、登山は辛かっただけで終わってしまう。しかしそれを乗り越えやり遂げたことで、得たものは計り知れない。子供の涙にたいした意味はない。親がその涙に錯乱し、可哀そうだからと子供の可能性を潰してしまうことの方が余程恐ろしいことだと思う。山頂展望台で昼食(おにぎり、おかず)を食べ、お菓子とジュ-スで祝い、山頂を後にした。
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山頂が見えたぞ
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安峰山展望台
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昼食
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安峰山(1058m)

下山が快調なことは、どの子にも共通することだ。走るように駆け下り、転びやしないかと終始注意していた。今回の初登山を終えたことで大志の根性は未だ信用出来ない部分も多いが、体が大きいだけはあり、体力は相当なものを秘めていると感じた。何とか騙し騙し今後も山に連れ出し、岳登のような山男になってほしいと願う。その際には是非、次男とも百高山を巡りたいものだ。
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軽快に下山                           ふざけた表情
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アレ、登山道に何かあるぞ・・                顔だ!
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可憐な花々
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無事下山  ※次はどこに登ろうか


登山道入口 8:49
二十五菩薩跡 10:36
安峰山 10:50、11:37
登山道入口 12:37


平成28年5月3日 天候晴れ 大志(年少)、ナナ(小3)、嶺花(中1)、僕


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美女高原のボ-ト(5/5)  ※揺れが怖いらしく、大志大泣き、ナナびびり
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| '16山行記録 | 14:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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