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シャルル・ド・ゴ-ル空港~南米編(44)

2016年1月22日
パリ~



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気分だけでも、パリ観光  ※シャルル・ド・ゴ-ル空港にて
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モ-ニングマック


シャルル・ド・ゴ-ル空港。
フランスの首都パリ郊外に構えるこの国際空港は、2つの巨大タ-ミナルから成り立っている。
フランスの航空会社エ-ルフランスはタ-ミナル2を使用し、同じタ-ミナル内でも、搭乗ゲ-トによっては無料の連絡電車で移動しなければならない。


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タ-ミナル間の無料電車

昨日17時過ぎに空港に到着後、僕等はためらうことなくソファ-ベットで一晩を過ごした。
ソファ-ベットの数は、上階も含め、かなりの数が用意されている。
これに対し、ここで一晩を過ごす者は非常に少ない。
ここは入国審査前の段階にあり、出国中の身としては、所在不明の状況にあることになる。
電気は24時間点いており、寒いとはいえ、中国の空港のように空調が完全に切られてしまったとは思えない。
警備員が全くいないことが信じ難いが、道連れ客の存在で、安全性は少しは確保されている。

それにしてもこのソファ-ベットは、本当に優れ物だ。
人間の体の心地良い姿勢を、そのまま形にしたような、見事に設計された完璧なシルエット。
あえて難点を言うとすれば、頭の部分だけもう少し柔らかい素材にしてほしかったことと、仰向けを基本としている為、寝返りが打てないことくらい。

薄毛布を被り、数時間の熟睡。
カマ(中級クラス)の夜行バスより、快適さは数段上だった。
これは”野宿”と言うより、”空港の簡易ベット”といった方が意味合いは近い。

そして翌朝、3時には僕は起きていた。
しかし、まだパリ観光の案がまとまっていないこと等もあって、始動が遅れてしまった。
当初計画では、朝6時に荷物を預け、鉄道でパリ市内へと移動。
ノ-トルダム大聖堂を見学し、世界遺産セ-ヌ河沿いを歩き、エッフェル塔や凱旋門を訪れる。
それに時間があったら、ル-ブル美術館の外観くらいは見ておきたい。

しかし出だしから入国審査の長い列につかまり、貴重な時間を無駄に費やしてしまった。
予想外の展開に、僕等の半日パリ観光は確実に遠のいていき、終に僕は尻込みしてしまう。
塔(エッフェル塔)に、門(凱旋門)に、カテドラル(ノ-トルダム大聖堂)。
どこの国にでもありそうな、変哲のない風景を思い浮かべると、魅力が完全に失せてしまった。
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エッフェル塔(絵葉書)
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凱旋門(絵葉書)

パリの夜明けは遅く、朝7時になっても、空港の外はまだ暗かった。
タ-ミナル1を探索し、何か一つくらいパリで思い出を作ろうと、カ-ド払で朝マックを食べた。
タ-ミナル1からタ-ミナル2へと移動する無料電車、タ-ミナル2間を移動する無料電車。
これらをガラガラの車両内先頭席で満喫し、入国後数時間で出国手続きに至る。
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パリの朝は遅い
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パリ唯一の思い出
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何回乗ったことか

今度は別階のソファ-ベットで横になり、読書や仮眠をしつつ、残された時間を潰していった。
そして12時正午に腰を上げ、荷物検査へと進んでいく。
しかしここで大と小のバックが二つとも引っかかり、中身を全て取り出しての入念な点検に。
最近パリはかなり物騒だから、これくらいの方が逆に安心ではある。

搭乗ゲ-トL45に移動し、やがて搭乗時刻となる。
15時半を示していた腕時計の表示は、日本時間に直すと23:30まで進んでしまった。
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動く歩道
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搭乗
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頼んだぞ!

夕食が運ばれてきた。
せっかくだから、僕はフレンチ(肉)、嶺花は和食(魚)を頼んでみた。
久々に飲んだ味噌汁はとても美味しかった。
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機内食(肉)
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機内食(魚)

ハイネケンのビ-ルは、食前と食事中、食後と3本を軽く飲み干した。
気が付くと、既に真夜中の1時半。
パリだとまだ18時だから、目を閉じても、簡単には寝付けそうにない。

時差に何度も翻弄されながら、僕達はこれから帰国する。
南米は果てしなく遠かった。
時差を体感しながら、今つくづくそう思っている。


機内(AF276便)泊


パリ空港内(モ-ニングマック€3.5×2)   計€7
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