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空中都市マチュピチュ~南米編(37)

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世界遺産 マチュピチュの歴史保護区 (1983年登録)
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ハイラム・ビンガムが見た発見当時(1911年)のマチュピチュ  ※WEBより引用


・・前回の続き


16世紀後半、スペイン人によってインカ帝国が征服されると、スペイン軍はインカの都市をことごとく破壊していった。
しかし標高2400mにあるマチュピチュは見つかることなく、ほぼ無傷のまま残されるに至る。
そしてインカ帝国の滅亡から400年近くを経過した1911年、ハイラム・ビンガム(アメリカの歴史学者)によって発見された時には、マチュピチュは草に埋もれ廃墟となっていた。

遺跡は標高2940mのマチュピチュ山と標高2690mのワイナピチュ山を結ぶ尾根に跨っており、麓からだと約400mもの標高差がある。
断崖と尖った山々に囲まれ、遥か下を流れるウルバンバ川は密林に覆われたジャングル地帯。
麓からその姿は確認出来ず、空中からしかその存在を確認出来ないことが、”空中都市”と呼ばれる所以なのだ。


マチュピチュ遺跡への入場は11時10分と出遅れたが、当日クスコ発だと、これが限界だろう。
市街地入口を背に、急な石畳の階段を、見張り小屋まで上っていく。
すると、そこには誰もがイメ-ジするあの光景が、惜しげもなく目の前に広がっていた。
これがマチュピチュか・・。
明らかにワイナピチュの存在が、この遺跡の存在を揺るぎないものにしている。
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記念プレ-ト
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貯蔵庫
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市街地入口  ※ワイナピチュが正面に飛び込んでくる

この神聖なる場所で若くてド派手な日本人女性が二人、残念にも、日本の恥を垂らしてくれた。
警備員に何度注意されても懲りず、石積みの際で飛び跳ねては、恥じらいのないアホなポ-ズで互いに写真を撮り合っている。
周りを全く気にしないところなんか、列車内の中国人達よりも、余程たちが悪い。
しかしマチュピチュには、それだけ人を惹きつける魅力があることだけは確かだ。
僕等としても、クスコから5万円もの大金をはたいて、遥々ここまで来ている。
遺跡内は全部見てやろうと、かなり意気込んでいる。
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今日は12歳の誕生日
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ワイナピチュ頂上  ※人数規制がある上に別料金、日帰りでは無理
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儀式の石  ※3段の階段はインカの世界観を表す(写真左)、ヤナンティン山を象るかのような三角錐(写真右)

素晴らしい景色に見とれ、足が先へと進まない。
広い遺跡内は、ざっと6つのエリアから成り立っている。
まだエリア1にいるが、一方通行なこともあって、この光景に中々別れを告げられないでいる。
”地球の歩き方”の別冊ガイドを頼りに、要所を一つ一つ蛍光ペンで塗り潰し、漏れのない見学を心掛けていた。
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訪問者の休憩所(左上)、作業小屋(中央)
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主神殿
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太陽の神殿
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ウルバンバ川を見下ろす断崖に立つ
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見張り小屋(右端)からは遺跡が一望

一向にペ-スが上がらず中々エリア1から出られないでいるが、嶺花を残し、一人インカ橋まで行ってくる。
万が一の為だろうか、トレイル入口では入山届を書かされた。
トレイルは意外にもしっかりとし道幅はあったが、落ちたらヤバそうな箇所も幾つか存在した。
駆け足で進み、7分でインカ橋手前に到着。
この先は進入禁止で、ゲ-トで堅く閉ざされている。
敵が侵入してきた場合、丸太を落とし進入を防ぐ、という仕組みなんだそうだ。
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インカの橋
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インカ道(写真左)を辿り、インカの橋(写真右)手前まで行ける

急いで来た道を戻り、トレイル入口で帰還届を書き、無事嶺花と合流した。
一向にペ-スは上がらず、迫りくるワイナピチュを前に、僕の興奮は鎮まるどころか増す一方。
やけに人間慣れしたリャマが、愛くるしい表情で観光客を楽しませてくれた。
まだまだ見所は続き、ようやくエリア4の折り返しまで来たところだ。
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迫りくるワイナピチュ
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作業小屋                             訪問者の休憩所
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作業小屋(職人の居住区)                   大岩の壁
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見張り小屋
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山の形
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三角屋根                             墓地跡
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神聖な広場                           神官の館
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3つの窓の神殿                         石積み
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神官の館(中央左)、主神殿(下)、石切場(右上)
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段々畑
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岩を削った水路                         日時計
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聳える岩峰、ワイナピチュ
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ワイナピチュを象った石(左)                 ワイナピチュ入口 ※僕等はここまで
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準備室                               リャマ
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聖なる石(ヤナンティン山を模した)             農業試験場

時間もなくなってきたので、ワイナピチュを背に入口方面へ戻るとする。
迷路のように入り組んだ遺跡内は、どこに見所が隠れているのかよく分からない。
後半少し雑になりつつ、幾つか見所を飛ばしながら、ひたすら出口を目指した。
今自分がいる場所がどこなのか定まらず、帰りの列車に間に合うかどうか、気になり始めた。
それでも何とか無事、半ば強引に見学を終了。
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未完成の神殿(鳥の壁)  ※コンドルのような形に組まれている、中央左が口ばし
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技術者の居住区                        天体観測の石
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2階建ての家                           一枚岩の階段  
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準備室                              最も美しい壁
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陵墓                                16の水汲み場
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さようなら、マチュピチュ
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この辺り一帯、特徴的な山が多

マチュピチュ観光・・、4時間では絶対に短かすぎる。
全景を眺めながら、腰を下ろし、ゆっくりと黄昏(たそがれ)ていたかった。
ワイナピチュに登り、遺跡を見下ろしてみたかった。
そう考えると、やはり麓のマチュピチュ村に宿を取るべきだろう。


つづく・・

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