ティティカカ湖に浮かぶ島~南米編(33)
2016年1月15日
プ-ノ~

ティティカカ湖(海抜3890m)に浮かぶ、ウロス島

トトラ製の観光船、バルサ
汽船の航行する湖として世界最高所にあると言われている、ティティカカ湖(Lago Titicaca)。
ボリビア以降、この”世界最高所”という冠には、いい加減あぐんできた(飽きてきた)感がある。
この標高3890mの高地に広がる神秘的な湖は、最大長190km、幅64km、最大水深約281mとなり、面積は琵琶湖の約12倍に相当する。
かのインカ帝国もここから始まったとされており、太陽の神は地上の人々に文明を与える為、2人の人間を遣わした。
初代インカ皇帝マンコ・カパックと、その妹ママ・オクリョである。
2人は太陽の島に降り立ち、そこから旅を始めたのだという。(他説あり)
プ-ノ~

ティティカカ湖(海抜3890m)に浮かぶ、ウロス島

トトラ製の観光船、バルサ
汽船の航行する湖として世界最高所にあると言われている、ティティカカ湖(Lago Titicaca)。
ボリビア以降、この”世界最高所”という冠には、いい加減あぐんできた(飽きてきた)感がある。
この標高3890mの高地に広がる神秘的な湖は、最大長190km、幅64km、最大水深約281mとなり、面積は琵琶湖の約12倍に相当する。
かのインカ帝国もここから始まったとされており、太陽の神は地上の人々に文明を与える為、2人の人間を遣わした。
初代インカ皇帝マンコ・カパックと、その妹ママ・オクリョである。
2人は太陽の島に降り立ち、そこから旅を始めたのだという。(他説あり)

ホテルロビ-でインタ-ネット
プ-ノの桟橋よりモ-タ-ボ-トに乗って40分、目指すウロス島が見えてきた。
島と言っても海底に根を下ろす通常の島ではなく、トトラと呼ばれる水生植物を積み重ねて作った人工的な浮き島のことだ。
このトトラで出来た浮き島が、見渡す限りどこまでも連なって見える。

港

出発前のボ-トに乗り込む演奏者(チッパ-)

遠ざかるプ-ノの町

湖で自生するトトラ(葦:あし)

島挙げての大歓迎 ※貴重な金づるが来た!って

カラフルな民族衣装 ※女性は太っていることが美徳(たぶん)
島民自らが造り上げた浮き島と言えど、大きな島ともなれば、学校や教会まであるという。
島民はウル族と呼ばれ、湖に生息する魚や水鳥を捕まえ、畑で野菜を作り、自給自足の生活をしている。
しかし最近では観光が主な収入源となりつつあり、だからか女性は皆、恰幅がいい。
ボ-トが一つの島(集落、或いは家族、親戚単位)に横付けされ、僕等ツア-一行は島に上陸。
トトラが敷き詰められた地面は、ふわふわしているが、意外にしっかりとしている。
自由散策は後回しのようで、先ずは説明役のガイドと補助役の島民女性によって、模型を使いながら島の概要説明が行われた。
僕はほとんど聞いていなかったが、全部トトラで出来ている・・ということが主旨だろう。

島のしくみ(模型にて) ※水面下に沈む基礎部分(根っこ)が厚いことが分かる


ガイドが島の説明 現実はエンジンボ-ト
トトラと島の人々は、切っても切れない関係にある。
島造り、家造りはもちろん、畑、火種の他、家畜の餌にもトトラが使われている。
そればかりか、島民の唯一の足となる舟(バルサ)もトトラで出来ている。
(しかしバルサは実際は観光船と化し、島民は現実的なエンジンボ-トに乗っていた)


コケコッコ- 家の炊事場

ソ-ラ-発電
ガイドの説明も終わり、自由に島を歩かせてもらうことになった。
家の中を見学させてもらったら、室内にはベットがあり、電灯やテレビ等電化製品まであった。
これは、ソ-ラ-発電によるものだ。

家にはテレビが


電灯に ペット犬
島内には、小魚の泳ぐ池まであった。
この池は湖とつながっているのか、ただ水を溜めているだけなのかは、今でもよく分からない。
ペット犬や家畜のニワトリが元気よく走り回り、この光景だけ見ていると、ここはまるで陸地だ。
島ごとに設けられている高台の櫓は、灯台的な役割を果たすのだろうか。


外の調理場 池には魚が

ベンチもゲ-トも全てトトラ製

地面一帯、トトラで覆われている

家々が湖を囲う

土産は貴重な収入源
島を一通り見させてもらった後、全員バルサに乗ることになった。
トトラで作られたこの舟は想像以上に頑丈で、ツア-客が乗ってもびくともしない。
明らかに観光客狙いと思えるその船体に、乗客は誰しも酔いしれている。
漕ぎ手は2人、若い女性とやや年配の女性。

バルサは島ごとにある
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何事も経験が大事・・ということで、しばらく僕は漕ぎ手の一方を担った。
思いの外、力が求められ、平たいオ-ルで波を掻き分けるには相当なセンスが必要だった。
重労働の割には進捗(進み)は乏しく、実生活での移動手段としてはやはり現実的ではない。
長らく湖上をさまよった末、先程とは別の島に渡り着いた。

そよ風を受けて


漕ぐのは大変 ※やや年配の方 三つ編み


この島の厚み 島では植物も自生
再びボ-トに乗り、プ-ノの港へと戻って来た。
港から町中へはガイドが数台タクシ-を手配し、タクシ-代はガイドが全て払っていた。
そして13時前、アルマス広場に送り届けてもらい、ツア-は終了した。
タキ-レ島も組み入れた1日ツア-もあるが、半日ツア-で十分だろう

帰港
これから、夜まで何とか時間を潰さなければならない。
デウストゥア門近くの高台に上り、眺望を楽しみ、昼寝をし、静かな東屋でのんびりと過ごした。
全方向眺めはいいのだが、湖畔の遥か先にウロス島の家々が連なって見えた。
近いようで遠いこの島は、一体どこまで神秘的なのだろう。

デウストゥアの門

門近くにある展望所 ※眺めは抜群で、休憩に最適

町を一望 ※南の眺望

斜面に建つ家々 ※北の眺望

ウロス湖方面 ※東の眺望

かなりの望遠(デジタルズ-ム)で、ウロス島が見えた

いつも賑わう、ピノ広場

夕食はチャ-ハンと焼きそば

中央市場内の土産物屋 ※基本正直価格な為、値引きは少々

ス-プ ※店を手伝う娘さんは嶺花と同年代


プリン(市場内) ※買ったばかりのアルパカ帽子 うずら卵(屋台)


床で寝る女性パッカ-(相方が番) 深夜特急
夜行バス(プ-ノ~クスコ)泊
ウロス島(チップS/.10) 袋菓子(S/.0.5) 夕食(チャ-ハンS/.5、焼きそばS/.5) 土産(バック2つS/.15、アルパカ帽子S/.11) 夕食2軒目(ス-プS/.3×2) プリン(S/.1) うずら卵(4個S/.1) ポストカ-ド(3枚S/.3) トゥクトゥク(S/.3) タ-ミナル使用料(S/.1.5×2) 計S/.63.5
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| '16南米編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑