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世界最大のウユニ塩湖~南米編(25)

2016年1月10日
ウユニ~



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ISLA PESCADO (ISLA INCA WASHI)
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自然が創り上げた、神秘的な縞模様
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SALAR DE UYUNI
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塩の割れ目に手を入れて、宝物探し
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水面下には夢が一杯


ウユニツア-3日目、楽しかったツア-もいよいよ最終日を迎えた。
今日は日の出を見る為、5時出発と聞かされている。
僕は今日も一人早起きし、3時過ぎには起床した。
鍵のかかるダブルル-ムに安心し、塩のベットも快適そのものだった。

『グットモ-ニング・アミ-ゴ、ウェイクアップ!』
隣の4人部屋のツア-仲間があまりにも呑気に眠っているので、部屋の電気をつけ、容赦なく叩き起こした。
5時発だというのに、その30分前になっても誰一人起きてこない。
かなり図太い神経の持ち主ばかりで、逆に羨ましくもある。

またも仲間の寝坊に左右され、5時を少し過ぎ、3日目が慌ただしくスタ-トした。
暗闇の中、僕はヘッドライトを頭に装着し、ツア-車へと乗り込んだ。
昨日洗濯して外に干していた新しいパンツは、結局中国人だか誰かに盗まれかなりショック。

アレックスの運転するツア-車は、暗闇の中、ガンガンと速度を上げ走っている。
僕はいつしか目を閉じ、しばしの眠りに就いていた。
そして着いた場所が、インカ・ワシ島 (ISLA INCA WASHI)。

入口の小屋で入場料を払い、サボテンを横目に、急傾斜のトレイルを息を切らし登っていく。
日の出は6時だ、あと少しで太陽が昇ってしまう・・、急いで僕等は頂を目指した。
次第に視界は開けてきたが楽しみは後に、と周りの景色はあえて見ないようにしている。
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島の頂を目指す

そして、ようやく頂上に到着した。
360度ウユニ塩湖の乾いた大地が広がり、その果てにはトゥヌパ火山の雄姿が見える。
次第に東の空が赤く染まり始め、ついにその時が来た。
外国で見るサンセットは多々あるが、サンライズはあまり記憶がない。
ウユニの白い大地、周囲を覆う山々、そして島のサボテン達。
このショ-の主役を務めるのが太陽なら、脇役もまた、主役級の千両役者ばかりだ。
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空が明るくなってきた
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サンライズ
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朝陽に見入る観衆

世界最大のウユニ塩湖は最高標高3760mに位置し、その大きさは約120km×約100km、面積は約1万2000k㎡にも及び、約20億トンもの膨大な塩を抱えている。
ウユニ塩湖には32の島が存在し、その中でこのインカ・ワシ島だけが唯一観光客に開放されている。
ここは一応は湖で、一見陸続きであるように思えているが、建前上はそうでない。
だから、”山”とは言わず、”島”と呼んでいる訳だ。
島全体に生い茂る大きなハシラサボテンが、この島の象徴となっている。
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インカ・ワシ島
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ハシラサボテン
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トゥヌパ火山
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犬の親子

ねぇパパ、早く来て!
僕は写真を撮りながらゆっくり下りていたが、先に下りていた嶺花が僕を呼びに戻って来た。
ツア-車の後ろではアレックスや仲間が集まり、何らや準備に取り掛かっている。
これから、ここで朝食をとるようだ。
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塩湖で朝食

塩のベンチに座り、塩のテ-ブルに置かれた朝食をこれから有り難くごちそうになる。
シフォンケ-キ、ヨ-グルトジュ-ス、コ-ヒ-、ココア・・。
相変わらず、満腹になるまで存分に食べることが出来た。
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塩のテ-ブルとベンチ
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塩湖の厚み

本来ならばこの時期は雨季であり、湖上には水が張り、幻想的な光景が見られるはずだった。
しかし、こうして今眺めているのは乾季の光景。
あれ? 雨季なのに乾季?
どうやらエルニ-ニョ現象の影響で、今年は本当に雨が降らないらしい。
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雨季なのに水がない
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火山を背に

しかし、乾季(水のない雨季)ならではの楽しみ方もある。
遠近感が麻痺してしまいそうな白の大地は、トリック写真の格好の舞台となっている。
この遠近感を利用して人間を小さく見せたり、人形を大きく見せたりして、その遠近のコラボを上手く撮影に取り込むのだ。
わざわざアイテムを持参する旅行者もいるが、アイデア次第で身近な物でも代用出来る。
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トリック写真撮影中

何かいい物はないかな・・とバックをあさり、奥底から正露丸を取り出した。
正露丸を手前に置き、嶺花を遥か後方に下がらせ、嶺花が正露丸の瓶の上に立っているような構図の写真を撮った。
しかし僕のカメラではピント合わせが難しく、どちらかが必ずピンボケした。(それが普通かも)
これは意外と難しいな。
今度はツア-仲間の牛山君にも参加してもらい、僕にしては中々の写真が撮れた。
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落ちちゃうよ~
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よし、頭に立てた

僕等を乗せたツア-車は、一面真っ白の大地を、風を切り颯爽と突き進んでいる。
ここは、湖の上。
何とも信じ難いこの光景が、南米ボリビアのウユニ塩湖である。
塩の模様はどこまでも美しく、自然の造形美はとても神秘的だった。

数百万年前、アンデス山脈が隆起し、海底が海水ごと持ち上げられた。
やがて海水が干し上がるにつれ、水分中の塩が固まり塩湖となった。
流れ込む川のないウユニ湖は、一面真っ白な塩に覆われたまま、現在に至る。
そして、高低差がほとんどない為、見渡す限りその光景が広がっている。

アレックスが突然、湖上で車を止めた。
皆、直ぐに外に出る。
僕は腰を下ろし、顔を地面に近付け、塩の結晶を間近で観察してみた。
す、すごい、すご過ぎる。
当たり前だが、本当に大地は全て塩だった。
しかもその大地が、見渡す限りどこまでも続いている。
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白い大地
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塩の塊  ※舐めてみたら、確かに塩だった
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水があるようにも見えるが

アレックスが姿勢を落とし、膝を地面に着け、何か怪しい行動をとっている。
早速近寄ってみたら、塩湖の下に水が溜まっていた。
乾いた塩湖に水はないと思っていただけに、これは意外だった。
(雨季には、塩の大地の上にも下にも水があることになる)

アレックスは水の中に深く手を入れ、何やら取り出そうと一人頑張っていた。
そして、鮮やかに輝くクリスタル(水晶)を一つ採り上げた。
してやったり・・と、ドヤ顔のアレックス。
この遊びを知った男達(特にフランス人のベッカム)や子供の嶺花は大喜びだった。
湖上の割れた箇所を見つけ出し、水の中に手を入れては、手の感触で原石を掘り当てる。
正にこれは”宝探し”だった。
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頼れる男、アレックス
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塩湖の醍醐味は水面下にあった
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クリスタル  ※綺麗だが、もろい物が多い

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綺麗な石は意外と見つかるが、大抵はもろく、強く握ると直ぐに砕けてしまう。
それに水は塩水であり、乾くと、腕は塩まみれとなっている。
しかしこの宝探しは、実に楽しい。

手慣れたアレックスは僕等の為だろうか、尚も貪欲に湖上で穴を探し、歩き回っている。
やがて、ある箇所で本腰を入れ、本格的な戦闘体勢に入った。
湖上に腹ばいになり、水の中に腕を脇まで入れ、顔をしかめ苦戦している。
この穴の中には、かなり大きなクリスタルがあるようだ。
完全にこの遊びにハマってしまったフランス人のベッカムも加わり、手から血を流しながらも奮闘していた。
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ベッカム(左)とアレックス

予想外に、ここの原石はデカいようだ。
アレックスは一度立ち上がり、車から工具(ドライバ-)を取り出し戻って来た。
アレックスは完全にやる気になった。
彼のプライドに火が付き、ボリビア人の名誉にかけても、どうしても採り出したいようだった。
しかし時間を費やしただけで、敵の方が一枚も二枚も上手だった。

宝探しの次は、撮影会。
トリック写真を撮ったり、集合写真を撮ったりと、これが本来のウユニ塩湖での正しい過ごし方。
予想外に滞在時間は長くなったが、よく考えれば、これこそが、ツア-のメインであった。
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車に立てたよ
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リング  ※英国人が発案したがイマイチ


つづく・・


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