港町バルパライソの町並み~南米編(17)
2016年1月5日
サンティアゴ~バルパライソ~サンティアゴ

世界遺産 バルパライソの町並み (2003年登録)
バルパライソ・・。
サンティアゴから約120km、チリ最大の港町であるこのノスタルジックな町並みは、2003年に世界文化遺産に登録されている。
町のほとんどは急な坂道や石段の続く丘陵地帯であり、港を囲むようにして45もの丘がある。
地元民の足となっている100年物のアセンソ-ルが、この風情に更に拍車をかけている。
サンティアゴ~バルパライソ~サンティアゴ

世界遺産 バルパライソの町並み (2003年登録)
バルパライソ・・。
サンティアゴから約120km、チリ最大の港町であるこのノスタルジックな町並みは、2003年に世界文化遺産に登録されている。
町のほとんどは急な坂道や石段の続く丘陵地帯であり、港を囲むようにして45もの丘がある。
地元民の足となっている100年物のアセンソ-ルが、この風情に更に拍車をかけている。

前宿の朝食


後宿は高い割に質は落ちた

郵便局でエアメ-ル投函


郵便局内の博物館
自社の専用タ-ミナルまで持つ、チリ最大のバス会社Tur Bus。
明日のサン・ペドロ・デ・アタカマ行きのバスチケットを買ったついでに、これから向かうバルパライソ行きのバスチケットも片道で購入しておいた。
このバス会社、質は確かにいいのだが、値段が若干高いのが気に入らない。
バスは2時間弱で、目的地バルパライソに到着した。
タ-ミナル前の大通りを、西へ西へと進んでいく。
右手には数本通りを挟みバルパライソ湾が広がり、左手の斜面にはカラフルな家々が所狭しと肩を寄せ合い建ち並んでいる。
この風景こそが世界遺産、この町の象徴である。

斜面に築かれたカラフルな家々
大通りにはス-パ-マ-ケットが何軒かあり、その内の数軒にふらり立ち寄ってみた。
目指すはもちろんワインのコ-ナ-、しかしチリのワインは思いの外高く感じた。
カテドラルを経由し、港沿いを歩き、プラット埠頭に出た。
チリ国旗を掲げた小さなボ-トが何隻か並び、奥には重苦しい雰囲気の軍艦が停泊している。
ソトマヨ-ル広場前には海軍総司令部が建ち、この町の重要さが伺える。

海沿いを走るメトロ・バルパライソ

プラット埠頭

海軍総司令部
壁画ア-トを眺めながら、アセンソ-ル(ケ-ブルカ-)乗り場へと辿り着いた。
斜面が多い町だけに、このアセンソ-ルの存在が市民には欠かせないものとなっている。
わずか$100の乗車賃、10人乗れば一杯になる小狭さの木箱の躯体に乗り込んだ。
斜度はかなりの急勾配、上から引っ張り上げているような軌道を辿る。
乗車時間は一瞬だったが、物珍しさも含め、乗る価値は高いだろう。

路地ア-ト

アセンソ-ル
昇り着いた先には、少しばかりの眺望が広がっていた。
アレグレの丘は何処だろう・・。
ひと気の少ない中、通りがかりの男性に僕は声を掛けた。
彼は英語を全く理解していなかったが、たまたま現れた女性に話を振り、その女性が丁寧に応答してくれた。
どうやら、ここは僕等の目指したアレグレの丘ではないようだ。
そもそも僕等が乗った乗り場が間違っていたようで、女性につられ、再びアセンソ-ルに乗り下まで戻る。
女性は親切に僕等の乗車賃まで支払ってくれ、正しい別の乗り場へと導いてくれた。
アレグレの丘行きの乗り場は、確かに分かりづらい。

親切な女性
ここでの乗車賃は$300。
先程の乗車賃の3倍に跳ね上がったが、乗車時間は3倍とまではいかなかった。
上部駅に到着後、箱の躯体から抜け出し、外に出る。
さすがに世界遺産の観光名所だけはあり、観光客が多く、土産物屋も附随して多かった。

ノスタルジックな躯体

アレグレの丘
建ち並ぶ家々はカラフルな原色で彩られ、壁に描かれた絶妙なア-トがこの町の情景に一役買っている。
港から斜面に広がる住宅街へと見通しは広く、眺望は大変素晴らしかった。
もう少し路地を探索したい気分だったが、今日は日帰り観光なので、あまり時間もない。
早速、帰宅の途に向かう。

港沿いの眺望

オ-プンテラス
この町の地理は実に明確だ。
港と山手の斜面のおかげで、方向感覚を失うことはまずないだろう。
バスタ-ミナルまで歩いて戻り、チケットを買うとバスは直ぐに発車した。
Tur Busは高いから、帰りは別のバスをチョイスする。
1時間半弱で、サンティアゴの町へと戻ってきた。
結局、このバスの方が安くて早かった。

夕暮れの大聖堂
夕食はもちろん、アルマス広場食堂街の立ち食いホットドック。
ブエノスで食べたホットドックの不味さが、この店の美味しさを余計に際立たせてくれる。
夜毎賑わうアルマス広場は、多くの警備に包まれ、物騒さの中にも長閑な空気が漂っていた。
ライトアップされた重厚な建物を肴に、チリ産の白ワインに一人酔いしれる。
数多くあるベンチは、ホ-ムレスの寝床として一画は占拠されていた。

アルマス広場脇の食堂街 ※左手に立ち食い店、右手に食堂が並ぶ

どれもお値打ちでハズレなし

ここのホットドックは絶品!
今夜はいつもより静かだな・・。
人出の引いた歩行者天国を通っての帰り道、ATMや隣店のガラスが無残にも割られていた。
強盗が入ったようだ。
僕等も少し気を引き締めた方がよさそうだな。
旅は慣れてきた頃が一番危ない。

チリ産の白ワイン
サンティアゴ・ホテルAlameda泊-$30000 ※$:チリペソ
ホテル($30000) ポストカ-ド($400×2) 郵便局(エアメ-ル3通$1500) メトロ($660×2) バス(サンティアゴ~サンペドロデアタカマ$48800×2) バス(サンティアゴ~バルパライソ$4600×2) ス-パ-(フランスパン$490、パインジュ-ス3㍑$920) アセンソ-ル($100×2) アセンソ-ル($300×2) エンパナ-ダ($700) バス(バルパライソ~サンティアゴ$3000×2) メトロ($720×2) ソフトクリ-ム($300×2) ス-パ-(チリワイン$1290) 夕食(ホットドック2個とビ-ル$1850、ホットドック2個とファンタ$1650) 計$156160
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| '16南米編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑