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イグアスの大瀑布~南米編(7)

2015年12月28日
~フォスドイグアス



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世界遺産 イグアス国立公園 (1986年登録)


南米ブラジルとアルゼンチンとの国境を流れる、イグアス川。
世界最長を誇るイグアスの滝が大陸を引き裂いたかのように、この隣り合う2国を隔てている。
亜熱帯性の密林に覆われた全長4kmの間に、大小約300本もの滝が段を成し連なっている。

このイグアスの滝は1億2000万年前には既に存在していたと考えられ、古くから先住民族の聖地としてあがめられていた。
アフリカのヴィクトリアの滝、北米のナイアガラの滝と共に、世界三大瀑布とも謳われている。
尽きることのない水が周囲に轟音を轟かせ、滝となって流れ落ちる様は実に圧巻である。
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爆音が響く


昨日10:05にリオ・デ・ジャネイロを出たバスは、乗車24時間を超え、翌日の10:38、ようやくフォス・ド・イグアスのバスタ-ミナルに着いた。
これだけ長時間に及ぶバス移動ではあったが、不思議と苦痛は感じなかった。
途中のサンパウロ辺りまでは乗客はほとんどおらず、車内はガラガラ状態。
次第に乗客が増えてはきたが、夕方早々眠りに就くと、気付いた頃には既に夜になっていた。
相当疲れが溜まっていたこともあり、僕等は死んだように熟睡した。
持ち込んだ夕食(パン)さえも食べることはなく、食欲より睡眠の方を無意識に優先したようだ。
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ポン・デ・ケ-ジョ(チ-ズパン)

そして、車内で朝を迎える。
フォスドイグアスへは8:50到着という話だったが、バスは結局2時間ほど遅れて仕事を終える。
観光に充てる時間が削られ痛手を喰うが、宿探しの面で言えば、午後着に比べまだ気は楽だ。

近距離バスタ-ミナルを出て、南方面へと通りを進んで行く。
一応目ぼしいホテルを目指していたが、途中で見かけたホステルですんなり宿が決まった。
HOSTEL Katharina House (カタリナ・ハウス)。

ここは世界中のバックパッカ-に人気のようで、受付で両替が出来たのも都合が良かった。
後で知ったが、地球の歩き方(アルゼンチン最新版)にも載っていた。
部屋は清掃中らしく長らくロビ-で待たされたが、甲斐あって、快適そうな部屋が与えられた。
朝食が付くというのも嬉しい話だ。
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HOSTEL Katharina House  ※立地も良く、朝食付き
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4人部屋を2人で使用

13時過ぎ、イグアスの滝を目指し、国立公園行きのバス停に向かった。
と言ってもバス停は宿の目の前にあり、既に何組かの観光客が暇そうにバスを待っていた。
今から滝に向かうのでは少し遅いかなと危惧したが、この時間からでも何とか間に合いそうだ。

運よく直ぐにやって来た緑色の市バスに乗り、30分以上かけ、終点で下車。
ビジタ-センタ-は観光色が際立ち、世界に名だたる一大観光地であることを肌で痛感した。
それに何より、子供料金の破格プライスが大変有り難かった。
ただし、11歳迄という大人との区切りに対し少し不安が過る。(旅の終盤、嶺花は12歳となる)
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ビジタ-センタ-に到着  ※ここまではこの市バスで

広い園内を走る無料の2階建バスに乗り、3番目の停留所ホテル・ダス・カタラタス前で下車。
ここはブラジルのイグアス国立公園内唯一のホテルで、最高級ホテルの部類に入る。
停留所には園内マップがあり、ここから滝巡りの遊歩道が始まっている。
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公園内の無料バス
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国立公園マップ  ↑画像クリックで拡大
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遊歩道

先程から遠越しにちらり見えていた滝は、この時点ではまだ思った程の迫力感を出していない。
蒸し暑い亜熱帯のジャングルを、更に奥へと進んで行く。
何やら鳴き声が聞こえ、時に木に登るハナグマを目撃する。

このハナグマは人間が怖くないようで、観光客の脇を颯爽と歩き去っていく場面も多かった。
ただしこのハナグマ、見た目ほど可愛らしくはなく、噛まれると大怪我をするようだ。
それを警告する注意書きの看板があったが、そこには実に恐ろしい写真が載っていた。
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ハナグマ  ※観光客に近寄ってくるが、噛み付きに注意
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滝と対面  ※思ったほど大したことないな

滝が次第に近付いてきた。
やがて、空から雨がパラパラと舞い降りてきた。
実はこれ、滝しぶき。
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所々滝が姿を現す
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果敢にも滝壺へ  ※もちろん高料金のオプション
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横幅もかなり広い  ※興奮している為、似たような写真が多い
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国を隔てるイグアス川  ※川向うはアルゼンチン
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時折現れる展望所  ※見る場所により印象が変わってくる

慌ててバックの中身やカメラに、持参した袋を被せ、防水対策を施す。
ついでに誰かの使い捨てのポンチョを失敬して羽織り、濡れながら展望橋を進んで行く。
そして終に、イグアス最大のハイライト”悪魔ののどぶえ”へと近付いていく。
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展望橋  ※悪魔ののどぶえが近い
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ある意味この橋は危険  ※手摺や床板、独立基礎に己の命を委ねている

雨(滝しぶき)も本降りとなってきた。
この暑い環境下、水に濡れるのはそう気分の悪いことではない。
先日のコルコバ-ドの丘(リオ)に比べたら、正にここは天国だ。
ただし終点に近付くにつれ滝しぶきが増し、息をすることが容易ではなくなった。

それに万が一柵を越えて川に落ちたものなら、まずもって助かる見込みはないだろう。
アルゼンチン側に比べ見劣りすると言われるブラジル側での観光となったが、ずぶ濡れにもなれたし(ここが重要)、充分楽しめたイグアスの滝であった。
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落ちたら、まず助からない
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手が届きそうだ
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当然皆ずぶ濡れ
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悪魔ののどぶえ
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滝上に上がるエレベ-タ-                  長閑なイグアス川上流

そして、ブラジル最後の夜。
行列の出来るシュハスカリアで、シュハスコ料理を存分に堪能することにした。
”シュハスコ”とは、肉の塊に岩塩を振りかけて焼き上げたブラジル風バ-ベキュ-のこと。
ウェイタ-が牛肉や豚肉、鶏肉等の様々な部位を長い鉄棒に刺して店内を回っている。
このブラジルを代表する料理を扱う専門店を”シュハスカリア”と呼び、基本的に食べ放題となっている。

シュハスコとは別にテ-ブルにずらり並べられた料理も豪華で、どれも美味しかった。
肉料理やソ-セ-ジ、肉団子やフライドポテト、その他の惣菜類も豊富な品揃え。
更にはパスタやピラフ等の穀物系、サラダも種類が多く、ヨ-グルトや焼プリン、チョコケ-キ等食後のデザ-トも美味しかった。
これらが全て食べ放題。

そして僕等のテ-ブルにも、熱々の鉄棒を抱えたウェイタ-がやって来た。
見るからに美味しそうな肉の各部位や焼パインを、直ぐ目の前でカットしてもらう。
肉はどれもジュ-シ-で、最高に美味い。
この食べ方のスタイルもブラジルらしくて、大変興味深い。
それに何より、値段が非常に手頃でお得だと思う。
一つのブラジル観光と割り切って入ったが、そうでなく食事目的だとしても十分に満足出来る店であった。
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大人気のシュハスカリア                    肉の塊を持って回るウェイタ-
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僕も大満足  ※体裁が悪いので、珍しく飲み物も注文←滅多に頼まない
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かなり上等
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どの部位も最高だ                       賑わう店内  ※絶対に行くべき

いよいよ明日、ブラジルを出てパラグアイへと入る。
最後の最後に、ブラジルでいい思い出が出来て本当に良かった。
何かと押され気味のブラジルではあったが、僕等も少しずつ旅に順応してきたようだ。


フォスドイグアス・ホステルKatharina House泊-R$100


ポンデケ-ジョ(R$1.5) バス(~近距離バスタ-ミナルR$3.2×2) ホテル(R$100) バス(~イグアス国立公園R$3.2×2) イグアス国立公園(大人R$56.3、子供R$8) バス(~近距離バスタ-ミナルR$3.2×2) 夕食(シュハスカリアR$28.5×2、グラスビ-ルR$6、コ-ラ小瓶R$5)  計R$253
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