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第4回能登半島すずウルトラマラソン(3)~第4関門狼煙まで

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心地良い海岸線
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曽々木海岸 窓岩


・・前回の続き


第2関門曽々木エイドで元気をもらい、海岸沿いをひた走る。この辺りには特徴のある奇岩が多く、走っていて飽きることがない。潮の香りが心地良く漂い、こういう道だったら何キロだって走れそうだ。この先、3つのトンネルを抜けていく。今日一日左車線はランナ-用として開放され、車は片側交互通行。地元の方々の応援もそうだが、こういったところで、町を挙げての一大イベントなんだと改めて実感する。珠洲は塩が有名なようで、『塩街道』や『揚げ浜塩田』といった表記が海岸沿いに目立つ。塩田(えんでん)村に入ると、揚げ浜式製塩という500年前の製法を受け継ぐ塩田が随所にあり、木の棒で均す作業風景が一際目を引いた。この珠洲の揚げ浜塩田は、NHKの連続テレビ小説『まれ』の舞台ともなっており、観光客の姿も多かった。時折ランナ-と雑談を交わし、我慢の走りを根気よく続けていく。
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トンネル1つ目                          60㌔通過(12:01)
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塩街道                              トンネル2つ目  ※選手は直進
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海の民                              『まれ』の舞台
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第15エイド(塩田村)                      狼煙23km
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65㌔通過(12:51)                      トンネル3つ目
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揚げ浜塩田
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第16エイド(大谷)
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禄剛崎16km                          70㌔通過(13:36)

少しの間、前後に誰もいない一人旅が続き、道を間違えでもしたかと心配になってきた。そんな頃、ようやく第3関門に到着。ここは73㌔地点の自然休養村。スタ-ト前に預けておいた着替えや後半用のサプリ等をここで受け取る。結局、上下の着替えも靴の交換もしなかったが、靴下のみ新しいものに穿き替えた。既に足にはマメが出来ており、関わるとロクなことがないので、無視することに決めている。ワラ-チで走っている黒田青年が横の椅子に座った。前半少し並走した際、初めて見るワラ-チについて興味本位から幾つか尋ねていた。その時このエイドで2足目に履き替えるといっていたが、結局1足目で最後まで通すようだ。よくこんなサンダルで走れるもんだと、感心せずにはいられなかった。子供達の和太鼓の演奏が、心の奥底に行き届く。温かい味噌汁や珠洲塩で握ったおにぎりは、とても美味しかった。ここでは足のマッサ-ジ(フットケア)のサ-ビスもあるが、この時間帯のランナ-にはそんな時間的猶予はない。休憩も程々に、走り始めようと沿道に出る。法被姿の少女達が横1列に並び、ハイタッチを求めてきた。なんという素敵な子供達なんだ・・、僕は一瞬泣きそうになった。
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ゴジラ岩
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大崎島
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第3関門 自然休養村(73㌔)  ※9時間6分で通過、関門閉鎖まで残り64分
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第17エイド(自然休養村)  ※温かい味噌汁や能登米の塩おにぎりが嬉しい
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75㌔通過(14:32)                      第18エイド(高屋)  ※オロナミンCは直前で完売

そして、ついにラケット道路が現れた。道路のカ-ブがラケットに見えることから、この名前が付けられた(微妙だが・・)。ここはレ-ス終盤、かつ本コ-ス最大の難所で、海抜0mから120mまで一気に上りあげる。レ-ス前半であれば別に大した高低差ではなく、僕が平日朝走っているコ-スの方が余程高低差はある。しかしこの段階での上りは確かに辛い。しかし今日の僕には後半の上りに恐怖心はない。上りは脚休めを兼ね、歩くことに決めているからだ。だから、ようやく休める・・と逆に嬉しい気分で向い入れられる。走りたくても走れないという非力さの裏返しなのだが、この辺りのランナ-は皆同じ作戦を採っている。時折颯爽と走り去っていくランナ-を見ると、どこにそんな馬力が残っていたのだと感心してしまう。早足で歩きながら先の見えない上りを進んでいると、右前方にカメラマンの姿が見えた。そうかここが撮影ポイントなのかと空気を察し、僕は無理して走り始めた。その後又早歩きに切り替え、何とか峠のエイドに到着。先程のエイドでは残念ながら1歩及ばず飲み損ねていたオロナミンCは、このエイドでは残り2本で何とか間に合った。少しだけ元気をもらい、峠からの下りにかかる。
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ラケット道路の登場
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一番辛い場所でカメラマンが待機
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第19エイド(椿峠)  ※オロナミンCはラスト2本だった

上りで歩くランナ-達も、下りになった途端に走り出す。皆勝負どころはわきまえているようだ。後半の上りも走れるようであれば11時間、12時間台でゴ-ル出来るのだろうが、こうして後半の上りを歩くランナ-は必然的に制限時間との闘いとなってくる。しかしそれでも最後まで走る姿勢は崩さず、歩きは極力最小限。里に下り、狼煙がだんだんと近付いてきた。狼煙手前の第20エイド。このエイドのことは覚えている。確か動画の出崎さんは、時間に追われここは素通りしていたな。しかし今の僕には若干の余裕がある。不気味なカカシの間をすり抜け、ついに狼煙を射程圏内に捉えた。85㌔標識を越え、その先で人の声が聞こえてきた。禄剛崎灯台へはここから急斜度の坂道を上っていかなければならない。観光客に混じり、手すりを頼りにゆっくりと上っていく。そして白亜の灯台の手前で関門をクリア。関門閉鎖まで26分と、時間的余裕は既にない。折り返すように灯台を周回し、来た道を戻る。下りも急過ぎて走れない。道の駅に併設された、第21エイド(狼煙)。楽しみにしていた能登牛カレ-はなく残念だったが山菜丼を2杯食べ、いよいよ最後の関門目指しスタ-トを切った。
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80㌔通過(15:22)                      禄剛崎4km
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第20エイド(川浦)                       道の駅狼煙1.5km先  ※多くの案山子さん
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85㌔通過(16:05)                      灯台に向けて最後の急登
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第4関門 禄剛崎灯台(86㌔)  ※11時間14分で無事通過、関門閉鎖まで残り26分
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道の駅 狼煙(のろし)



つづく・・

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| 2015 | 17:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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