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御嶽山周回②(開田口~御嶽山継子岳~小坂口)


・・前回の続き


いよいよ後半戦に突入、御嶽登山の始まりとなる。ここ御嶽山域には幾つもの登山道があるが、メジャ-で容易な剣ヶ峰(御嶽最高峰)寄りとは異なり、反対側の継子岳寄りは時間的に長いものが多い。折角山頂部に登り詰めてもそこは御嶽最高峰ではなく、その為『飛騨頂上』なる寛大な措置(配慮?)が飛騨人の為に採られている。それでもまだ小坂口はまだいい。なんてったって名湯濁河温泉が麓にあり、登山者の利用も多い。対照的なのが日和田や開田と言った登山口で、知らない人の方が多いと思う。その上、開田口に至っては道のりが長く、更に敬遠されている。そんなイメ-ジを抱いていた。登山口には入山情報を示した規制看板が掲げられてあった。事前にこの情報は得ており、今日は規制解除されている三の池、四の池、継子岳しか予定していない(行きたくても行けない)。登山口から3分で、古びた鳥居が現れる。ここには水場があり、飲用にと器が置かれていた。この先一切水場はないので、ここが実質最終水場となる。
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開田登山口
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登山口の規制看板(入山情報)  ※画像クリックで拡大↑
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鳥居(登山口の少し先)には、唯一の水場もある

登山道は苔むしていて、何とも神秘的な雰囲気だ。まるでラピュタの世界にでも迷い込んだような感覚に、少しワクワクしてきた。登山道は意外にも明瞭で、過去の繁栄を感じつつ荒廃した道を進んでいく。そんな中、1合目おきにある道標は真新しく、この登山道は満更使われていないとも言えないな・・と思えてきた。今回の御嶽登山の標準コ-スタイムは9時間35分。だいたいその半分くらいでは進みたい。先週のナナとの白山登山が1時間に400m↑だったので、今日は単独だし最低でも1時間500m↑といきたいところだ。登山の登りは一応得意だし、そこそこ頑張っているつもりでいたが、理想通りにはいかなかった。最低でも1時間は辛抱だとあがき、6合目到着。今日は2週間後に迫ったウルトラマラソン(能登102km)を意識して、栄養補給の予行も兼ねている。1時間毎に塩熱サプリ、2時間毎にアミノ酸、ラン終了時点でクエン酸も摂取した。しかしこれらは全てエネルギ-源があってこそ。しかし今日は限られたランバックの容量上、飲み水に重きを置き、食料としてはおにぎり2個、カロリ-メイト3袋(6本)、塩飴と黒蜜飴くらいしか持ってきていない。果たしてサプリの効果があるのだろうか。それにしても御嶽は森林限界が随分遠いな・・。通常の山域なら2000mで森林限界を迎え神の領域に入るのだが、今日はいつまで経っても森の中。しかし確実に高度は稼いでいる訳で、ようは見晴らしの問題。
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苔むした開田口登山道  ※結局誰とも出会わなかった
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開田口5合目                          開田口6合目
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避難小屋跡                           開田口7合目
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ラン終了後、ウィンドブレ-カ上下を脱いだ

色付いた広葉樹が目立ち始め、足場は岩稜地帯へと変わりつつある。森の樹木がしぶとく付きまとい、未だに眺望はない。それでも腐らず8合目、そして2400mで森林限界を超えた。そして直ぐに9合目。ここでようやく眼下に視界が広がり、僕も少しは解放された。御嶽山はこの辺りが紅葉のピ-クのようだが、残念ながらこの高度では色付く対象があまりない(這い松では話にならない)。目の前には稜線の上部が見えている。空と山の境目がまさにそれで、近いようで遠い。登山道を示す〇印も多いくらいあり、管理されている方の苦労が伺える。立ち止まる回数が増してきた。ゼ-ゼ-と息を吐き、たまに大きく深呼吸。僕も負けまいと、最後まであがき続ける。そして、ふいに稜線に這い出た。風が強く吹き荒れ、堪らず黒のウィンドブレ-カ-上下を着込む。耳元も寒く、たまたまウィンドブレ-カ-上に付いていた帽子を被り、何とか耳元に入り込む風は防げた。稜線の最奥には剣ヶ峰だろうか、何食わぬ顔で立っている。1年前のあの日の出来事が今も信じられない。自然の中では人間なんて、本当にちっぽけなものでしかないのだろう。今日も山頂部での長居は禁物だ。
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開田口8合目                          開田口9合目
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御嶽の紅葉は控えめ
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近そうで遠い
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稜線に出た                           剣ヶ峰方面

急いで三の池を迂回し、五の池小屋方面へと向かう。ここで本日初めての登山者と出会う。濁河の駐車場は満杯だったので、山頂に登山者がいる方が当然だ。飛騨頂上を経て、本日の目的地継子岳へ。山小屋は賑わっていたが、継子岳への往復で出会う登山者はいなかった。御嶽山は昨年のナナの他にも、岳登穂乃花とも来たことがある。継子岳も寒く、ここでの長居は禁物だ。写真だけ撮り、急いで五の池小屋へと向かった。
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三の池道標                           三の池  
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エメラルドグリ-ンが美しい(三の池)
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摩利支天山(左端)                      継子岳(左)
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五の池小屋                           飛騨頂上(標高2811m)
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継子岳(標高2859m)
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山頂部はフル防寒で何とか凌げた
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山頂からの眺望  ※左写真に乗鞍岳

小屋に着き、便所の風除けに身を寄せ最後のサプリを流し込んだ。剣ヶ峰方向に手を合わせ、黙祷。急いで下山にかかる。各種サプリの効果を感じたのはここからで、脚は予想外に軽い。11組を追い越し、濁河まで1時間で下山した。結果、本日前半のランは目標より1時間近く遅れたが、登山で少しは挽回出来たかなと思う。それに脚はまだ充分余裕があり、これから10km、20kmくらいは走れそう。しかし、ウルトラはこんなものではない。満足したいならこれを2周すれ!そう自分に言ってやりたい。
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御嶽の山頂尾根  ※最奥の剣ヶ峰へと続く
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飛騨小坂口8合目(2450m森林限界)  ※御嶽は森林限界が高い
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小坂口(濁河温泉)
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