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遠き新市街~ジブラルタル海峡を越えて編(25)

2015年1月13日
フェズ



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ゴミ捨て場の親子


マル-ク門から程近い民営バスタ-ミナルの後に聳える岩山に登り、フェズの町を眺めている。
もう1時間もすれば日が暮れるだろうが、この曇り空では夕焼けは期待出来ない。

眼下に見下ろすこのバスタ-ミナルには、2日前の夜遅くに到着した。
その時は、ここが町のどの辺りにあるのかさえ、全く知る由もなかった。
しかし、今は違う。

旅とは結局はその繰り返しである。
幾つもの町を巡ってきた今では、モロッコの大概の町をガイドブックなしで歩くことが出来る。


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町角のマダム
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マル-ク門
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バスタ-ミナル
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バス時刻表  ※画像クリックで拡大
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壮大な光景
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ダ-ル・バトハ博物館  ※今日はクロ-ズだった

今日も一日よく歩いた。
目的は新市街にある鉄道駅でのタンジェ行きの時刻確認、それと必要ならばチケットの購入。
歩くと遠い新市街ではあるが、そこに至る過程を楽しむべく、のんびりと足を延ばしてきた。

しばらく歩き、ホテル・アガディ-ルを発見。
こんなに遠かったのか・・。
昨日の朝、宿を替えようとこのホテルを目指していたが、直ぐに諦めておいて正解だった。

フェズのメディナはフェズ・エル・ジェディドとフェズ・エル・バリの2つの地区から成っている。
スマリン門をくぐり、フェズ・エル・ジェディド通りを一往復してみた。
ここには庶民的な店が並び、印象はフェズ・エル・バリとは大きく異なって見えた。

一軒のハリラ食堂に入ってみる。
店内入口でマスタ-が大鍋をかき混ぜている、そんな小さなロ-カル食堂だ。
直ぐに出てきたこの店のハリラは、見た目からして美味そうではない。
実際食べてみると、味は無いに等しい。
少しくらい、期待を裏切ってほしかった。

軒先に座っている僕等のテ-ブルには、様々な調味料が置かれている。
塩、レモン汁、トウガラシ、その他独特のスパイス・・。
誰に教わった訳でもないのだが、塩と独特スパイスを恐る恐るハリラに入れてみた。
ウム・・、味が少し変わったような。

続けてレモン汁をたっぷりと入れ、トウガラシも試しに入れてみた。
ここまでくると、ほとんど冒険に近い。
ナヌ・・、完全に味が変わったぞ。
もう一度全ての調味料を加減しながら足していき、自分なりのハリラが完成した。

なるほど、こういうことか・・。
ドロドロとした触感のせいで必ずしも美味しいとは言い切れないが、パンをつけて食べると立派な昼食となった。
これが、本来のハリラのあるべき姿なのかもしれない。
完成したハリラばかり飲んでいた僕にとって、かなり衝撃の体験となった。
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自分で作り上げるハリラもある

ユダヤ人街メッラハを抜け、新市街にある鉄道駅を目指す。
擦れ違う人に道を尋ねながら長い道のりを歩き続け、ようやくフェズ駅に辿り着いた。
随分と遠かったから、帰りはバスにしようと思う。
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要所
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フェズ鉄道駅

駅の面構えは立派なのだが、構内にベンチは少なく、やけにひっそりとしていた。
チケット売り場で明日のタンジェ行きの時刻を確認したが、やはりバスで行った方がよさそうだ。
この鉄道駅、外にも座るところはなく、居心地最悪で長居は不可能であった。

遥々ここ新市街まで来たのには、もう一つ理由があった。
ボルジュ・フェズ。
フランス資本のこのショッピングモ-ルは、とてもモロッコとは思えない程、華やかに見えた。
しかし最上階のフ-ドコ-トを含め、全体的に客が少ない。
やはり客層は限られてくるし、庶民の大多数はメディナへと流れていくのだろう。
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ボルジュ・フェズ

上階を軽く見た後、1階のス-パ-マ-ケットに入る。
そもそもここでの土産探しが、僕等の目的であった。
何か土産に適した物はないかと物色したが、期待した僕が馬鹿だった。

そんな時、偶然、鶏の丸焼きが目に付いた。
しかも値段が32.9DHと、食堂で食べる値段の半値以下という驚きの価格。
何度か自分を疑ったが、どうやら間違いないようだった。
大きさもまずまずで、こんがりといい色も付き、香りも申し分ない。
一日遅れの僕の誕生祝と4日後に迫った嶺花の誕生祝を兼ね、今夜の夕食で味わうとする。

観光案内所近くのバス乗り場まで歩き、そこで9番のバスに乗る。
バスは直ぐにメディナ近くの終点に着いた。
歩いた道のりは果てしなく遠かったけど、僕等はどこかで遠回りをしたのだろうか。

ミカンを買い、一旦宿へと戻り、少し休む。
屋上のテラスは小汚いが、こういった空間があるだけマシだ。

町を一望しようと、バスタ-ミナルの裏山に登る。
この岩山一帯は眺望がよく、地元の男達は岩に腰を下ろし、1人、或いは友人と黄昏ている。
僕もこういった場所は好きだが、この国の男は年齢を問わずロマンチストが多い。
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バスタ-ミナルを見下ろす

宿に戻り、待ちわびた夕食タイム。
チキンは予想を上回る出来栄えで、とても満足出来た。
これまで食べたどのチキンよりも、味が十分しみ込み、最後まで美味しく味わえた。
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鶏1羽450円と激安
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肉食少女の恐竜食い
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鶏の丸焼きは是非ス-パ-で

最後にと、メディナを一歩き。
フェズは実に楽しい町だった。
この町なら、もう一泊してもいいかもな・・。
僕にとって、モロッコで一番思い出深い町となった。

明日の朝、タンジェに向けて移動する。
そしてその翌日、ジブラルタル海峡を越え、スペインへと渡る。

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エスカルゴ屋台
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宿の男


フェズ・ホテルELKASBAH泊-125DH


朝食(焼パン4DH×2) 郵便局(エアメ-ル2通33.6DH) 昼食(ハリラ、パン5DH×2) ス-パ-マ-ケット(土産アメ袋5.5DH×2、土産石鹸14.8DH、鶏丸焼き32.9DH、水1.5㍑4.3DH) ポストカ-ド(2DH×3) バス(新市街~メディナ3.5DH×2) ミカン(2㌔4DH) 夕食(パン1DH×2、ケ-キ2DH、エクレア1DH) エスカルゴ(5DH) 土産(タジン鍋置物25DH)  計166.6DH
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| '15ジブラルタル海峡を越えて編 | 16:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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