化石と鉱石~ジブラルタル海峡を越えて編(19)
2015年1月8日
マラケシュ

店主のモハメッドと

石好きには堪らない
さすがに同じ町、同じ宿に3泊ともなると、少しだらけてしまう。
しかし明日からの砂漠ツア-に向けて体調を整えるには、丁度良かったかもしれない。
僕の体調は完全に回復し、幸い嶺花にも感染しなかった。
嶺花はよく眠ることが健康の源なのだろう、今朝は13時間ぐっすりと眠っていた。
スゴイ・・、一日の半分以上を眠っている。
朝久しぶりにシャワ-を浴び、身支度を済ませ、外に出たのが11時近く。
移動の日なら次の町に到着し、宿を探している頃だろう。
マラケシュも見尽くしてきたが、今日の目的地をバヒア宮殿と決め、迷路のような旧市街を彷徨いながら進んで行く。
軒先に化石を並べた店で、僕の足が止まった。
しばらく興味深く鑑賞していると、店の奥に座っていた店主が立ち上がり声を掛けてきた。
『ユ-、ライク?』
確かに石は好きだけど、どうせ高いんだろ・・。
この段階では、まだ深入りはしない。
『ジャスト、ルキング・・』
喉から手が出る程欲しいのだが、その感情を読み取られたら、その先の交渉が不利になる。
『オ-ケ-、ウェルカム!』
店主もどうぞどうぞと、見るだけでも優しく受け入れてくれた。
マラケシュ

店主のモハメッドと

石好きには堪らない
さすがに同じ町、同じ宿に3泊ともなると、少しだらけてしまう。
しかし明日からの砂漠ツア-に向けて体調を整えるには、丁度良かったかもしれない。
僕の体調は完全に回復し、幸い嶺花にも感染しなかった。
嶺花はよく眠ることが健康の源なのだろう、今朝は13時間ぐっすりと眠っていた。
スゴイ・・、一日の半分以上を眠っている。
朝久しぶりにシャワ-を浴び、身支度を済ませ、外に出たのが11時近く。
移動の日なら次の町に到着し、宿を探している頃だろう。
マラケシュも見尽くしてきたが、今日の目的地をバヒア宮殿と決め、迷路のような旧市街を彷徨いながら進んで行く。
軒先に化石を並べた店で、僕の足が止まった。
しばらく興味深く鑑賞していると、店の奥に座っていた店主が立ち上がり声を掛けてきた。
『ユ-、ライク?』
確かに石は好きだけど、どうせ高いんだろ・・。
この段階では、まだ深入りはしない。
『ジャスト、ルキング・・』
喉から手が出る程欲しいのだが、その感情を読み取られたら、その先の交渉が不利になる。
『オ-ケ-、ウェルカム!』
店主もどうぞどうぞと、見るだけでも優しく受け入れてくれた。
ここモロッコは世界有数の化石、鉱石の産地である。
町を歩くと、軒先や店内の棚に、無造作に石が並べられた店がやたら多いことに気付く。
アンモナイト、三葉虫、サメの歯、珊瑚等の様々な化石。
鉱石も大変珍しい色鮮やかなものが何種類も揃っている。
聞くところによれば、これらはアトラス山脈で採れたものだとか。
まずは化石が気になったので、さりげなく値段を訊いてみる。
店主は200DHと言っているが、せいぜい100DHくらいだろう。
別に交渉に入っている訳ではないが、店主は180DH、150DHと勝手に値を下げてきた。
ヨシヨシ・・。
僕は今すぐにでも喰らい付きたいのだが、その感情を隠し、店を出る(仕草をする)。
その途端、店主は一気に100DHまで値を下げてきた。
これならもう少し下げれたかもしれないが、一度100DHと言ってしまったので仕方ない。
数種類の中から、一つ品定めして化石を1つゲットした。
僕はこれだけでも満足していたが、店主は続けて鉱石を勧めてきた。
欲しい感情は見せていないのだが、僕も当初から気にはなっていた。
店主の最初の言い値は、100DHだった。
50DHが妥当な線だろう・・。
僕もようやく本腰を入れ、仕掛けられた交渉に乗っかかる。
『スリ-ピ-ス、ワン・ハンドレッド!』
3個100DHで・・とこちらの主張をしてみたが、店主の表情からそれは無理だと察した。
僕は直ぐに帰る振り作戦に切り替え、相手に背を向け、反応を伺う。
ここは大方の予想通り、店主は引き留めにかかってきた。
結果2つ100DHで交渉は成立したが、もう少し粘ればよかったと悔いも少しある。
しかし滅多にお目にかかれない物ばかりだし、この値段でも充分に破格だろう。
アンモナイトの化石や他の鉱石も欲しいけど、取りあえずこれだけで我慢する。
その後、一応他の店を覘いてはみたが、このモハメッドの店が結果的に一番安かった。
(※後々気付いたが、石を買うならタンジェが断然安い)
事務所も自宅も石だらけになってきた。
家族の呆れた顔が脳裏に浮かび、僕は少し恐縮した。

ここ、バヒア宮殿には

国王も度々宿泊するという

天井の細密画も見事

オレンジジュ-ス屋台

ソフトクリ-ム屋台

屋上のテラス ※とにかく寛げるし、これで酒でもあればな・・

暇そうな馬車 ※需要はほとんど無く、明らかに供給が多過ぎ

伝統工芸館 ※実演も見られるし、入場無料なのがいい

ムアッシン・モスク ※泉を見に来たが、湧き出ていなかった

夕暮れのフナ広場

サンドイッチ屋台 ※毎夜通ったが、結局ここが一番安上がりだ

注文時にジェスチャ-を誤って理解され、ハ-フサイズが出てきた

大鍋で煮込まれるハリラ ※ん~、美味そう

ゲットした化石鉱石 ※こりゃ、スゲェや!
マラケシュ・ホテルAFRIQUIA泊-120DH
ツア-用にコ-ラ(2㍑12.5DH×2) 朝食(焼きパン3DH×4) 土産(太鼓10DH) モハメッドの店(化石100DH、鉱石2個100DH、割れた鉱石半分サ-ビス) バヒア宮殿(大人10DH、子供3DH) 昼食(魚サンドイッチ7DH×2) トイレットペ-パ-(4個入り6DH) オレンジジュ-ス(4DH×2) ソフトクリ-ム(2DH) 宿代(120DH) ポストカ-ド(3DH、1DH) ツア-用にパン(1.5DH×3) 夕食(サンドイッチと紅茶14DH、ハリラ3DH×2) 計438.5DH
町を歩くと、軒先や店内の棚に、無造作に石が並べられた店がやたら多いことに気付く。
アンモナイト、三葉虫、サメの歯、珊瑚等の様々な化石。
鉱石も大変珍しい色鮮やかなものが何種類も揃っている。
聞くところによれば、これらはアトラス山脈で採れたものだとか。
まずは化石が気になったので、さりげなく値段を訊いてみる。
店主は200DHと言っているが、せいぜい100DHくらいだろう。
別に交渉に入っている訳ではないが、店主は180DH、150DHと勝手に値を下げてきた。
ヨシヨシ・・。
僕は今すぐにでも喰らい付きたいのだが、その感情を隠し、店を出る(仕草をする)。
その途端、店主は一気に100DHまで値を下げてきた。
これならもう少し下げれたかもしれないが、一度100DHと言ってしまったので仕方ない。
数種類の中から、一つ品定めして化石を1つゲットした。
僕はこれだけでも満足していたが、店主は続けて鉱石を勧めてきた。
欲しい感情は見せていないのだが、僕も当初から気にはなっていた。
店主の最初の言い値は、100DHだった。
50DHが妥当な線だろう・・。
僕もようやく本腰を入れ、仕掛けられた交渉に乗っかかる。
『スリ-ピ-ス、ワン・ハンドレッド!』
3個100DHで・・とこちらの主張をしてみたが、店主の表情からそれは無理だと察した。
僕は直ぐに帰る振り作戦に切り替え、相手に背を向け、反応を伺う。
ここは大方の予想通り、店主は引き留めにかかってきた。
結果2つ100DHで交渉は成立したが、もう少し粘ればよかったと悔いも少しある。
しかし滅多にお目にかかれない物ばかりだし、この値段でも充分に破格だろう。
アンモナイトの化石や他の鉱石も欲しいけど、取りあえずこれだけで我慢する。
その後、一応他の店を覘いてはみたが、このモハメッドの店が結果的に一番安かった。
(※後々気付いたが、石を買うならタンジェが断然安い)
事務所も自宅も石だらけになってきた。
家族の呆れた顔が脳裏に浮かび、僕は少し恐縮した。

ここ、バヒア宮殿には

国王も度々宿泊するという

天井の細密画も見事

オレンジジュ-ス屋台

ソフトクリ-ム屋台

屋上のテラス ※とにかく寛げるし、これで酒でもあればな・・

暇そうな馬車 ※需要はほとんど無く、明らかに供給が多過ぎ

伝統工芸館 ※実演も見られるし、入場無料なのがいい

ムアッシン・モスク ※泉を見に来たが、湧き出ていなかった

夕暮れのフナ広場

サンドイッチ屋台 ※毎夜通ったが、結局ここが一番安上がりだ

注文時にジェスチャ-を誤って理解され、ハ-フサイズが出てきた

大鍋で煮込まれるハリラ ※ん~、美味そう

ゲットした化石鉱石 ※こりゃ、スゲェや!
マラケシュ・ホテルAFRIQUIA泊-120DH
ツア-用にコ-ラ(2㍑12.5DH×2) 朝食(焼きパン3DH×4) 土産(太鼓10DH) モハメッドの店(化石100DH、鉱石2個100DH、割れた鉱石半分サ-ビス) バヒア宮殿(大人10DH、子供3DH) 昼食(魚サンドイッチ7DH×2) トイレットペ-パ-(4個入り6DH) オレンジジュ-ス(4DH×2) ソフトクリ-ム(2DH) 宿代(120DH) ポストカ-ド(3DH、1DH) ツア-用にパン(1.5DH×3) 夕食(サンドイッチと紅茶14DH、ハリラ3DH×2) 計438.5DH
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