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大西洋に日が沈む~ジブラルタル海峡を越えて編(15)

2015年1月4日
アル・ジャディ-ダ~エッサウィラ



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世界遺産 エッサウィラのメディナ
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落陽


ここは、エッサウィラ。
大西洋に面した、モロッコ南部の港町である。
多くのモロッコ人が一度は行ってみたいと憧れるこの地は、18世紀半ば、モロッコ各地から文人や芸術家が集まる交流の場であったという。

スカラ。
かつての城塞で、海に向かって大砲を配置した砲床(見張り台)のことを、そう呼んでいる。
スカラの城壁に登り、目の前で荒立てる大西洋の波しぶきを前に、間もなく終えようとする太陽の灯を遠い異国の地で見守っている。

この町には旅行者が多く、メディナの路地はハイセンスで溢れ、旅人を確かに魅了している。
僕の老体は風邪に悲鳴を上げているが、体調の悪さは、旅の過程で直すしかない。
太陽の光は次第にその輝きを失くし、やがて大西洋の地平線へと静かに消えていった。


ここまでのハ-ドな日程がその原因だろう、僕はカサブランカ以来、体調を崩している。
11時間睡眠を取り、今朝の寝起きの第一印象はそんなには悪くなかった。
しかし体温を測ると、まだ37.9度もある。
コ-ラで風邪薬を流し込み、バスタ-ミナルへと向かった。

CTMのバスはさすが国営だけあり、チケットもしっかりしたもので、荷物を預けた際のレシ-トまで渡された。
それに何より感心したのが、無駄な客集めを一切しないこと。
ほぼ定刻通りに、アル・ジャディ-ダの町を発った。
便数が少ないのが難点ではあるが、今では民営バスなどとても考えられない。
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CMTバス

車内での時間をほとんど寝て過ごし、5時間後の午後2時、エッサウィラの町に到着した。
途中ドライバ-の昼食休憩をはさんでいたが、その時間さえも短く有り難かった。
さてと、気合いを入れるとしよう。
バスタ-ミナルからメディナ入口までは、少し歩かなければならない。

道を間違えたからか、これが予想外に遠く感じ、今の体にはかなり堪えた。
僕の目指していた門とは違うマラケシュ門に到達し、ここからメディナへと進入。
最初に見つけたホテルで、何とか落ち着いた。
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歩くのが辛い

僕等がホテルにかける予算は、だいたいダブルで100DH前後と決めている。
しかし宿の女性オ-ナ-の言い値は250DHと高かった。
それは無理だ・・と退散しようとしたら、一気に150DHまで下げてきた。

元々が高い部屋だけあり、部屋の中にシャワ-、トイレがあり、タオルや石鹸、トイレットペ-パ-までもが完備されている。
居心地の良いソファ-にガラステ-ブル、僕等には絶対無用の電話まで置いてある。
このホテルはハマムとレストランも併設されているが、高そうだからあまり関心はない。
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快適なソファ-
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お姫様ベッド
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見た目程美味くない

今日は嶺花に強く当たる場面が多かった。
今の僕は自分のことだけで精一杯で、子供を守れる余裕などない。
頼みの親がこんな状況だからこそ、自分の命は自分で守るべく、いつもより気を引き締めておいてほしかった。
僕等の旅はいつだって命がけ。
少しでも気を抜いたものなら、家族の待つ家に笑顔では帰れない。

スカラには夕日を見届けようとする人々がたくさん集まってきた。
間もなく日は沈み、空の色は一気に落ちてくるだろう。
何とか早く体調を回復させ、元気な身体でマラケシュに向かいたいものだ。

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イモ系のスナック
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メディナ
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ア-トな町並み
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荒波
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夕暮れのスカラ
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満月
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夜の路地


エッサウィラ・LallaMiraホテル泊-150DH


パン(1DH×2) バス荷物代(5DH) トイレ(1DH) 宿代(150DH) ケ-キ(3DH×2) イモ系(2DH) キャンディ(0.5DH×2) バナナ(1㌔10DH) ソ-セ-ジサンドイッチ(7DH)  計184DH
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