首都ラバト~ジブラルタル海峡を越えて編(12)
2015年1月1日
メクネス~ラバト

世界遺産 首都ラバト

旧市街
モロッコの首都、ラバト。
近代都市と歴史的都市が共存する首都として、世界遺産に登録されている。
メクネスを朝6時前に発ったバスは2、3時間もすればラバトへ着くだろう、軽くそう考えていた。
しかしこのバスが実にお粗末だった。
客を一杯にして一銭でも多く稼ぎたいと思うのは、商売人として当然のことだろう。
しかしその欲が、あまりにも酷過ぎた。
これだけ他人に迷惑を掛けていたのでは、商売として成り立たないだろう。
ラバト到着に要した5時間のうち、半分は道端やどこかのバスタ-ミナルで客集めの為に停車。
次第に乗客は大声で怒りを露わにし、車内の空気は次第に張りつめていった。
チケット売りの青年は今もバスの外に出て、道行く人に近付き、無駄な勧誘を繰り返している。
バスは先程からこの路肩に停まったままで、一向に動き出す気配を示さない。
ついに、ジェラバを着た髭面のムスリム青年が行動にうって出た。
たまらずバスを降り、乗る気配のないチケット売りの青年に大声で言い寄っている。
そして彼をバス出入口に押し込み、半ば強引に乗せようとした。
この行動に、チケット売りの青年もブチ切れる。
ムスリムの青年と胸ぐらをつかみ合い、激しく言い争っていた。
車内からその一部始終を見守る乗客の誰もが、ムスリムのこの荒い行いを支持している。
このバスは明らかに外れだった。
メクネス~ラバト

世界遺産 首都ラバト

旧市街
モロッコの首都、ラバト。
近代都市と歴史的都市が共存する首都として、世界遺産に登録されている。
メクネスを朝6時前に発ったバスは2、3時間もすればラバトへ着くだろう、軽くそう考えていた。
しかしこのバスが実にお粗末だった。
客を一杯にして一銭でも多く稼ぎたいと思うのは、商売人として当然のことだろう。
しかしその欲が、あまりにも酷過ぎた。
これだけ他人に迷惑を掛けていたのでは、商売として成り立たないだろう。
ラバト到着に要した5時間のうち、半分は道端やどこかのバスタ-ミナルで客集めの為に停車。
次第に乗客は大声で怒りを露わにし、車内の空気は次第に張りつめていった。
チケット売りの青年は今もバスの外に出て、道行く人に近付き、無駄な勧誘を繰り返している。
バスは先程からこの路肩に停まったままで、一向に動き出す気配を示さない。
ついに、ジェラバを着た髭面のムスリム青年が行動にうって出た。
たまらずバスを降り、乗る気配のないチケット売りの青年に大声で言い寄っている。
そして彼をバス出入口に押し込み、半ば強引に乗せようとした。
この行動に、チケット売りの青年もブチ切れる。
ムスリムの青年と胸ぐらをつかみ合い、激しく言い争っていた。
車内からその一部始終を見守る乗客の誰もが、ムスリムのこの荒い行いを支持している。
このバスは明らかに外れだった。
こうして疲れ果てた末に辿り着いた町に対し、自ずと負のイメ-ジから入ってしまうのは仕方ないことだろう。
しかし一旦宿を確保してしまえば、緊張が一気に解け、先程までの苛立ちは不思議と消えた。
既に新たな町への好奇心の方が勝り、町に繰り出す意欲が湧いてくる。

安宿
初めて訪れる町には当然新たな発見があり、いつだってその発見は前の発見よりも大きい。
メディナには安い屋台や食堂が多く、昼も夜もサンドイッチにかぶりつきながら町を歩いた。
本当はもう一泊したいのだが、明日は朝一の列車に乗り、大都市カサブランカへと移動する。
一つでも多くの町を訪れてみよう・・。
これが僕が常に心掛けている旅のスタイルである。
朝乗っていたバスのように、僕等もまた、どこまでも貪欲なのである。

ウダイヤのカスバ

青い町並み

大西洋

波の形跡

ウダイヤ庭園

ア-ト

守衛

ムハンマド5世の霊廟

ムハンマド5世の石棺

ハッサンの塔と霊廟

市街地を走るトラム

ラバト・ヴィル駅

国会議事堂

中央銀行

ケ-キ最高!

部屋

肉サンドイッチ最高!
ラバト・ホテルDuMarche泊-100DH
バス(メクネス~ラバト40DH×2) 朝食(パン3DH、2DH) タクシ-(バスタ-ミナル~メディナ18DH) 宿代(100DH) 昼食(サンドイッチ5DH×2) コ-ラ(12.5DH) ポストカ-ド(3DH、2DH) 昼食再(サンドイッチ4DH×2) ケ-キ(5DH×2、4DH×2) 夕食(肉卵サンドイッチ7DH×2) 夕食再(肉チ-ズサンドイッチ7DH×2) 計279.5DH
しかし一旦宿を確保してしまえば、緊張が一気に解け、先程までの苛立ちは不思議と消えた。
既に新たな町への好奇心の方が勝り、町に繰り出す意欲が湧いてくる。

安宿
初めて訪れる町には当然新たな発見があり、いつだってその発見は前の発見よりも大きい。
メディナには安い屋台や食堂が多く、昼も夜もサンドイッチにかぶりつきながら町を歩いた。
本当はもう一泊したいのだが、明日は朝一の列車に乗り、大都市カサブランカへと移動する。
一つでも多くの町を訪れてみよう・・。
これが僕が常に心掛けている旅のスタイルである。
朝乗っていたバスのように、僕等もまた、どこまでも貪欲なのである。

ウダイヤのカスバ

青い町並み

大西洋

波の形跡

ウダイヤ庭園

ア-ト

守衛

ムハンマド5世の霊廟

ムハンマド5世の石棺

ハッサンの塔と霊廟

市街地を走るトラム

ラバト・ヴィル駅

国会議事堂

中央銀行

ケ-キ最高!

部屋

肉サンドイッチ最高!
ラバト・ホテルDuMarche泊-100DH
バス(メクネス~ラバト40DH×2) 朝食(パン3DH、2DH) タクシ-(バスタ-ミナル~メディナ18DH) 宿代(100DH) 昼食(サンドイッチ5DH×2) コ-ラ(12.5DH) ポストカ-ド(3DH、2DH) 昼食再(サンドイッチ4DH×2) ケ-キ(5DH×2、4DH×2) 夕食(肉卵サンドイッチ7DH×2) 夕食再(肉チ-ズサンドイッチ7DH×2) 計279.5DH
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