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ジブラルタル海峡を越えて~ジブラルタル海峡を越えて編(5)

2014年12月26日
~モロッコ・タンジェ



・・前回の続き


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ジブラルタル海峡を越えて  ※イギリス領ジブラルタル(写真右上)の岩山が遠ざかっていく


アフリカ大陸へ向け、いざ乗船の時を迎えた。
これからジブラルタル海峡を越え、海を渡るのだ。

船に入るなり入国カ-ドが手渡され、そのまま入国審査の列に並ぶ。
窓口を起点とする列は、僕等の後ろに既に長く延びていた。
乗船に出遅れるとその分待ち時間も長くなる為、ここは、我先に・・と素早い乗船を心掛けた方がいいだろう。
出港は30分遅れ、8時半となった。
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いざ乗船
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船内でモロッコへの入国審査


船内は実に快適で、大きなリクライニングシ-トでゆっくり海の景色を眺めて過ごすのもいい。
又は船上に出て、離れ行くスペインの大地に別れを告げ感慨に浸るのもいい。
船内には夫婦だろうか、世界一周風の日本人バックパッカ-がいた。
イギリス領ジブラルタルに聳えるタ-リクの岩山を右手に眺め、フェリ-は南へと波を切り裂いていく。
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船内を探索
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落ちたら最後
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霞む海峡
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快適な船内

さすがに僕の瞼にも、かなりのピ-クが来ていたようだ。
爆睡から目覚めると、既に目的地に着いていた。
ここはアフリカ大陸、モロッコの新タンジェ港。
フェリ-が着いたのはタンジェ市内から40kmも離れたニュ-ポ-ト(通称:タンジェMED)。
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朝陽に染まる新港

下船し、こうしてフェリ-をまざまざと眺めると、とても大きいことに驚いた。
待機する無料バスでタ-ミナルまで移動する。
このバスはタ-ミナルとフェリ-間を、出発や到着に合せ往復しているようだった。
荷物検査を経て、タ-ミナル正面から外に出る。
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アフリカの大地に第一歩
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無料バスでタ-ミナルまで移動

ここからはバスでタンジェ以内へ移動することになる。
ガイドブックには市内までの無料バスがあると書いてあったが、まずそれはないだろう。
そんなバスはどこにも見当たらなかったし、地元民は皆、躊躇いなくバスにお金を払っていた。
モロッコ通貨ディルハム(DH)を持ち合わせていない僕等は、ユ-ロでの支払いとなる。

バスはしばらく走る。
そして着いた場所は、タンジェ中心部から少し離れた鉄道駅近くの路肩だった。
新市街を目指し、湾沿いの遊歩道を歩く。
地理は明確で、中心部も目の前に見えているから心理的に不安はない。
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タンジェ湾

良い人と悪い人。
この判別は一見難しく、紙一重でもある。
イスラム圏を旅していると、この”良い人”に出会うことが多い。
僕が旅した中ではシリアがその代表格ではあるが、トルコもそうだと聞いたことがある。

そして今回、巡り会ったこの男性(道を尋ねただけなのに・・)、
少し微妙ではあったが、結果的には親切心だけで僕等を安宿へと導いてくれた。
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安宿に導いてくれた男性

何はともあれディルハムを手に入れなければ、この先旅が進まない。
どこの銀行も日本円を扱ってくれず苦労したが、数軒を経て、何とか無事モロッコ通貨を手に入れた。
一先ず安堵だ。
嶺花よ、これで飯が食えるぞ!

旧市街を歩き、地元民で賑わう食堂を見つけた。
イスラム教徒(ムスリム)にとって、金曜の昼はクスクスと決まっているらしい。
丁度今日は金曜日だし、僕等も初めてクスクスを食べてみる。
日本人にとって米系の食事はやはり落ち着くし、何より久々の食事に満足出来た。
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クスクス  
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グラン・モスク
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市内にあるタンジェ港
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ホテル前の急坂

宿に戻り、1時間仮眠を取る。
そして、夜のメディナ(旧市街)に繰り出した。
屋台も安く、甘菓子やポップコ-ンをつまみながら、迷路のように入り組んだ旧市街を気の向くまま彷徨い歩く。
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グラン・ソッコという広場
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この写真撮影後、屋台の親父に激怒された  ※ムスリム、特に女性の撮影は注意

道に迷い、教本を脇に抱えたムスリムに道を尋ねた。
すると彼は勝手に夜のカスバを案内してくれた。
英語でペラペラまくしたて、僕は半分以上は理解していない。

随分振り回された頃、まさか・・と僕も異変を察し始めた。
ノ-マネ-・・。
彼の親切心を汚さぬよう、ムスリムにさりげなくそう告げる。
こういった場合、たいていは『オ-ケ-、ノ-プロブレム!』なんて言葉が返ってくる。
しかし、この男は違った。
突如顔色を変え、一人激しく怒り始めた。

『ノ-マネ-で、どうやって旅をしているんだ!』
英語でそう言い放し一人苛立っていたが、僕は日本語で言い返してやった。
『てめぇ~にやる金がノ-マネ-だと言ってるんだ。分かったか、この野郎!』

スペインからジブラルタル海峡を越えて辿り着いた、モロッコ最北の町タンジェ。
モロッコで迎える初めての夜は、屋台の親父に叱られたり、自称ガイドに振り回されたり、散々たるものとなった。


タンジェ・ホテルMagellan泊-100DH


フェリ-(アルヘシラス~タンジェ21€、子供15€) バス(新港~タンジェ市内2.5€×2) 昼食(クスクス25DH×2) 歯磨き粉(12DH) 屋台(甘菓子1DH) 屋台(ポップコ-ン1DH×2) コ-ラ(10DH) 宿代(100DH)  計41€、175DH
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