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信州善光寺~長野・富岡の旅(1)

~3度目の行政書士試験を終え、しばしの間僕も解放された。今年は山はおろか、海にも近所の町にすら子供達を連れていってやれなかった。長女は来春、高校3年生になる。その翌年には僕等親の下を離れ、遠くに一人巣立っていくのだろう。8人家族でいられるうちに・・、親子の関係でいられるうちに・・。そんな思いから、僕等家族は旅に出た。家族として過ごせる残された時間、かけがえのない思い出を作る為に。どうせなら、中々行けない所にしようか。さすがに以前のように車中泊は厳しくなってきたので、伊東園泊を絡めての旅の計画とする。日本の世界遺産を巡る企画、第二弾。狭い車内7人で眠っていた頃が懐かしいが、その後次男が生まれ、各々の体も大きくなってきた。行き当たりバッタリ的な観光もあったが、それも又旅の醍醐味である。~



【日時】平成26年12月7日(日) 旅行1日目
【場所】自宅~長野~戸倉上山田温泉



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信州 善光寺
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川中島古戦場


信州善光寺。ここは1400年もの歴史を誇る、とても由緒ある寺院。全国には119箇所もの善光寺が存在するが故、『信州』という付け置きが必要となってくる。専用駐車場より石畳の参道を進み、仁王門をくぐる。ここは宝暦2年(1752年)の建立となるが、大地震により2度倒壊した。現在のものは大正7年の再建となり、対の仁王像が睨みをきかす。門には善光寺の山号である『定額山』の額が高々と掲げられている。
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仁王門                              微笑み地蔵

両脇に土産物屋を従えた石畳の参道を進んで行くと、大きく立派な門が現れる。この山門は寛延3年(1750年)の建立となり、重要文化財に指定されている。屋根は平成の大修理において、建立当時と同じ栩(とち)葺きに再現された。楼上に掲げられた『善光寺』の額が印象的だ。この額は『鳩字の額』と呼ばれ、3文字の中に鳩が5羽隠されているという。更に『善』の一字が牛の顔に見えると言われ、確かに画像で確認すると鳩も牛もいた。六地蔵は輪廻を繰り返す6つの世界を現し、右から地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界の地蔵菩薩となっている。片足を踏み出しているのは、一刻も早く救いに行くという気持ちの顕れなんだとか。
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本堂(左奥)と山門
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吹雪舞う
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母代り                               鳩と牛 ※画像クリックで拡大
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六地蔵                              賢くなれますように

本堂は創建以来、不運にも十数回もの火災に遭っている。しかしその都度、善光寺を慕う全国の信徒によって復興されてきた。現在の本堂は宝永4年(1707年)の再建で、江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されている。瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡るお戒壇巡り(有料)も興味深いが、ここまで来れただけで十分満足である。参道の土産物屋で長野名物のおやきを食べ、善光寺を後にする。
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本堂で                              フォ-
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家族が揃った
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むじな地蔵                            おやき


川中島古戦場。ホテル方面へと車を走らせていたら、気になる標識が突如目に飛び込んできた。これくらい、俺でも知ってるぜ・・。これは是非行かねばと、迷わずカ-ナビに逆らった。無機質な駐車場に車を停め、長女以外観光に出る。なんだ、結局はただの公園かよ・・。やけに広い公園を一回りし、騙された気分でいた。そして駐車場方向へ戻ろうとした矢先、その奥に何やら施設を発見した。

長野市立博物館。展示物はそれなりに充実しており、鎧を着たり、琴を弾いたり様々な体験も出来た。そしてその奥の八幡原こそが、僕が是非とも来たかった場所である。戦国時代、甲斐国(現在の山梨県)の武田信玄と、越後国(現在の新潟県)の上杉謙信とが北信濃の支配権を巡り、ここで幾重もの戦いを繰り広げた。束の間の歴史に触れ、妙に得した気分で八幡原史跡公園を後にした。
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武田信玄vs                           上杉謙信
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鎧の試着                            道祖神
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武田信玄自筆書状  ※川中島の戦いが始まった頃のもの
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執念の石                            信玄・謙信一騎討像
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史跡 川中島古戦場 八幡社

伊東園ホテルズ、ここはリバ-サイド上田館。『戸倉上山田温泉』という名称は、僕自身知らなかった。伊東園にしろ湯快リゾ-トにしろ、この手の大型ホテルは、過去の繁栄をさびれた館内が悲しく物語っている。ほぼ共通して言えるが、部屋は古く、かなりくたびれている。しかし元々が大型ホテルだっただけあり、温泉はそこそこ充実している。その為、宿泊中に最低夜朝と二度は必ず湯に浸かる。又、無料カラオケは僕等のような家族には大変有り難く、これも楽しみの一つだ。

温泉宿と言えば、卓球も定番だ。今年から中学の卓球部員となった穂乃花。まだまだ俺には勝てないだろう・・。そう軽く見下していたが、悔しくも娘に全く歯が立たなかった。そして、この宿最大の楽しみが、夜と朝のバイキング。食べ放題と言えど、料理はどれも美味しかった。そして今回初めて利用した伊東園ホテルズ、ここには飲み放題までついている。最高に美味しい生ビ-ルを何杯も飲み、僕等夫婦のテンションは相当高かった。
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リバ-サイド上田館  ※食べ放題飲み放題最高!
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| 日本の旅 | 07:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

善光寺

 雪の善光寺 寒いけども信州らしくていいですね、その後 温泉宿で美味しい料理、自分も久しぶりにそういった旅したくなりました。

| クラ | 2015/03/08 22:15 | URL | ≫ EDIT

Re: 善光寺

コメント有難うございます。
旅行はやはり楽しいですね。
伊東園も最高でしたよ。

| 夢追人 | 2015/03/09 07:00 | URL |















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