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情緒ある古き町並み~東南アジア周遊編(25)

2014年1月12日
ホイアン



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情緒ある町並みに癒される
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世界遺産 ホイアン

あ~、うるさい。

チャムパ-サック(大晦日の夜)の比ではない。
今宿泊しているホテルの隣の建物で、カラオケディスコが超大音響を響かせている。
ホテルの従業員曰く、もう10分で終わると呆れ顔で返してくれたが、そんな根拠はない。

部屋のドアを閉めたら少しは和らいだが、それでもテレビの最大ボリュ-ムよりも遥かに大きいだろう。
しかしこんな時に限ってテレビは故障、あの盛り上がりを黙って受け入れるしかないのか。
どんなツラして騒いでいるんだ・・、彼等の様子を見に外に出る。
わざとらしくカメラを向け、パチパチと連続フラッシュを浴びせ、相手にプレッシャ-攻撃。

しかし彼等は僕の存在なんて全く意に介せず、実に楽しげに盛り上がっている。
ステ-ジに立ち、歌い、踊り、聴衆も両手を上げ、大いに沸き立っている。
飲酒や食事をするわけでもなく、ただ歌い、踊り、はしゃぎ、そして笑っていた。

これが、この国の文化なのか・・。

妙に、この異様な光景に納得した。
ほんの1日2日の通りすがりの訪問者が、とやかく言う問題ではない。
彼等の屈託のない笑顔に僕も負け、素直にこの状況を受け入れることにした。
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もう好きにしな


今日も朝から雨模様の天気ですっきりしない。
近所の屋台で朝食を取った後、嶺花としばし別れ、各々思い思いの時を過ごすことにした。
僕は別の屋台でコ-ヒ-を飲み、嶺花はホテルのロビ-でインタ-ネットを楽しむ。
旅行中、トイレ以外離れることのない中で、とても貴重な一時となった。
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朝の屋台
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朝食(小皿4皿で1人前)  ※量は少ないし、味も今一

今日はまず明日のミ-ソンツア-の申し込みと、次の町ニャチャンへの夜行バスの予約をしておかなければならない。
2店舗ツア-オフィスをまわり、最初に訪れた方が安かったので出戻り、そこで申し込んだ。
教わった道順を辿り、キャメルトラベルへと向かう。
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ツア-オフィス  ※感じの良い夫婦だった

キャメルトラベルに着き、バスの予約は直ぐに出来た。
・・しかし問題が発生。
ここの親父、ミ-ソンツア-をここで申し込まなかった事が余程気に食わないらしい。
別にどこで申し込もうがこちらの勝手だろ・・。
なぜか逆ギレされ、容赦のない怒りをぶつけられる。

なんで貴様に叱られなきゃならないんだよ・・。
言い返してやりたいが、明日のバスに乗れなくなると困るので、仕方なく言われっぱなしで我慢する。
もし時間が戻せたとしても、こんなクソ野郎のところで申し込むわけないだろ。
終いには手で追い払われ、終始最悪な扱いを受けていた。

今日は世界遺産ホイアンの町を歩く。
かつて中国とインド、アラブを結ぶ中継貿易都市として栄え、その後16~17世紀にかけては日本人町もあったという。
その面影は観光名所でもある来遠橋(日本橋)や郊外にある日本人の墓に見ることが出来る。
日中歩く町並みは、昨夜の鮮やかな印象とはうって変わり、とても静かな印象を受けた。
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絵になる人が多い
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橋と影
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トゥボン川
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水溜り

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調度品

来遠橋。
ホイアンの象徴であるこの日本橋は、1593年に造られた屋根付きの橋である。
当時、日本人によって架けられ、日本人町と中国人町を隔てていたという。

馮興家(フ-ンフンの家)。
約200年前に貿易商人の家として建てられた木造建築で、現在も8代目が暮らしている。

廣勝家(クアンタンの家)。
築300年の平屋の代表的な建築様式で、間口が狭く奥に長い中庭のある造りとなっている。
玄関をくぐると板間に、お爺さんがかわいい孫を膝に抱え寛いでいた。
『サンビャクネン、ナナダ~イメ』。
爺さんは僕等が日本人であることを察し、唯一知っている日本語で何度もそう連呼していた。
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7代目の爺さんと孫

進記家(タンキ-の家)。
200年前に建てられた漁師の家で、2階建ての代表的な建築様式である。

陳祠堂(チャン家の祠堂)。
1802年に祖先礼拝をする場所兼住居として建てられた。
祠堂には3つの扉があり、右側は男性、左側は女性、中央の大きな扉は祖先の霊が出入りする為のもので、特別な場合にのみ開かれたとされる。

その他、ホイアン民族博物館、貿易陶磁博物館・・。
チケットは5枚綴りで120000D、各所にあるチケット売り場で購入することが出来る。
子供は入場フリ-なのが、子連れ旅行者にはとても嬉しい。

昼食は市場で美味しいおかず飯を食べ、夕食はチュンバックという有名なレストランでホイアン名物を堪能した。
トゥボン川沿いは昨夜の印象と違い、少し寂しい気がする。
この提灯の明かりを再度見ることなく、明日の夜行で次の町ニャチャンへと向かう。
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市場の食堂はお勧め
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何やら盛り上がっていた
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部屋
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ベトナム料理セット  ※屋台の方が断然いい
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チュンバック
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進記家(タンキ-の家)
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刺繍絵(795㌦)  ※是非欲しかったが、已む無く断念
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今日で僕は41歳になった


ホイアン・マイチャウホテル泊-10$


朝食(バインバオ40000D) コ-ヒ-(10000D)  ミ-ソンツア-(260000D) 5館分入場料(120000D、子供フリ-) 腕輪(10000D) 昼食(おかず飯30000D×2) ポストカ-ド(5000D) 宿代(2泊分420000D) 夕食(セット100000D×2、サイゴンビ-ル18000D)  計1143000D
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