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淡竹に真竹、そして孟宗竹まで一堂に集う

これでもか淡竹。そう言えるくらい、わんさかと淡竹が採れる。今年3回目の採取は6月9日、僅か10坪にも満たない廃竹の藪林。さすがに前回で採り尽くしただろうと思っていた。しかし長雨の影響もあってか、淡竹の新顔が凄い勢いで伸びていた。さすがにもうこの後はないだろう。淡竹には、いい意味で期待を裏切られ続けている。ゾンビのように蘇る淡竹に、今年は随分と楽しませてもらった。探すのは容易だし、採るのも容易(ただしこの時期、少し折りにくかったが・・)、今ではグロテスクな顔立ちにも慣れてきた。そして何と言っても特記すべきは、この生命力。淡竹・・、間違いなく竹の子の中でNo.1である。
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今年3回目の収穫でも135本  ※虫に喰われていて、この内20本程はボツ

6月8日、岳登が出場した県柔道体重別選手権大会。道中とある道の駅の駐車場で休憩していたら、河川敷方角に何やらニョキニョキ伸びる物体が目に入った。刈り払われた荒地の中で、一際異様に目立つ物体・・。正体は直ぐにひらめき、袋を持って河川敷へ下りる。予感は的中。本格的に藪に入ればかなり採れただろうが、今日はそんな暇はない。ほんの2、3分で軽く18本を採取した。採取をしながら、いつも見ている淡竹とは少し違うなと思っていた。時期が過ぎたからか・・、とその時は結論付けていたが、帰宅後淡竹と見比べてみると明らかに淡竹とは違っていた。

時期を同じくして遠方の親戚から送られてきたのは、孟宗竹25本。この場に根曲がり竹(笹の子)があればよかったが、主要な竹の子が珍しく一堂に会した。孟宗竹(もうそうちく)、淡竹(はちく)、真竹(またけ)。こうして並べてみると、その違いがよく分かる。孟宗竹と真竹は皮質がそっくりで、ツルツルのピカピカ感はやや気色悪い。皮を見る限りでは、淡竹のザラメ質が最も美味しそうに見える。最初違和感があった淡竹の不気味な先端(緑の部分)は、知識のない者を容易に寄せ付けない人に対する一種の防御機能なのかもしれない。これに根曲がり竹を加え比較してみると、味にたいした差はない。しかし今回初めて食した、孟宗竹の天婦羅と田楽。これは今まで食べた竹の子料理の中でも、トップレベルの美味しさであった。孟宗竹は僕等の地方では採れないから、これからは淡竹中心に初夏の竹の子採りを楽しんでいこうと思う。
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写真上から、真竹、淡竹、孟宗竹


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孟宗竹の田楽は、最高に美味い
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天婦羅(孟宗竹、淡竹、わらび、エンドウ)
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竹の子料理                         蕗と水菜の煮物
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