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淡竹料理に舌鼓~人生こんなもんだ!

5月下旬の日曜の朝、娘二人を連れていつもの笹の子山に入った。例年平日の早朝に母と来ているこの山だが、子供達にも笹の子採りの楽しさを教えてあげたい。自宅から車で30分程走り、峠の空地に車を停めた。既に先客は2台。山中で男性の単独行、年配の夫婦連れの2組に出会った。井出達からして、両者とも見るからに地元のプロのようである。頑張って山頂まで登り切った娘を後続に並べ、意を決して笹藪に入り込む。あれッ、へんだな・・。思うように、笹の子が見つからない。それは”思うように”のレベルではなく、ほぼ無いに等しい。

例年目が笹の子に慣れるまでには、幾らかの時間を要している。だけど、今回は明らかにそれとも違う。先程単独行が下山際言っていたように、今年は随分と冷え込んだようである。その為笹の子の成長が遅れており、あるべき時期にあるべき物がない。頭を出しているものがほとんどない中でそれでもしぶとく探し、何とか数本だけ手に入れることが出来た。妻をあれだけ脅かしてきたのだから、さすがに手ぶらでは帰れない。山頂で朝食用のおにぎりを食べ、周囲に広がる目一杯の大自然を満喫。何かと沈みがちな心は、ここで一気に洗われた。山頂でワラビを掻き集め、下山もしぶとく所々藪に入ってみるがほぼ坊主。泣く泣く、家路へと就いた。
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今年は随分冷え込んだようだ  ※折角娘二人を連れて行ったのに・・

しかし、人生とはこんなもんだ。捨てる神がいれば拾う神もいる、悪い事があればいい事もある。笹の子山に入った2日後、実家裏庭で何気なく草花を眺めていたら、ある物が目に留まった。”グロテスクな竹の子”とでも言うべきだろうか、昨年それが食べられるということを初めて知ったのだが、年を跨ぎその存在すら僕の中から完全に消えていた。こうして再びこのグロテスクな竹の子を目にし、思い立ったようにその一切をかっさらった。全く手入れのされていない竹藪は無造作に大きく伸び、僕の実家にも大きな被害が及んでいる。その為切除の了解は得ている。
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おめぇ、不気味な面してるな

はて、味はどうだったかな。昨年のことはあまり覚えていないが、腹を壊さなかったことだけは明確に覚えている。こうして採取した大量のグロテスク・・、もし美味しく食べれたとしたらそれはかなり脅威である。フェンスをひょいと飛び越えて、僅か2、3分。たったそれだけの時間と労力で、笹の子採り半日分、いやそれ以上の成果が楽して得られる。何とも信じ難いこの事実。笹の子採りなんてアホらしくてやってられないな・・。そんな戦意喪失にもなりかねない衝撃の事実を、母とまじまじと受け留めていた。(笹の子採りは楽しいから、これからも行くつもりだけど・・)
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5分かからずしてこの成果  ※先日笹の子採りにかけた4時間は一体何だったんだろう
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これが食べれるなんて
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皮剥きも笹の子に比べ随分と楽
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剥いた皮


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本日の御品書

何とも便利な昨今、早速WEBで調べ挙げ、このグロテスク竹の子の正体が分かった。淡竹(はちく)。”破竹の勢い”の『はちく』とは違うようだが、淡竹の成長の勢いを考えれば、”淡竹の勢い”でも意味は通る気がする。恐ろしい見た目とは違い、アクは弱く意外とシャイ。冷凍保存も利き、悪人ヅラして気配りも出来るようだ。皮を外側から順に剥いていくと、最終的に残った中身は予想外に小さい。長いものはとっくに採取の時期は過ぎているが先端に食べれる部分があり、完全に食べ所を失う笹の子とはこの点が異なっている。本数が少ない分、皮剥き作業にかける時間も少なくて済む。調理の効率もよく、万能な具材といえる。発生するゴミが多いけど、これくらいはご愛嬌。
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淡竹入り味御飯
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淡竹のお味噌汁
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淡竹と鶏肉の照り煮
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淡竹の天婦羅

レシピに沿って母が調理してくれたこれらの品々。どれもが絶品で、その全てが美味しかった。味御飯は大盛り2杯、味噌汁は3杯平らげたことは言うまでもないが、その中でも天婦羅と味噌マヨ和えの2品の美味さは衝撃であった。今後この2品だけは絶対に外せないな。来週はいよいよ、例年より1週間遅れの笹の子ウィ-ク。この時期しか味わえない竹の子料理が僕は大好きである。
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淡竹の味噌マヨ和え
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淡竹の卵とじ
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自家製折菜と淡竹のからし和え
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