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山岳国境を越えて行け~東南アジア周遊編(18)

2014年1月5日
ラオス・シェンクワ-ン~ベトナム・ビン~



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国境越え

ラオス側はナムカ-ン、ベトナム側はティンティオ。
ラオス北東部にあるとてもマイナ-な、ツ-リストに馴染みのない山岳国境である。
僕等は無事この国境を越えることが出来た。

心配していたこのボ-ダ-での国境越えをクリアし、いよいよ旅も後半戦に突入。
一路ベトナム首都ハノイを目指し、そこからホ-チミンへと大陸を南下する。


ポ-ンサワンの宿を、早朝5時にチェックアウトした。
もしソンテオやトゥクトゥクが見つからなくても、1時間も歩けばバスタ-ミナルに着くだろう。
その最悪のシナリオを見込んでの、ゆとりを持った時間配分である。
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夜明け前の町

その思惑は予想通り的中し、薄暗い街灯が点在する寂しいメインストリ-トに車の気配はない。
30分程歩いただろうか、1台のトゥクトゥクが闇の彼方からこちらに近付いてきた。
迷わず手を上げ、停まってくれたドライバ-に声をかける。

2人10000Kで、即交渉成立。
トゥクトゥクの後部座席に座り、この先歩いたかもしれない暗い一本道に複雑な思いを馳せる。
その延々たる長さは風の寒さにも比例し、こんな早朝に拾ってくれたドライバ-に心から感謝。

ベトナムビン行きのバスは6時半の出発、チケットはこの町に到着した際に既に買っておいた。
5時半過ぎに僕等がバスタ-ミナルに着いた時には、バスは既にスタンバイしていた。
それに多くの乗客も既に待機しており、その全てがベトナム人かラオス人のように見えた。

今日は中々辛い1日となりそうだ。
ビンから先については、一体どうなるのか全く検討がつかない。
ビンという町が大陸のどの辺りにあるのかは分かるけど、それ以上の情報は持っていない。

有り金のキップ(K)で食パン2斤とパン1袋、それにキャンディ1袋を買い込んだ。
少しイスに座って休もうかと思った矢先、バスは突然に動き出した。
『おっ、ヤバ!』
慌ててバスに飛び乗ってセ-フだったが、離れた所で立っションでもしていたら危なかった。
出発定刻前の、何の前触れもない、運転手の気紛れでの発車。
後2、3パンを買っておくべきだったかなと悔んだが、こうなったらもう仕方がない。

バスは予想に反して、スリ-ピングバス(寝台タイプ)だった。
嶺花はかねてからこのタイプに乗りたがっていただけに、それはたいそう喜んでいる。
やや窮屈だけど一応足は伸ばせるし、毛布と枕も付いている。
それにミネラルウォ-タ-も各人に配られた。
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小便休憩

窓からの眺めは車体のステッカ-が邪魔をしているが、標高1200m前後の山道を走る車窓の風景は、さながらネパ-ルのようであった。
そして10:18、バスはラオス側の国境に到着。
標高にして980m、外はかなり肌寒い。
バスの乗客の中には、昨日の壺ツア-で一緒だったドイツ人カップルもいた。
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ラオス側国境

地元の乗客は緑色のパスポ-トに10000K札を挟み、窓口に束ねて出していた。
その一瞬の隙を狙い、窓口の係員に直接自分のパスポ-トを手渡してみる。
こういう場面では、外国人ということで何かと優遇されることが多々ある。
ラオスの出国手続は賄賂や手数料を要求されるでもなく、すんなりと終了した。

バスの中からバックパックを持ち出し、乗客は各々歩いてベトナム側国境へと向かう。
前回のタイ・ラオス国境と違い付近一帯にはイミグレ以外に何もなく、疑いを持つ余地すらない。
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ベトナム側国境へ向かう
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ベトナム側国境

例外に漏れずイミグレカ-ドの記入があるのかと思い用紙をくれと申し出るが、こちらの趣旨が窓口の係員に伝わっていない。
・・であれば、と反射的に隣りの無人窓口にパスポ-トを差し出してみる。
すると、別の係員がやって来た。
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ベトナム入国審査  ※ツ-リストは僕等とドイツ人カップルだけ

地元民はここでもパスポ-トを幾重にも積まれ、入国手続に手間取っているようだ。
ここでも外国人面、更にはジャパニ-ズパスポ-トの権威を最大限活用し、ベトナム入国もすんなりと完了した。
尚、ラオス国境には簡易な両替所があり、残りキップは全てドンに替えることが出来た。

バスはベトナム入国に際し、何やら点検を受けている。
(以前シリアからアンマンへ抜けた時、ミニバンは座席まで外され点検を受けていた。)
乗客は既に手続を終えており、皆国境の先の道端でバスの到着を待っている。
そして11:25、ようやく国境通過を許されたバスに乗客一同乗り込んだ。
バスは直ちに出発、人数確認はしていない。
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バスの国境通過に時間がかかる

このバス、一切の躊躇いもなく、直ちに出発するところが気に喰わない。
今回の出入国については僕等のバスのみで、乗り間違いの心配は皆無であった。
これが、もしメジャ-な国境であったとする。
国境の先では似たような大型バスが数多く待機し、それに伴い乗客の数も膨れ上がる。
その中から、自分のバス、同乗者を見つけるのは至難の技となる。
出入国の手続は決して遅れをとってはいけない。
我先にと一番乗りして、仲間を待つゆとりが大切である。

13時半、トンギオという町で、30分の食事休憩となった。
食事がとれる程のドンを持ち合わせていない僕等は、軒先で食パンをかじって我慢する。
休憩を終え、再びバスに乗る。
眠ったり景色を追ったりを繰り返し、ビンへの到着を待った。
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山間の国境地帯

常に寝転んだ姿勢でいられるので、非常に楽チンだ。
座ると頭が天井につき、逆に分が悪い。
バスは頻繁に停まってくれる為、その都度、乗客は野原に駆け込み一斉に用を足す。
この光景が実に面白いのだが、僕もこの光景に一役買っているから人ごとではない。
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ラオス~ベトナム間の国際バスは意外と快適  ※通路向いが空いたので嶺花移動
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ビンまで7km

バスは次第に乗客を下ろし、18時半、ビンのバスタ-ミナルに到着。
僕等のバスは特別派手だなと思っていたが、タ-ミナルに並ぶバスは皆同じ面構えで驚いた。
ハノイ行きのバスは、ビン到着後に間髪入れず掛けられた一声で容易に見つかった。
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バスタ-ミナル(ビン)

しかし僕の手元にはベトナム通貨のドンも、頼みの米ドルもない。
あるのは最近存在感の薄れつつある、我が母国日本の通貨、円のみである。
その上どこも英語が通じず焦り果てたが、何とか僕の言いたい事は理解してもらった。

ハノイ行きバスの強引な男性係員に導かれ、バックパックを担いだまま、しばらく町をうろつく。
そして最終的に辿り着いたのは、貴金属店。
日本円からの両替を迷惑そうに渋る店主の夫人に対し、係員は半ば強引に頼み込んでいる。

数少ない貴重な乗客だからこそここまで世話を焼いてくれるのだろうが、ハノイ行きのバスくらい他にも沢山あるだろうし、本当は両替くらい自分の納得のいくレ-トでしたかった。
レ-トは最悪だったが、係員の強引さもあり、他に選択の余地はなかった。

何せ英語が通じない、両替出来る場所がない、ましてや日本円はお呼びでない。
こんなロ-カルな都市に、何の情報も持たず、それもドンなしで、夜に着いたのである。
唯一のツ-リストであるドイツ人カップルもドンを持ち合わせていないようで、ATMを探しどこかに消えていった。

こうして本日2台目となるバスに乗り、ビンの町を発ったのが19:43。
このバスは、更に豪華なスリ-ピングバス。
各々の寝床が確保され、シ-トが倒せる角度には限度があり、その為足は完全に伸ばせる。
毛布も付いているし、正面のテレビでは何やら映画が放映されている。

この快適バスで一眠りすれば、そこはベトナムの首都ハノイ。
いよいよ旅も終盤に差し掛かってきた。
ベトナムは僕自身2度目の訪問となるが、岳登が小1の時だったから随分前の話だな。
これから残りの半月をかけ、最大都市ホ-チミンに向けバスで南下する。
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ハノイを目指す
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いよいよベトナムだな


夜行バス(ビン~ハノイ)泊


トゥクトゥク(10000K) タ-ミナル(パン5000K×3、キャンディ6000K) バス(ビン~ハノイ230000D×2)  計31000K、460000D



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| '14東南アジア周遊編 | 19:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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