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秘められた石壺のミステリ-~東南アジア周遊編(17)

2014年1月4日
~シェンクワ-ン(ポ-ンサワン)



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ジャ-ル平原 サイト3
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サイト1にある最大の石壺

朝6時半、僕等は無事郊外にあるシェンクワ-ン・バスタ-ミナルに到着した。
バスは悲しいくらいオンボロで、前回乗ったビエンチャン行きのバスとは全くの正反対だった。
狭い、暑い、景色なし、音楽なし・・。
と言う事は、せめて今回は早く着くのだろうか。
無駄な期待が脳裏を過ぎっては消えた。

しかしその僅かな期待、これが意外にも叶ってしまう。
トイレ休憩はほぼ2時間毎にあり、運転手や乗客は誰も皆暗闇の野原でオ-プンに用を足す。
走行時間も12時間とまずまずで、エアコンなしでも夜半はとても寒いくらいだった。
結果として、オンボロバスでもこちらの方に、僕は軍配を上げたいと思う。
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暗闇の休憩

乗り合いのトゥクトゥクに乗り、ポ-ンサワンの町を目指す。
今日はとても忙しい1日となる。
先程、明日朝発のベトナム・ビン行きのバスチケットを2枚購入してしまったから、何が何でも今日中にジャ-ル平原のツア-を終えなければならない。
本日のツア-が出発してしまう前に僕等もツア-を申し込み、宿の手配、出来れば久々のシャワ-でも浴びてさっぱりとしておきたいところだ。

乗り合いトゥクトゥクは意外にも誠意的で、低料金で僕等をゲストハウスまで運んでくれた。
1軒目に覘いたナイスゲストハウス、ツア-料金は1人250000Kと高く、一先ずここは見送る。
そして道向いの2軒目、1人200000Kと僅かながら値は下がってきた。
昼食も遺跡への入場料も込みということだし、他をあたっている時間もない。
宿泊費は80000Kと高いが見切りをつけ妥協、この宿で宿泊とワンデイツア-を申し込む。
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ホワイトオ-キッドGH


9時、ジャ-ル平原のワンデイツア-が開始した。
僕等の泊まるホテルの受付男性が、今回のツア-ガイドであった。

ジャ-ル平原に広がる、摩訶不思議な石壺の数々。
ジャ-ルとは、『壺』を意味するフランス語(英語ではJar)が語源となっている。
一体この壺は何なのか・・、その目的は未だ解明していない。
その数60箇所以上に1000個以上というから、実に驚きだ。

1931年フランスの考古学者コラニ-によって、この地で初めての考古学調査が行なわれた。
ほとんどの壺の中は空っぽだったが、幾つかの壺の中から人骨やガラスの小玉が発見された。
壺の周辺では土器片や砥石や石器、青銅の腕輪や鉄製ナイフ、首飾りやガラス玉も出土した。
これらの状況から、石壺は遺体を埋葬する棺として用いられたというのが最有力な説である。
他に酒壺説、米壺説等もあり、石壺にまつわるミステリ-は尽きる事がない。

宿の玄関で待機していたミニバンは、ガイドと僕等2人を乗せゆっくりと走り出した。
近くのツア-オフィスへと立ち寄り、ここで他の乗客が一斉に乗り込んできた。
中国系、欧米系、僕等日本人親子の総勢12名の団体ツア-。
ジャ-ル平原には多くのサイトがあるが、サイト1、2、3が主な観光拠点となっている。
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米軍が投下したクラスタ-爆弾

バスは郊外へと長閑な風景を抜け、まずはサイト3へ。
木製の簡易な橋を渡り、水田地帯の畦道を隊を成ししばらく進んで行く。
牛が放牧され、農民が野菜に水を撒いている。
そしてその先に、突如石壺が現れた。
感動の初対面・・のはずが、思った程の感動はない。
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水田地帯を進む
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木漏れ日のサイト3
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不思議と内部に水はない

サイト3での見学を終え、再びミニバンに乗り次の目的地へと移動する。
予定表等何もなく、次に向かう先はどこなのかさっぱり分からない。
突如何の変哲もない路肩で停止した、ここは”Russian Tank”。
ロシアが残した戦車の残骸が、無造作に道路脇の斜面に放置されていた。
本来、過去の激しい戦禍を思い出させる負の遺産であるはずが、こうして観光に利用する逆転の発想が素晴らしい。
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ロシア戦車の残骸

そして、サイト2へ。
階段を上った先に石壺が群がっていたが、先程訪れたサイト3とたいして変わらない。
その道向いの高台にも石壺が集まっており、ここからは平原が広く見渡せた。
サイト2には道を挟んだこの2箇所に、計93個の石壺が並んでいる。
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サイト2  ※サイト3で壺慣れし、インパクトがない

昼食はサイト2の入口横にある食堂で皆ヌ-ドルを食べた。
昼食代はツア-料金に含まれており、具材はポ-ク、チキン、ビ-フの中からチョイス出来る。
ミネラルウォ-タ-も配られたが、これは勿体無いので取っておく。
僕等は食堂のロ-カルウォ-タ-で充分だ。

そして昼からはウィスキ-村に立ち寄り、酒造りの行程を見学した。
僕は英語が得意ではないので、ガイドの説明はいつだって完全に理解出来ていない。
しかしここでの説明は、手振り話し振りやニュアンスでだいたい察しがついた。
米から造るこのウィスキ-とやらは、結局は日本酒のようなものなのだろう。
味見もさせてもらえたが度数はかなりきつく、後から鼻先にツ-ンときた。
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ツア-での昼食                       ウィスキ-村見学

そしていよいよ今回のツア-のメイン、サイト1。
駐車場から坂道を上がり見えてきた一際大きな石壺が、この遺跡最大の見所の壺となる。
高さ3.25m、直径3m、重さは6トンもあるという。
これは、確かに絵になる。
ジャ-ル平原に来て以来、初めて興奮という感覚を得た。
サイト1は規模も他を圧倒し、サイト3、2はこの感激を味わう為の前座とさえ思えてきた。
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サイト1にある最大の石壺

さながらスト-ンヘンジにも似た、石にまつわる摩訶不思議なミステリ-。
坂道を下った先一帯には石壺が遠くまで連なり、高台から望む眺望に圧倒された。
蓋の付いたものや浮彫りのあるもの等、このサイト1には計331個もの石壺があるとされる。
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サイト1の壺群
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高台から望むと圧巻
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蓋のある壺
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壺に咲くサボテン  ※英文字がびっしり刻まれている
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壺から飛ぶ  ※最大壺から飛ぼうとしたが叱られ断念

ツア-に置去りにされないかと心配で、その先の高台までは行けなかった事が悔やまれる。
そこには空爆によって出来たクレ-タ-、塹壕の跡があるようだった。
よく考えればガイドが僕等を置いていくはずがない、何せガイドの宿に泊まっている身なのだ。
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今日もお疲れ

ツア-はとても充実していて、とても満足のいく内容であった。
宿に戻り、溜まっていた日記を一気に仕上げてしまう。
朝洗濯し外に干しておいたジ-パンや靴、下着などは既に乾いていた。

ラオス最後の夜、残っていたタイ通貨120バ-ツも換金し、何とか夕食代を捻出。
そう多くはない選択肢の中で、地元民で賑わうレストランに入った。
安く、美味く、量も多い。
料理4皿、ビアラオ2本を平らげ、ラオス最後の夜をご機嫌に締めくくった。
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焼きバナナ(クワイ・チ-)  ※意外にも美味い、お勧め
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ラオス最後の晩餐は少し豪華に


シェンクワ-ン・ホワイトオ-キッドGH泊-10$(=80000K)


バス(シェンクワ-ン~ビン150000K×2) 乗合トゥクトゥク(バスタ-ミナル~市内10000K×2) ジャ-ル平原1日ツア-(25$×2) 宿代(10$) 焼きバナナ(2000K) 夕食(Latnaライスチキン10000K、フライドライスポ-ク10000K、同チキン10000K、フライドヌ-ドルポ-ク10000K、ビアラオ10000K×2)  計382000K、60$



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| '14東南アジア周遊編 | 15:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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