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田舎から町へ~東南アジア周遊編(15)

2014年1月2日
チャムパ-サック~パ-クセ-~



1月1日の夜、それはとても静かなものとなった。
大晦日の夜が信じ難いほど騒がしかっただけに、そのギャップには思わず困惑。
そして迎えた翌日の朝、
一応托鉢の光景を目に納めておこうと通りを歩く、しかし人の気配すら感じない。

それもそうだな・・。
こんなに民家が点々としていたのでは、托鉢の光景を思い描く方が難しいというもんだ。
仕方なく托鉢見物を諦め、日の出観賞に目的を変えた。

しかし朝の限られた時間帯、中々昇ってこない太陽をいつまでも粘り強く待っている暇はない。
仕方なく日の出も諦め、急いで部屋に戻り、眠っている嶺花を叩き起こす。
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犬とバックパック

宿で手配したバスは、結局はただの乗り合いソンテオだった。
よく考えればこの田舎町にバスなんて来るはずがない、そう言えば見たこともない。
朝一番この町で女方を乗せたソンテオはパ-クセ-の市場まで行き、昼過ぎその女方は市場で買い込んだ多くの品々を抱え、折り返しのソンテオに乗って我が家へと帰宅する。
その為このような時間設定となっており、パ-クセ-での乗り降りは市場となっている。
ここの住人がソンテオの主たる乗客で、僕等旅行者はそれに便乗させてもらっている訳だ。

肌寒い朝、風を切って走るソンテオの荷台は思いの外凍え、それは慣れた女方も同じようだ。
バックから毛布を取り出し2人の膝に掛け、必死に到着までの寒さを凌いだ。
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おっ、托鉢だ


ソンテオの荷台に乗ること50分、パ-クセ-のダオフアン市場へと到着した。
今日はラオス入国時の2日前とは異なり、随分と心にゆとりがある。
前回はトゥクトゥクに散々振り回された挙句、時間的に追い詰められ、両替が出来ないという不安も重なった。
しかし今回、時間はどれだけだってある。
市場が駄目でも外に出れば、両替はどこでも出来るだろう。
何せここはラオス第2の都市パ-クセ-、それに、もうホリデ-なんて言わせない。
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スイカ売り
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ダオフアン市場

ラオスに入国して2日間、ベトナム用に持参していた米ドルを使い、ここまで何とか過してきた。
使う場所さえ選べば、ドルだけでも十分やってはいける。
ただ、彼等が主張するレ-トが芳しくなくその根拠もない、その上計算はかなり大雑把。
良くて7500K/$、悪いと7000K/$で計算され、釣銭も切り捨てられる事が多い。
結局はドル払いだと、明らかに損をしている。

市場周辺には両替商や銀行が数軒あり、銀行の8時半オ-プンを待って100ドルを両替する。
銀行でのレ-トは8005K/$で、隣りの両替商では8000K/$であった。
ラオス通貨のキ-プ(K)を持ち、俄然気が楽になった。

ようやくこれで、こちらの物価感覚で物の高い安いを考えられるようになった。
ドル払いだと、これが良くない。
ついドルを円換算してしまい、物の価値観を日本の物価と比較して判断していた。
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バンク

あっ、そうだ!

嶺花の待つ場所に戻り、両替した札束をバックにしまい込んでいる最中、グットアイデアが頭に浮かんできた。
娘の嶺花と手をつなぎ、先程は背負っていなかった重荷も担いでいる。
そして再び小銃抱える警備員に軽く微笑み、ついさっき両替した銀行へと舞い戻った。

『プリ-ズキ-プ、マイバケジ!』

先程対応してくれた窓口の若い女性行員の前に立ち、開口一番、図々しい頼み事を申し出る。
『このデカイ荷物、何かと邪魔なのでしばらく預かって頂けませんか・・』
適当な単語と大袈裟なジェスチャ-を交え、僕も必死に頼み込んでいる。
今日は宿無しの身、重荷があるとないとでは、この先の行動に雲泥の差が出てくる。

女性行員は上司らしき若い男性に相談し、渋々店舗奥の一画に置かせてもらえる事になった。
爆発物が入っていないか警戒していたが、それは当然疑ってくるだろう。
それを見越していたからこそ、用のない娘を店内に連れ込み、自分の信用の糧としていた。
我ながら計算ずくめのスト-リ-に自画自賛。

賑わう市場、その一つの食堂で朝食をとる。
頼んだヌ-ドルは麺が太く味は普通、僕は細い麺の方が好きなようだ。
テ-ブルに備え置きのレタスがとても新鮮で、勿論イカ味噌を付けて美味しく頂いた。
何よりキ-プでの支払いに満足し、ようやく僕にもラオスにいるという実感が沸いてきた。

今日は一応、パ-クセ-観光に充てている。
とは言っても時間に限りがあり、あまり広範囲には動けない。
メインはラオス・日本大橋、後はダオフアン市場を適当にうろつくくらい。

ラオス・日本大橋。
ここは、メコン川に架かる全長1380mの橋で、ラオス紙幣の1万K札にも描かれている。
日本の援助により2000年完成、パ-クセ-周辺の経済発展にも大きく貢献しているようだ。
橋の両側には両国の国旗が刻まれており、日本人として誇らしげな気分になった。

ゆったり流れる広大なメコンを眺め、市場で買ったカオ・チ-(サンドイッチ)に豪快にかじりつく。
茶色く濁ったメコン川の大スクリ-ン。
そこには大橋を歩く僕達の影だけが、小さく、それでも確実に生命の証しを映し出していた。
辿り着いた対岸の川岸で、岩に腰を下ろしゆっくりと、何をするでもなく与えられた時を過す。
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ラオスと日本の国旗
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パンをかじりつつ
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先は長い
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シャド-・ブリッジ
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ラオス・日本大橋

復路は橋の反対側を歩く、そして市場へと戻って来た。
ダオフアン市場はとても広く、野菜や果物、肉や魚、服や生活雑貨等、沢山の物で溢れかえっていた。
土産選びを期待していたが、適した物はほとんどなかった。
市場の中は迷路のように入り組み、やはり重荷を背負っての散策は無理だっただろう。

メコン川沿いにある商店のベンチを借り、市場で買い込んできた食材での昼食とする。
道向いの店でビアラオを買い、大河を眺めながら生春巻きを食べてみる。
生春巻きにもサンドイッチにも入っていた緑の野菜、これが確実に味を損ねている。
まぁしかし、なんとも贅沢な瞬間だろう。
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生春巻きとサンドイッチ
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山羊の頭

銀行に戻り、朝方預けていた重荷のバックパックを受け取る。
安心した様子の行員等に礼を言い、日本の5円玉をプレゼントした。
穴の開いているコインは世界でも珍しいだろう。

乗り合いソンテオに乗り、南バスタ-ミナルへと移動する。
2日前、いかさまトゥクトゥクに、用もないのに運ばれた因縁の場所だ。
嶺花を乗せたバスは直ぐにビエンチャンに向け、ゆっくりと動き出した。

エッ、父親は・・

その時、僕は路上で立っションをしていた。
少し焦ったが全ては想定の範囲内、バスは親切に乗客を待ってはくれない。
だからシッコをしながらでも、僕はいつもバスを睨みつけている。
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ビエンチャン行き夜行バス

乗車賃はロ-カルプライスだったが、バスは中々豪華なタイプのものだ。
運良く一番前の特等席が空いていた。
両足は存分に伸ばせるし、車窓の風景は目の前に大きく広がっている。
荷物は前に置け、斜め上にはテレビがある。
こんな最適な環境で、14時半バスはパ-クセ-を発った。
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最前列の特等席
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どこかの町のバスタ-ミナルで長休止
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ハイカラな面構え


夜行バス(パ-クセ-~ビエンチャン)泊


朝食(ヌ-ドル10000K×2) サンドイッチ(5000K) 土産(イカ味噌3000K) みかん(1㌔15000K) 昼食(生春巻き5000K、サンドイッチ5000K×2) ビアラオ(9000K) 乗り合いソンテオ(20000K) バス(パ-クセ-~ビエンチャン220000K) フランスパン(5000K)  計312000K



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| '14東南アジア周遊編 | 18:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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