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行政書士受験を終えて (受験2回目)

昨日、行政書士の受験をしてきた。この日の為に、1年間頑張って勉強してきた。合否はともかく今自分が持っている力を全て尽くすべく、闘志むき出しにして戦ってきた。エネルギ-を使いすぎて、その後しばらく言葉も出なかった。

勉強半年で挑んだ昨年の初受験よりは、さすがにやり切った感はある。答練で辿り着いた自分なりの時間配分を遵守し、開始後1時間半で法令の択一を流す。これまでの答練にない順調なペ-スで時間の貯金も確保した。東京法経のレベルが高いのか、本試験は易しく感じる問題が多かった。

予定ではその後30分で一般知識の択一を流し、開始後2時間で取りあえず一度択一を最後まで終えるという僕の作戦。行政書士試験にとって、この一般知識が第一の壁となっている。親切にも足切りが設定されており、どれだけ法令が出来ても一般知識で1問でも足りなければ、記述の採点すらしてもらえない。昨年の僕がそうだった。専門知識とも言えそうなマニアックな問題が多いが、努力や訓練が実る個人情報保護法や文章理解だけは絶対に落とせない。政治や社会も常識の範囲内で考えれば、意外と対応出来るまでにはなってきた。しかし頼みの文章理解につかまり、時間は遵守時刻をオ-バ-。法令で稼いだ貯金は使い果たし、焦りも大きいものとなってきた。

急いで多肢択一と記述に取りかかる。予定では開始2時間からの30分が僕が割り当てている時間帯。しかし既に一般知識で時間をオ-バ-し、ここにかける時間も焦りとの戦いとなった。法令が出来たから記述は少しくらい出来なくてもいいや・・。そう考えそうな状況だったが、結果として記述問題を捨てなくて救われた。今年の記述は例年になく、簡単だったようだ。

そして残りの30分、飛ばした択一にかかる。問題文が長くて時間のかかりそうな民法や難解な会社法を5、6問飛ばしていた。30分あれば余裕をもって取り組めたのだが、一般知識でつかまった影響が寿命を縮め、あと15分とない厳しい状況に身を置かされた。こういう時こそ答練であみ出した最終手段、文末の語尾判断や狙いを定めたピンポイントで肢を解く、という手法が多いに役に立つ。

そして試験終了。何とか3時間戦い終えた。法令は手ごたえがあったし、多肢も記述も出来た。唯一の気がかりは一般知識の得点源を逃したこと。足切りの突破は厳しいかもしれない、そこさえクリア出来れば・・。これが正直な感想である。介護保険やTPP、領土問題など旬な話題に期待していたが、犬の問題が出てきたのには面喰らった。これら奇問難問も常識で考えれば肢を2つくらいまでには絞れるが、その先の最終判断で落とした問題が数問あり悔やみ切れない。

会場を後にし、外に出る。雨は尚も降り続いているが、昨年も同じように雨だった。合否の行方はともかく、とにかく全力は出し切った。もし落ちたなら、まだ合格への努力が足りないというだけのこと。だけどもう二度とここには来たくない。妻や子供らが待つ車に戻り、帰路がてら久々の買い物を楽しんだ。受験生活は自分だけの試練に思いがちだけど、家族にも迷惑をかけていることは充分承知しておかねばなるまい。調査士を目指していた10年以上前、子供3人の寝顔を見て必死に参考書に喰らい付いていた。そして今は子供6人、寝室で明け方泣き出すベイビ-を膝の上に抱え、教科書のペ-ジをめくる。調査士受験の時のように命を懸けるまでのハングリ-精神は持ち合わせていないのかもしれないが、調査士受験以上に努力をした感覚はある。それが試験後のこの脱力感なのだろう。
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調査士に合格した日、食事が喉を通らなかった。こんな事は僕の人生においてたった一度だけである。合格後もしばらく、”これは夢か幻か・・”と現実を疑い、数ヶ月間、嬉しいはずの現実を素直に受け入れられなかった事を今でもよく覚えている。今宵安物のワインを飲みながら、散らかった参考書等を引き出しに納め、受験後の余韻にしばらく浸ってみた。勉強をしなくとも、僕はこの小さな書斎が一番落ち着くんだな。

試験翌朝、朝4時に目が覚めた。昨日までは5分でも長く寝ていたいと毎朝闇の葛藤と必死に闘っていたが、試験が終わるとその反対だった。本当はもう少しゆっくり体を休めておきたいのに、合否が気になる事もあり睡眠に集中できない。これ以上ベッドで横たわるのを諦め、直ぐに仕事場へと向かった。

解答速報を見るべきかどうか昨日から迷っていたが、このまま不安定な感情を維持し続けるのは体にも悪い。昼休み妻に手伝ってもらい、勇気を出して答え合わせを試みる。自信のある法令から見るか、全く自信のない一般知識から見るか・・。妻の助言もあり、不利な方を選ぶ。1問1問妻に発表してもらい、合えば大声で『ヨッシャ-!』と叫び、ガッツポ-ズ。不正解ならシュンと首を垂れ、顔面蒼白。ヨッシャ-とシュンを繰り返し、シュンが多かったような絶望感で最後に正解の個数を数える。・・結果、文章理解に行かずして、問題56にて最低限の足切りを確保した。文章理解も1問キ-プし、一般知識7問正解。これはいいぞ・・、いけるかもしれないと希望の光が射し込んできた。

そして続けて法令の答え合わせ。圧倒的なヨッシャ-を期待していたが、シュンも多い。2肢まで絞った最後の判断で落とした問題も数問あり、終に運に見放されたかと絶望感が舞い戻ってきた。・・結果、法令の択一は22問と全く伸びなかった。しかし多肢の出来はよく、ほぼ満点に近い。こうして択一と多肢で獲得した点数は136点。合格ラインの180点には後44点必要となる。これを記述(20点満点×3問)で補わなければならない状況となった。まさか、最後は記述頼みになるとは夢にも思っていなかった。

記述の3問目(盗品等の買取請求権)は満点を狙えるだろう。1問目と2問目でどれだけ部分点(あるいは減点)があるかで合否が決まる。これはかなり際どい、当落線上の綱渡りを意味している。あと2問、せめて1問でも択一で正解していればまだ気も安らぐが、今時点での判定は圧倒的に否に軍配が上がるだろうか。

しかし僕はまだ諦めていない。不可能だと思っていた足切りを見事クリアしたんだ。答練では遥か遠くに見えていたボ-ダ-ラインがすぐ目の前に見えているんだ。そう易々と合格のチャンスを逃してなるものか。何とかして、問題の間違いを探すんだ。試験問題ミスによる受験者全員への4点上積みを密かに狙っている。そして後は、神頼み。本当に最後に頼れるのは山の神。久々に、お願いに行こうと思っている。
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| 行政書士 | 23:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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