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白出沢~勇気ある撤退を

【山域】右俣林道、白出沢
【日時】平成21年7月18日
【天候】雨
【岳人】岳登(小4)、僕

今年初めてテントを担いで2泊3日の縦走。1日目は新穂高より右俣林道、南岳新道を経て南岳キャンプ地にてテント泊。2日目は南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、西鎌尾根、樅沢岳、双六岳を経て双六キャンプ地にてテント泊。3日目は弓折岳、抜戸岳、笠新道を経て新穂高に至る・・という計画。

新穂高(5:30)  早朝自宅を出て、1時間程で現地入り。北海道大雪山系での遭難が連日報道を騒がしている。天気予報は今日明日は雨。いつもより寒さ対策等を万全にして、パンパンのザックに万が一の保険を詰め込む。早朝、新穂高には既に多くの登山者が集まっている。雨を見定めているのか誰も出発しない。僕等は早速準備運動をし、登山届けを出していざ出発。久々の重装が肩に重く圧し掛かる。右の山肌からは谷筋の水が林道に溢れ、全面水びたし状態。先行きが不安となる。
新穂高
新穂高

穂高平避難小屋(6:25、6:40)  ここで少し休憩して次の小屋を目指す。後方から車が通り過ぎて行く。一般車はゲ-トにより通行禁止なので、山小屋の関係者だろう。「乗っけてもらえば良かったな。」「いやいやそんなの登山じゃない。」等と1人で勝手に考えていたら、先程の車が帰ってきた。結局この人は槍平の主人だったのだが、白出沢の状況を偵察に行ってきたらしい。「沢は相当の水量で渡渉は非常に危険だ。特に女性、子供は無理だ!ただ雨が上がれば水量は一気に減っていく。くれぐれも無理をしないように。」と情報を頂く。
穂高平
穂高平避難小屋

白出小屋(7:27、7:50)  この小屋は避難小屋と言うより、立派な便所小屋。ザックを便所の通路に置き、白出沢の偵察に行く。

白出沢(7:55、8:55)  渡渉出来そうな箇所をくまなく探す。流れは非常に激しく、大きな音を立て来る者を拒んでいる。巨石を動かし、倒れ木を架けたりして足場を作ってみるが、焼け石に水。一瞬の隙に新調したステッキが激流に流されてしまう。危機一髪、下流で拾えたが流れは思ったより凄まじい。1時間程沢で悪戦苦闘を繰り返す。この間、5、6組のパ-ティ-がこの白出沢に着いたが、皆それぞれ迷い、協議した末断念して新穂高に戻っていく。
白出沢
白出沢

白出小屋(9:00、9:53)  一旦便所小屋に戻り、天候を見守りつつ地図を広げて計画を練り直す。双六方面は諦めた。今日は南岳までは無理なので、雨が上がれば槍平までは行きたいな。もし白出沢を渡れなければ、白出にテントを張るしかないな。こんな事をしばらく考えていたが、撤退を決断。撤退も立派な登山だ。
白出小屋
白出小屋

穂高平避難小屋(10:35、10:53)  先程の槍平主人、穂高平主人と共に少し雑談。2人共この大雨で商売にならないらしく、ぼやいていた。大きな沢を抱える山の宿命だろう。
右俣林道
右俣林道

新穂高(11:43)  天気予報通り天候は回復しつつある。バスタ-ミナルでは多くの登山者が山に登ることなく帰りのバスを待っている。車で1時間程度で来れる麓に住む僕等でも撤退には躊躇する。ここまで来たのに勿体無い、というのが皆思う感情だろう。遠方から時間とお金を掛けはるばる来た人にとっては撤退の決断は僕等以上に勇気がいると思う。しかし、山は逃げない。またいつか戻ってくればいいだけの事である。



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