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これも旅だな!~黄金のベンガル編(30)

2012年1月18日
ダッカ~中国昆明



ここは昆明(クンミン)。
雲武温泉酒店、いわゆるホテルである。

僕達は何故か又、旅の始まりと同じホテルに泊まっている。
宿泊料は航空会社持ちなので、負担は一切ない。
前回は客が出たままの状態で清掃もされておらず居心地は悪かったが今回は違う。
ここは列記とした三ツ星ホテルなのだ。

丸見えのシャワ-ル-ムから岳登が時折雄叫びを上げ、中々出ようとしない。
温かいお湯のシャワ-が相当気持ちいいのだろう。
地獄と天国を一日で体験した昨日だったが、今日も一筋縄ではいかない慌しい一日となった。
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今日も飛行機は飛ばない


昨夜、というより今朝方眠りについたのは、3時半を回っていた。
このホテルを発つのは何時かも分からない。
ホテルを出る1時間前に部屋にコ-ルを入れる、そんな頼りない情報しか与えられていない。

朝8時、岳登のトイレの音で目を覚ます。
朝食時間は6時半から10時の間、グランドフロアのレストランでのバイキングとなる。
夢のような高級ホテルでのバイキング、食べ損ねないように睡眠を切り上げて階下へと急ぐ。

ホテルが豪勢なら、やはりレストランも驚くほど豪華だった。
テ-ブルにはナプキンやスプ-ン、フォ-ク、ナイフが幾つも並び、早速館内手前に席を取る。
『いいか、いつもの安食堂とは違うんだ。恥ずかしくないように頼むゾ!』
僕自身弾けたい興奮を必死に抑え、慎重を装い、引率者として岳登に最低限の指示を出す。

料理はどれも美味しそうな品ばかりで、朝にしておくには勿体無い程の内容であった。。
チキンやビ-フのマサラ味、ダ-ルやルティ、その他多くのベンガル料理、クロワッサンやパンケ-キ、ト-ストやデニッシュ等パン類も豊富。
ス-プやフライドライスの他、マンゴ-やパイン、スイカ、ピ-チにライチ等々果物も充実。
各種チ-ズやソ-セ-ジ、ベ-コンに、その場でコックが調理してくれるオムレツや目玉焼き。
ヨ-グルトにレ-ズン等のつまみも揃い、飲み物はパパイヤ、オレンジ、アップルのフレッシュジュ-ス、勿論ミルクもあり、コ-ヒ-や紅茶はポットでテ-ブルまで運ばれてくる。

客層はス-ツ姿のビジネスマンや大金を落としていく西洋人の旅行者風の大人達。
みそぼらしい髭は先日剃り落とし、ボロボロのズボンやシャツは空港で捨ててきて正解だった。
あんな面構えでは、とてもこんな優雅な場所にはいられない。
慣れない環境に戸惑いながらも、岳登も無難にその場を凌いでいる。

高級なベンガル料理を食べたい・・
ジュ-スを思う存分飲みたい・・
コ-ヒ-を飲みたい・・
旅の間常に岳登と語っていた些細なこれらの夢が、この場で全て叶ってしまった。

お腹は既に限界を超え、吐き気すら覚えている。
次々と入れ替わる客を前に、僕等は随分とレストランに長居してしまった。
『これも旅だな!』
岳登お決まりの一言が飛び出したが、僕も同感で異議はない。

張り出したお腹を抱え、ようやくレストランを出る。
通路の両側には土産物屋が並び、岳登が何やら見つけ僕を呼びつけた。
そこには僕好みの油絵が、所狭しと壁に掛けられ、床には無造作に額が幾つも重ねてあった。
よく俺の趣味を知ってたな・・。
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ホテル内の画廊

そう言えばこのホテルのグランドフロアの通路には、至る所に大きな油絵が飾られており、それぞれの絵には値札が付けられている。
5万タカ、7万タカ、大きさからしてその値段は結構お値打ちではないか。
ホテル側としては無償で常に新しい絵を飾れるし、作家側は多くの宿泊客の目に留まり売れる可能性が高い。
これは中々考えられたシステムだ。

画廊の中にはベンガルの風景や人物を描いた油絵や水彩画が数多く置かれていたが、僕が最も気に入ったのはリキシャを描いた油絵。
あれもこれも欲しいと欲を抑えるのが大変だったが、大サイズは物理的に持って帰れない。
仕方なく中サイズと小サイズの油絵2点で我慢し、先の見えない品定めに区切りをつけた。

かなりこの店で時間を潰していたようだ。
フロントで出発時間を尋ねると11時だ!との即答がきた。
やばいぞ、後20分しかない。
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頼りない中国人

楽しみにしていた朝風呂は諦め、急いで身支度を整え、ロビ-へと駆け下りた。
すぐさま送迎のワゴンに乗り、今度こそ見納めとなるだろうダッカの喧騒を目に焼きつけ空港へと向かう。
チェックインカウンタ-ではこの先の便の手配に難航、1時間半カウンタ-に張り付いていた。
机向いの彼等は突如のキャンセルに詫びる事もなく、その代替手配についても本当にやる気があるのか疑う程のお粗末な仕事振り。
昨日のダッカ発のフライトキャンセルに伴い、続便の昆明発にも影響が及び、昆明でまたもや急遽一泊する事となった。
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頼りないカウンタ-  ※腹いせに写真を撮ってやった

14時ボ-ディング、15時発、いずれも遅れ、15時40分ついにダッカの町に、ベンガルの大地に離れを告げる。
この先中国では日本との時差が縮まり、腕時計とカメラの設定を修正。
2時間程のフライトで、夜の昆明に到着した。
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頼りない翼
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機内食

チャイナイ-スタンのinfoに行き、この先の手配を頼む。
メモ書きされた紙の切れ端が渡され、今夜の宿泊ホテルはフリ-だがホテルまでは自費でタクシ-で行け、と言い出してきた。
オイオイ、そんなはずはないだろう!
前回の昆明の時も、先日のダッカの時も無料送迎があった旨を告げ、僕も簡単には引き下がらない。
ワシントンに行くと言っていた道連れのバングラ人は、ダッカの空港以来、姿を見ていない。
代わりに昨日何の役にも立たなかった道連れ乗客の中国人が合流してきた。
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どこまでも待たされる

僕の言い分もようやく受け入れられたようで、21時半に迎えのバスが来るという。
昨日はボケ~ッと座っていただけの中国人男性だが、ここは彼の国、中国。
中国人の彼がこの先、大いに活躍してくれた。

そしてバスに乗り10分、到着したホテルは前回と同じ宿。
明日は4時起きだが、今夜も夜遅くまでホテルライフを存分に楽しむつもりだ。
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往路と同じ中級ホテル泊

昆明・雲武温泉酒店泊-フリ-


油絵(中6000Tk、小3000Tk)   計96USドル、2000円 
 


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