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最後までダッカ~黄金のベンガル編(28)

2012年1月17日
ダッカ



現在日付が変わり、午前2時半になろうとしている。
中国昆明行きチャイナイ-スタンMU5701便は、03:10の出発となっている。
普通なら搭乗が始まった頃だろうか。

普通なら・・。

こう前置きしなければならないのが、中国東方航空とバングラデシュ、この両者の組合せだけが成せる技。
行きにもやられたがまさか帰りもこうとは、少し想定はしていたが本当に驚きである。
だけどそんな事はもうどうでもいい、忘れてやる。
行きの便で一緒だった同胞の女子大生は、そのパプニングの最中こう呟いていた。
『これも旅だね・・』。

そして僕らもまた、先程来、この言葉を繰り返し声に出している。
慣れない高級ソファ-にどっぷりと腰を下ろし、念願のインスタントコ-ヒ-をすすりながら僕等は完全に調子付いていた。
これも旅だな!
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路地裏の姉弟


慌しい一日は騒々しいクラクションの音から始まった。
6時半にセットしておいたアラ-ムの音に気付かず、車のざわめきで目を覚ます。
アラ-ムの音はきっと車の騒音に掻き消されていたのだろう。
壮絶なダッカの喧騒は、こうして朝早くから深夜まで途切れる事はない。
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ホテルビル入口の警備員
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毎朝通った食堂の店員達

バングラデシュ最終日、遠出は諦め近場のオ-ルドダッカを精力的に歩く事にする。
迷路のように入り組んだ狭い路地、余計な事は考えず気の向くままに足を出す。
リキシャ1台しか通れない狭い路地で、血迷ったリキシャが反対方向から向かってきた。
その都度路地は大パニックになり、ゼロポイントを中心に、リキシャや通行人の列が路地の両方向へと長く延びている。
そこに血迷ったCNGが現れ、気の狂った乗用車までもがこちら目掛け進んでくる。
身動きが取れない中で、路地に面したチャ-屋の店舗は寛ぐのには充分であった。
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肉屋の店主
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白髭の男
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かごの鳥
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チャ-屋の親父
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怪しい紙幣売り
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デモ隊と警官の衝突
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海老の唐揚げ  ※これはいける
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そりゃ無理だろ

リキシャが1台しか通れないような狭い路地が、このオ-ルドダッカの醍醐味とも言える。
道は直ぐに折れ曲がり、全く先は見えない。
ここでは庶民の生の暮らしに触れ、路地裏ならではの情景も垣間見る事が出来た。
ふと、インドの神様が目に付いた。
どうやら、ここがシャカリバザ-ルのようである。
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大混雑のオ-ルドダッカ
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路上歯医者                       路上理髪店

確かにこの一本の路地だけ、他と明らかに雰囲気が違う。
路地の両脇にヒンドゥ-の神様がズラリと並び、インド楽器シタ-ル、お香がそこら中に溢れている。
このヒンドゥ-ストリ-トで最後のミシュティを噛み締めて味わった。
夕刻も自ずと差し迫り、そろそろグリスタン方向へと戻る時間だ。
気になるものは全部口に入れ、悔いを残さまいと心に決めた。
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ミシュティ
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缶運び
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雑踏
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歩道橋の少年
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さとうきびジュ-ス                    マンゴ-屋台

そして最後の夕食。
何度も通ったホテル向いの小さなロ-カル食堂で、人気のビリヤ-ニを食べてみる。
朝はベジやダ-ルとルティ、夜はビリヤ-ニというスタイルがこの店の定番らしい。
安い上に味も良く、店員の人柄も心地良い。
馴染みとなった店員達に別れを告げ、握手をして店を発つ。
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チャ-の共

預けていた荷物を取りにホテルに戻ると、久々のツ-リスト発見、それも日本人だった。
大学生の日本人青年としばし旅談議を交わし、いよいよ空港へと向かう。
前日の下見の甲斐あってスム-ズにバス乗り場へと移動、チケットを買い直ぐに停車中のバスに乗り込んだ。
運良く席は空いており、後方一つ手前に岳登と並び、ザック膝上で腰を下ろす。

そしてようやくバスが走り始めたはいいが、直ぐにダッカ市内の凄まじい渋滞に捉まり、ほとんど動かなくなった。
右も左もボロボロのロ-カルバス、その間隔は僅か20cm。
ぴったりと横に並び並ばれ、手を伸ばせば隣のバスの乗客に手が届く。
少しでもハンドルを切れば車体を擦りそうだが、この国の運転手は実に運転が上手い。
こういった場面が日常のようで、何故か事故はあまり見かけない。
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空港行きバス

1時間でグルシャン、更に1時間で空港のタ-ミナルビルが見えてきた。
僅か20kmにも満たないこの近距離を、2時間かけての辛いドライブ。
こんな所にはとても住めないな。
外国から来たどんなお偉いさんも、空港からこの道を通らなければならないのだろう。
どんな金持ちのVIPでも、クラクションの中をカッカしながら這うように進まなければならないのだろう。

ふとバスは空港を過ぎた。
そうか、タ-ミナル正面まで回り込んでくれるのか・・。
容易に考えていたが、そう甘くはなかった。
どおりで空港行きのくせに、誰も大きなバックを持っていない訳だ。
このバスは空港行きではなく、空港方面行きのバスだったようだ。

マネ-マンの少年に助けてもらい、空港をしばらく過ぎた所で慌ててバスを飛び降りる。
最悪の事態は免れたが、トホトホ歩いて戻る羽目になった。
30分歩きようやく空港が見えた、これで振り出しだ。
シャ-ジャラル国際空港のタ-ミナルビルを前に、1ヶ月前の記憶がふつふつと蘇る。
あのゲ-トから出て、ここを歩き、この辺りでCNGを拾ったんだったな・・。
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空港が遠い


つづく・・



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| '12黄金のベンガル編 | 08:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

| 添え状の書き方 | 2014/07/03 11:20 | URL |















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