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焼岳と年中さん(2)

・・前回の続き


保育園年中さんのナナは、すでに稜線に這い上がり姉穂乃花の到着を待っている。ここから左に痩せた岩稜を登ると南峰となる。こちらの方が標高が高く本来の山頂となるのだが、そちらは危険地帯という事で規制がされている。よって、北峰が一般的は焼岳山頂となる。その北峰の直下の裾を巻く。この辺りから岩場続きとなり、幼子にとって最大限の注意が必要だ。主稜線の焼岳肩に出て中尾からのル-トと合流、一気に笠や槍穂高等の眺望が広がって見えてきた。噴煙湧き立つ脇を抜け、高低差のある大岩を慎重に乗越えたらそこがゴ-ル、焼岳北峰山頂である。
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北峰の裾を巻く  ※山頂に人が立っている
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肩に取り付く
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ズボンや登山靴は幾度となく修復、徹底的に使い込む
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岩さばき
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焼岳到着


焼岳北峰(9:47、11:05)  すごいぞナナ、よく一人で頑張ったな。山頂は既に多くの登山者で溢れかえっていた。さすが大人気の焼岳だ。まだ残雪が多く残る近辺の高峰を避け、標高が劣るこの山に流れて来ているのだろう。駐車場で見かけた多くの車の持ち主は、僕等より早い時間帯に登山口を発っていたようだ。それに上高地からの登山者と中尾からの登山者も加わり、山頂は大混雑になっている。代わる代わる新しい登頂者が山頂に現れ、その勢いは増すばかり。山頂で山行で人を見た事がないナナにとって、その光景は強烈だったに違いない。『この山って、すごい人気あるな!』、年齢に似合わない話し口調がやけに初々しい。つい先日まで”赤ちゃん”と呼ばれていた彼女にとって、実に素晴らしい快挙である。白桃やミカンの缶詰、とうもろこし、ポテトチップス、おにぎりを食べ、大切な一時を楽しく過す。この山頂は意外と危ない、絶対に子供から目を離してはならない。
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焼岳北峰とナナ4歳  ※後方は穂高、槍、双六岳の稜線
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笠ヶ岳と中尾集落
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真空パックのとうもろこし
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火口と姉妹

稜線から合流広場までの下りは、砂地が足に滑り幼子には難儀である。傾斜に踏ん張り切れず何度も転倒。僕等によく似た形態の父子一行が、上に向かって行った。小学生低中学年の女児姉妹、年長男児、お父さんの4人連れ。その父子にしても、これまで幾つかの過程を経て今日に至っているのだろう。簡単に子供が易々登れるような、そんな甘い山ではない。無事登頂を果たし計り知れない自信をつけたナナの話し振りが、帰路も実に好調だ。『しゃべっていると、早くつくな!』、『やっぱ、この山すごい人気だな!』。この”な”で終わる口調が実に愉快で愛くるしい。完全に僕等と同等、もう”赤ちゃん(彼女の愛称)”なんて誰にも言わせない。
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下山
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焼岳にも花は咲く  ※そう言えば南峰はお花畑だったな
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さようなら焼岳
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幼子にとっては難所の連続

合流広場(12:20、12:35)  広場での休憩後、要望に応え穂乃花が担いでいた小ザックをナナに持たせる事になる。お~いいぞ、何事も訓練だ。だが体が小さく肩幅が狭い幼子には、小ザックでさえ大きな存在となり彼女を苦しめている。両手で押さえつけていないと肩から落ち、思うように歩けない。後ろからしばらく様子を見ていたが、その姿に見かねて任を解く。誰もザックを持たせようなんて思ってもいない、歩いただけでもかなり立派だ。その意気込みも、こりゃ又凄いね。  
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ザックを持ちたい
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快調闊歩

中ノ湯駐車場(13:58)  何事もなく山行は終了。『ちっとも疲れんかったな!』、『又来たいな!』。彼女の言葉に無限の可能性を感じた。僕と穂乃花は終始驚き、彼女を見る目が明らかに変わってきた。弟の大志にはその記録を破り、是非年少で登ってもらいたい。子供の数だけ、僕には夢がたくさんある。    
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駐車場



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| '12山行記録 | 08:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

焼岳でお会いしました

焼岳でお会いした、よく似た形態の父子一行です。
今晩は!

偶然にもブログを見つけ、あっあの親子さんだと直ぐにわかりました。

それにしても凄い息子さん娘さん達ですね!

わが家は本日 白馬乗鞍に向かいましたが、雪と制限時間に阻まれて途中撤退してしまいました。


お互い安全登山ライフを楽しみましょう。それでは。


| しばさき | 2012/06/30 21:31 | URL |

コメント有難うございます。

あの日の焼岳は天候にも恵まれ、素晴らしかったですね。
きちんと隊列を組み前を向き歩く姿、とても印象的です。
坊ちゃんの事を、小さい・・、なんて言ってごめんなさい。

お互い子供と山登りを楽しみましょう。
これからもよろしくお願いします。

| 夢追人 | 2012/07/02 09:57 | URL |















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