六児誕生

平成24年6月7日、第六児誕生。母子共に健康、本当に何よりである。
本日の出来事を生涯忘れる事のないよう、記念に書き留める。
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5時、僕起床。5月の連休から始めた行政書士試験の一発合格に向け、毎朝勉強に励んでいる。子供等の為にも落ちる訳にはいかない。
6時、妻が起きてきた。夜中も頻繁に起きているようだが、昨日に続き激しい腹痛が辛いようだ。いよいよ今日出てくるだろうか。
7時、小学生組2名元気良くバス登校。3年生嶺花は朝からハヤシライス2杯、食パン1枚の大喰らい。オイオイ、家計を潰す気かい。
7時半、中学生組2名静かに自転車通学。中1岳登の買ったばかりの自転車は既にボロボロ。修理代は絶対払わないと最初に約束したのだから、学校の点検に落ちたら頑張って歩きな。
8時、保育園年中のナナ、妻に見送られ通園バスに乗り込む。これで彼女をもう”赤ちゃん”と呼べなくなるのが残念だ。
9時、出産予定日の妻に無理を言い現場の測量作業を頼む。無事1時間程で現場は終了。世間体は悪いが、妊娠期は通常期よりもかなり間に合う。何せ妊婦は怒らないし、僕も妊婦には怒れない。
10時、事務所に戻り産院へ電話。直ぐに来て下さい・・。自宅で入院支度を済ませ、急いで産院へ直行。
11時、産院に到着。直ぐにベットに横たわり、点滴が始まる。
11時半、点滴中の妻に”まだ産むなよ・・”の言葉を残し、用事の為一旦産院を離れる。
12時13分、産院から僕の携帯に電話が入る。妻の様態が一変、今分娩室に入ったと言う。産院までは車で20分、急いで戻っても際どいところ。止む無く出産の立会いを諦め、看護婦に妻への励ましを依頼。
13時前、お客様が約束の時間より少し早く来所。理由を説明して断る事も出来たが、結局僕はこの約束の為に戻って来た。腹の子が、僕に仕事を優先させてくれたのだろう。
14時、お客様退所。新たな業務依頼に繋がったから良しとしよう。急いで産院に電話するも、赤ん坊はやはり産まれていた。その時刻、12時18分。あの電話の5分後の事だったようだ。へその緒を切れなかったのは非常に残念だが、妻の苦しみを考えるとこれも仕方がないか。
15時21分、次男と初対面。何とも微妙な面構え、まるでガクそのもの。
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妻は大きなお腹を抱え、ここ1週間非常によく頑張ってくれた。出産予定日5日前に現況測量300点、予定日2日前にも現況測量150点。そして予定日も出産の2時間前まで、ポ-ルを持って動いていてくれた。現場で、事務所で破水しなくて幸いである。
それにしてもこの次男坊、たいした男だ。出産予定日に出てくるとは何て律儀なんだ。そして産まれる曜日、時間帯まで完璧、何て空気が読める男なんだ。ましてや母の腹の中で、直前までよく耐えていてくれた。それはまるで父の仕事の進捗具合を見計らっていたようにも思えてならない。僕はこの子に付ける名前は、だいたい決めている。士業で生きる父親として、彼の名に士(さむらい)の血を注ぎ込みたい。どうせ男としてこの世に生を受けたのなら、侍のように誇りを持って生きて欲しい。それが父である僕の願いだ。

母子の絆
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