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コシアブラとハナイカダ

春から初夏にかけての里山歩き、この楽しみの一つに”山菜採り”がある。誰も入らないような無名の深い山であれば、山菜は誰にも侵されず、自由気ままに伸びたい放題。誰の目にも手にも触れる事なく、旬の頃を終えてしまう。先日嶺花と登ったこの飛騨の里山も、その例外ではなかった。この地方は春が半月から1ヶ月程遅く、期待していたそれに至ってはまだ成長段階。沢山ある事は確認したので、2、3週間後に今度は我が家の兵隊総出で再度の訪問を誓う。
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山菜採りは、いつも里山登山のついで

山に入り、藪を掻き分け、尾根に這い上がる。まず最初に見かけたのは、コシアブラ。その特徴的な風貌がふと目に付き、進む尾根筋を塞いでいる。採ってくれ・・と言わんばかりに僕に強い意思をぶつけ、僕の手に触れ、山菜としての今年の役目を終えた。既に旬は過ぎているのだろう、大きく成り過ぎたものが多い。
山頂にはハナイカダが多かった。採りたくなくても、目の前に沢山あるのだから採らない訳にはいかない。折角人目に触れる事が出来たのだ、山菜としての役目に協力しないのも失礼だ。春の山歩き程、楽しい娯楽はない。地形図とコンパス片手に尾根谷の地形を読み、至る所に隠されているお宝を探す。結局この山行ではコシアブラとハナイカダしか見付ける事は出来なかったが、帰る道中に道端でヨモギを摘んで家に帰った。
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コシアブラ  ※別名:ごんぜつ
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ハナイカダ  ※別名:ままっこ、よめのなみだ
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収穫  ※左からコシアブラ、ヨモギ、ハナイカダ

採取したコシアブラは天ぷらとなり、早速夕食の食卓にあがった。独特の香り、苦味が何とも言えぬ通好みの味を出す。子供にも意外と好評であった。本来であれば、まだそれほど大きく伸びていない新芽、若芽の頃が食材には最も適している。ハカマ(根元部分)を取り除き調理するのが常のようだが、そのまま揚げても構わない。
ハナイカダは天ぷらとお浸しに調理して、有り難く頂いた。味はほんのり甘く、噛んでいるとその甘さが後からやって来る。敬遠していた中学生の岳登も、僕や妹の『美味い!』の大声に感化され、突然箸を突き出し、卑屈にも全部さらっていった。ままっこ(ママっ子)、よめのなみだ(嫁の涙)・・。この名の由来がよく分からない限り、間もなく臨月を迎える妻には遠慮してもらった。
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ハナイカダの天ぷら  ※ほんのり甘くて美味しい
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ヨモギの天ぷら
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コシアブラの天ぷら
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ハナイカダのお浸し

我が家の定番となる岩茸は、昨年3000m級の稜線で岳登と採ったもの。乾燥保存出来るのが、この食材の最大の魅力だろう。天ぷら、茶碗蒸し、お吸い物をいつものように大変美味しく頂いた。穂乃花は岩茸全般、岳登はお吸い物が特に大好物のようで、とても嬉しそうに食べていた。これから春も終盤、僕が山登りで最も好きな初夏を迎える。僕が好んで登る藪山には大抵どこにでもあるし、採っても楽しいし、食べても美味しい。そんな最高の山の幸、笹の子に間もなく会える。
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岩茸とほうれん草の茶碗蒸し
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岩茸のお吸い物
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| まとめwoネタ速neo | 2012/05/15 12:52 |

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