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川向こうのベンガルマン~黄金のベンガル編(24)

2012年1月13日
チッタゴン



ショドル・ガットより渡し舟に乗ってカルナプリ-川を渡り、対岸の町へと散策に出かけた。
この渡し舟、向こう岸に渡るだけの目的にしては勿体無い程の代物である。
カルナプリ-川の川幅は広く、7Tkばかしの乗船代にしては、結構な船旅が楽しめる訳だ。

木製のエンジン付きボ-トが群がるガットを出て、川の中心部へと波を切る。
”CHITTAGONG”と船尾に書かれた何隻もの中型船が、同間隔を保ち、川中で停滞している。
渡し舟から荷を積み込む作業員、石鹸で全身を洗う乗組員、実に様々な光景がそこにあった。

更に進んで行くと今度は大型船が、申し合わせたような一定間隔を保ちズラリと並んでいる。
その佇まいは霞む彼方まで続き、まるで大都会に建立する高層ビルを想わせる威圧感だ。
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宿泊ホテル(右から2軒目の白いビル)
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停滞する貨物船
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対岸への渡し舟


対岸に着き、早速町を歩いてみる。
まずは船着場から階段を上がり広場に出ると、CNGが何台も暇そうに待機していた。
車体の文字は剥げ落ち、”NG”、”CG”となっている。
確かにそれはNGだな・・、僕等とて異論はない。

その広場からは未舗装の一本道が正面に伸び、両脇には食堂や商店が点在している。
売り物の牛は無残な姿でさらし者にされ、見るに見れない有り様だ。
この町にも、ヒンドゥ-教徒はいるだろう。
神と崇められている牛がこんな酷い扱いをされ、彼等はどう思っているのだろうか。
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ここでは当たり前の光景

気の向くまま、縦横無尽に町を歩く。
木舟を造る職人、水牛に水をやる少年、TVでプロレス観戦をする若者達・・。
殴り合いの喧嘩をする少年がいれば、見物の野次馬、喧嘩を止めに入る大人達もいる。
空地ではクリケットや凧揚げを楽しむ姿も多い。
バングラ第二の都市チッタゴンから川を渡っただけで、全く次元の異なる不思議な空間が流れていた。
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写真をせがむ青年

商店で2Tkのキュウリを買い、軒先に座り息を抜く。
たちまち10人前後のベンガルマン達が、一斉に僕等の周りに集まってきた。
フルチンの幼き少年が、美味しそうなアイスバ-を両手に持ち頬張っている。

マンゴ-味の棒ジュ-スを凍らせたそのアイス、1本2Tkと値は驚く程安い。
どおりで、子供達に大人気な訳だ。
僕等も早速アイスバ-を買い、更に加わったベンガルマン達と異質な時間を過していく。
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フルチン坊や
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鼻垂れ小僧
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西村さん
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商店の客
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激安アイスバ-

一人の写真を撮らせてもらうと、『俺も撮ってくれ!』と続々と志願者が出てくるのはよくある事。
それは、ベンガルマン達がカメラに強い好奇心を抱いている現れでもある。
彼等に別れを告げ、再び町を歩き出す。

川沿いの広い空地では少年達がクリケットをし、楽しそうに走り回っている。
バングラの国技とも言えるスポ-ツ、クリケット。
それは都会や田舎を問わず、街角や田んぼ、至る所で行なわれている。

広場の隅に腰を下ろし、目立たぬよう離れて観戦していたが、直ぐに大勢の人が集まってきた。
気付かれないように・・、それは無理な事だった。
僕等にはかなり強烈な外国人オ-ラ、旅行者オ-ラが出ているようだ。

岳登をクリケットに参加させてみる。
彼はピッチャ-やバッタ-を照れながらも、上手にこなしていた。
何かと野球に縁がある日本人にとって、初めてプレ-するクリケットであれ意外と入り易い。
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ジャストミ-ト


ベンガルマン達の好奇心・・。
これはやはり都会より田舎の方が断然強く、人が集まるのに時間はそうはかからない。
プレ-終了後、全員を並べ記念撮影をしてお開きとした。
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我ら陽気なベンガルマン

広場を離れ、細い路地を何度か折れ曲がり、奥へ奥へと進んで行く。
必ず何人かの子供が、僕等の後をつけている。
別にバクシ-シを要求している訳でもなく、根っからの興味本位でくっついているようだ。
まるで映画スタ-にでもなったかのような錯覚に陥ってしまうが、それも無理はない。
これがバングラデシュの旅の本質なのだから。

船着場の茶屋で飲んだレモンティ-はかなり不味かった。
”マズイ”という表現は好きではないが、それ以外に適当な言葉が見当たらない。
後味悪いまま、対岸の町を後にした。
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見るからに不味そう

ショドルガット通りを北上し、ステ-ション通りで右折する。
コ-トボボンを経由して、ボクシ-ルハットの市場を目指す。
この界隈にはモスクが多く、ムスリムの姿がやけに多い。

期待していた茹でカニには会えなかった。
市場では山羊や鶏が無残な姿に切りさばかれ、その作業の直ぐ脇では死を待つ動物が可哀想に繋がれている。
動物と言えど、彼等には己の最期が分かっているのだろうか。
干物も多く吊るされ、その独特の臭いが生鮮の臭いと絡まり、異質の空気を漂わせていた。
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食べるサトウキビ  ※僕も岳登も初体験
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ボクシ-ルハットの魚屋
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座りション、がこの国の礼儀

混み合うバザ-ルで掘り出し物を物色し、一旦ホテルに戻る。
昨日の今頃はまだシタクンドゥに着いたばかりで、登り口を探している頃だろうか。
チッタゴン最後の夜、明日のダッカ行きのバスを確認。
この町で食べる最後の食事も、結局いつもの食堂となった。
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沈む太陽
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バス会社が並ぶ

店内は汚らしく、客層はルンギ-系がほとんどを占めている。
その為だろう、何せ安い。
何度ベジタブル(おかず)やライスをおかわりしても、その分の料金加算がないように思える。
味も辛くなく、ネパ-ルの味付けに近いような非常に素朴な味である。

テ-ブルに置かれた塩をライスにまぶし、ベジをかき混ぜ、手でがむしゃらに口へと運ぶのだ。
僕はおかわりを2度、食べずに見ていただけの岳登も僕の食べる姿に感化され、結局同じものを頼んでいた。
おかわりする程彼の食も進み、息子の口にも合格点が出たようだ。
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毎日通った安食堂  ※おかわりフリ-は今回の旅でここだけ
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うめぇぞ!

明日はいよいよ最後の移動となる。
旅の始まりの地、首都ダッカを目指し、
僕等は明日もバスに乗る。


チッタゴン・ドリ-ムインタ-ナショナル泊-500Tk


ホテル(500Tk) 朝食(ベジ、ライス40Tk) チャ-(5Tk×2) 渡し舟(7Tk×2) キュウリ(2Tk×2) アイスバ-(2Tk×3) 昼食(パン、不味いティ-18Tk) 渡し舟(7Tk×2) サトウキビ(10Tk) アイス(5Tk×2) キ-ホルダ-(15Tk×2) キ-ホルダ-(10Tk×2) 夕食(ベジ、ライス40Tk) ミシュティ(10Tk) 揚げパン(5Tk×2) ルティ(5Tk×4)  計756Tk 
 


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| '12黄金のベンガル編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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