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聖地シタクンドゥの山登り~黄金のベンガル編(23)


2012年1月12日
チッタゴン(シタクンドゥ)



誕生日の朝・・

昨晩は寒かった。
ここチッタゴンは日中は半袖で充分なくらい過しやすいが、朝晩は意外と冷え込む。
昨夜見た嫌な夢も、この寒さに追い討ちをかけているかのようだ。

7時起床の9時半外出、遅い一日が今ようやく始まった。
今日は朝から濡れたトイレの床で滑り、あわや大怪我となるところだった。
とっさに右手を突き難は逃れたが、お陰で代償の手首が痛む。

岳登は久々の下痢になり、カレ-は回避。
ルンギ-マンのようにチャ-にルティを浸し、朝食とした。
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昨日に続き、今日も鉄道駅へと足を運ぶ。
切符売場の長い列に並んではみたが、やはりダッカ行きの予約は取れなかった。
どうやら21日まで、本当にダッカ行きの列車は満席のようである。
ここバングラデシュでの鉄道移動は不可能に近い、最後まで身をもって知らされた。
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鉄道駅の切符売場  ※苦労して並んでも、結局は買えない

さて、シタクンドゥ行きのバス。
訊く人毎に言う事が違い乗り場が定まらないが、カドムタルBSへ行けばどうにかなるようだ。
半信半疑でカドムタルBSに着くと、長距離バスの乗務員が大声を上げ客集めをしていた。
シタクンドゥに行くのか・・と尋ねてみると、通り道なので乗せてくれると言う。
運賃は200Tkと言っていたが、それじゃ高過ぎやしないか!
その場を離れようとした途端、直ぐに100Tkまで値を下げてきた。

乗車したこのバスは、大型バスだけあり座席は中々広々としている。
郊外のシタクンドゥまでは約50kmの道程。
1時間もあれば着くかと思っていたが、結局2時間もかかってしまった。

長距離バスのくせに近距離の乗客を次々と拾っては降ろし、路線バスと何ら変わらない。
車内は超満員、途中から乗ってきた客が幾重にも通路で重なり合っている。
その上、バスの乗務員はそれでもまだ客を乗せようとする。
どこまで貪欲なんだ。
それに、一体どうやって集金をするというのか。

シタクンドゥに着いた時には、既に13時45分。
帰りの事を考えるとこのままトンボ帰りした方がいいのかとも思えたが、折角こんな所まで来たのだ、先へ進むしかない。
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バングラは国土自体、海抜が低い
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バティアリの大型船解体マ-ケット
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ようやく到着

ここシタクンドゥの町は、首都ダッカと第二の都市チッタゴンとを結ぶ重要な街道沿いにある。
そして聳える山の頂にはヒンドゥ-寺院が建ち、ヒンドゥ-教徒にとっての聖地となっている。
海抜が低いバングラデシュにとって、山は大変珍しい。
シタクンドゥでの聖地巡礼、すなわち山登りを楽しみに僕等は遥々ここまでやって来た。

賑わうバザ-ルを抜け、二股を右へ折れる。
そして今度は左へと入って行く。
シタクンドゥに関しては何の情報もなく、地元の人に場所を尋ねながら奥へ進んで行くしかない。
遥か彼方の高台に、何やら建物が見える。
目指す場所はあんなに遠いのか・・。
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親切な青年に導かれ
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右後方に目指す山が見えてきた

『ヒンドゥ-、テンポ-?』
擦れ違う地元の人に声を掛けながら、心細くなるような未舗装の道を黙々と早足で進む。
何せ、今の僕等には時間がない。
場合によっては途中で引き返す事も覚悟している。

寺院の場所を尋ねつつ辿り着いた先は確かにその通りだが、目指す場所とは違う気がする。
寺院の先へと延びる山道をしばらく進んでみたが、やはり民家に行き詰まり撤退。
どうやら、訊き方が間違っていたようだ。
辞書でベンガル語の”山”を調べ、今度は『パハル(山)?』と訊きながら山頂への登り口を探る。
これが功を成し、ようやく山頂寺院への登り口に辿り着いた。

登り口を見つけ嬉しいはずだが、今の僕は素直に喜べない。
先程シタクンドゥ行きのバス代を払う際、不注意も重なり、係員にまんまとはめられていた。
100Tk札渡したつもりが500Tk札を渡していた事に今更気付き、悔んでも悔やみ切れないでいる。
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聖地への入口

この国での400Tkと言えば、庶民レベルではかなりの大金となる。
ガムなら400個、食堂でベジとルティの食事をとれば20食分は食べられる。
安宿なら1泊分だし、チキンのフルを食べたってまだお釣りが返ってくる。
だが、いつまでもこう悔やんでいても仕方がない。
今日は朝から不運続きだが、何か一つくらい収穫を得て帰ってやろうと開き直った。

登山道は良く整備され、道中には飲料や食料を並べた掘っ立て小屋の店が点在している。
涼しげな水場まであったが、水を飲むのは止した方がいいだろう。
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勾配が辛い
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商店と水場  ※水は怖くて飲めないが、汗ばんだ顔くらいは洗える
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延々と急登が続く

ヒンドゥ-教徒の他にイスラム教、仏教の信者も交じり、皆この国での貴重な山登りを楽しんでいるかのように見えた。
あれだけ遠くに見えていた山頂が直ぐ目の前まで迫り、ついにその場所に立った。
かなりの急坂で、汗をふんだんに流した果ての成果である。

山頂からは四方八方山の峰が見渡せ、縦走路はどこまでも尾根の先へと続いていた。
この尾根は、ここで暮らす人々の生活路ともなっているのだ。
山頂の標高は345m。
登り口の門から休まず急いで登り、ここまで要した時間が30分程だろうか。
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ヒンドゥ-教の聖地である山頂寺院
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寺院内部

折角の山頂でゆっくり寛いでいたいところだが、僕等には呑気に感慨に浸っている時間がない。
下山は別の道を辿りヒンドゥ-寺院を2箇所通過、沢に出て、来た道と合流。
山頂から登り口、バザ-ルを経て、バス乗り場まで歩いた時間が1時間ちょい。
結構な運動になった。
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山頂を振り返る
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山腹の寺院と老人
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ヒンドゥ-の墓

チッタゴンへの戻りのバスは直ぐに捕まり、そのバスが着いた終点はやはりまだ郊外であった。
クミッラから来た時と同じ場所で、ここから先へはバスは入っていかないようだ。

ダッカ行きのバスの下調べを済まし、CNGに乗り、ホテル近くへと戻って来た。
今日は僕の誕生日、少しでもいいものを食べたかったが朝方の無駄な出費がかなり堪える。
昨日二度通った安食堂でベジとライスをお代わりし、お腹一杯の晩餐で39歳の誕生日を祝う。
ついでに別の店で好物のミシュティ、1個10Tkと安かったので2個食べさせてもらい、
それはもう大満足である。
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ベジカレ-
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ミシュティ
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消えがちな波打ちテレビ


チッタゴン・ドリ-ムインタ-ナショナル泊-500Tk


ホテル(500Tk) 朝食(ベジ、ルティ、チャ-52Tk) チャ-(5Tk) バス(チッタゴン~シタクンドゥ100Tk、ミス400Tk) ピ-ナッツ(10Tk) 昼食(パン、チャ-20Tk) チャ-(5Tk×2) ガム(1Tk×2) バス(シタクンドゥ~チッタゴン60Tk) CNG(100Tk) 夕食(ベジ、ライス40Tk) チャ-(5Tk×2) ミシュティ(10Tk×2)  計1329Tk 
 


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| '12黄金のベンガル編 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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