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仏教遺産モエナモティ~黄金のベンガル編(21)

2012年1月10日
クミッラ



バングラデシュの首都ダッカ、そこから東へ114km。
ここは遺跡で有名な町、クミッラ。
北東部の中心地シレットから南東部の中心地チッタゴンへと向かう中継として今ここにいる。
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宿泊ホテル

乾季であるこの時期は旅をするのに最も適し、折り畳み傘もほとんど出番がない。
だがこの町に来て以来天候が今一優れず、今日も時折ぱらつく雨に僕等の気分も沈みがち。
それでも何とか無事、遺跡の見学を終える事が出来た。


ホテル近くの食堂で朝食をとり、オ-トリキシャに乗って郊外のモエナモティを目指す。
以前から度々目にしていた、この不思議な乗り物。
ダッカでは見かける事はないが、地方では目にする事が多くずっと気になっていた。

バッテリ-駆動で走り、非常に静かで環境に易しい乗り物。
ゴルフ場の敷地内を走るカ-トのような、電動の三輪車である。
少し足下を見られたような乗車賃だったが、これ以下では誰も走ってくれなかった。

実際乗ってみると、確かに静かだ。
煩いエンジン音などなく、カタカタと機械の音を鳴らし、可愛らしく動いている。
スピ-ドは遅く、CNGが速度を上げて脇を追い越していく。

ドアのない構造上、吹き付ける風が急激に体温を奪い、薄着で外出している事を悔やんだ。
この運転手、交渉時一歩も値段を譲らなかったくせに、場所を知らないときた。
かなりの無駄な時間を費やし、通行人に道を尋ねては何度か同じ道を引き返している。
結果、1時間かけて10km超の道程を走り終えた。

『これだけ走ったのだから、この金額ではちと厳しいな、マネ-・・』
支払いの際、僕の差し出す紙幣を受け取らず、運転手は寂しそうにこう呟いてきた。
それはお前のミスだろ・・、僕は直ぐに背を向けた。

外国人料金を払って入場した、モエナモティ遺跡博物館。
モハスタンの博物館と全く同じ造りで、展示内容もよく似ている。
だがこの博物館も狭いながら、展示内容はかなり充実したものとなっていた。
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モエナモティ遺跡博物館

遺跡内で発掘された仏像やヒンドゥ-の神像、レリ-フや硬貨といった貴重な品々が、遺跡に隣接して建てられた博物館にズラリと展示されている。
どこの遺跡でも同じだが博物館の入場は別料金となり、館内の写真撮影は厳禁。
ブラックスト-ンで作られた特大神像等の貴重な品々も、手の届く所に無造作に置かれている。
この博物館の目玉は直径84cm、高さ73cm、重さ370kgのブロンズの鐘(ベル)。
掘り起こした時は、さぞかし驚いた事だろう。
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ブロンズの鐘  ※館内撮影禁止だが、係員と記念撮影するふりして鐘の撮影に成功

博物館に隣接する壮大な遺跡シャルボン・ビハ-ルは、8世紀デ-ヴァ王朝時代のもの。
現在では祠堂の基壇部分しか残っていないが、その場に立つと壮大さが伝わってくる。
中央の祠堂を囲む115の僧坊跡は、まるで世界遺産パハルプ-ルの遺跡のようでもあった。
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シャルボン・ビハ-ルの僧坊跡
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見渡せ
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一緒に飛ぶ
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僕等は何故か人気者

ダッカに近いからだろう、これまで訪れた遺跡の中でも、国内の観光客が圧倒的に多い。
BARD(クミッラ・アカデミ-)、イタコラ・ムラ、ルプバン・ムラ・・、
これら点在する名所や遺跡を歩いて回り、僕等はモエナモティを後にした。
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エッグカレ-(20Tk)、ベジタブル(20Tk)、ライス(各10Tk)
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赤い風景
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イタコラ・ムラ
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ルプバン・ムラ

クミッラ市内への戻りは、乗り合いのCNGを利用。
”CNGを乗り合う”という発想がなかったが、乗客を乗せ待機しているのがこれに当たるようだ。
そして驚いたのが、その値段。

行きの値段がボリだったのか、2人で30Tkという激安の乗車賃で市内まで戻る事が出来た。
だが降ろされた所はまだ中心部とはほど遠い、そうそう思うようにはいかないようだ。
居合わせた男性に道を尋ねると、親切心から勝手に乗り合いのオ-トリキシャを停めてくれた。
ここは仕方なしに乗車、金と引きかえに楽してホテル方面へ戻るとする。

頻繁に入れ替わる地元の乗客を後方座席から観察、ル-ルは至ってシンプルなものだった。
進む方面を運転手に尋ね、方向が合えば乗車する。
近距離なら降り際、5Tkを支払う。
僕等は明らかに彼等の倍以上の距離を乗っている、1人10Tkという額は妥当な金額のようだ。

オ-トリキシャを降り、そのまま鉄道駅まで線路の上を歩く。
次の次の移動、チッタゴンからダッカ間の夜行列車の手配に挑むが、やはり買えなかった。
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クミッラ鉄道駅
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オ-トリキシャ
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ホテル屋上からの眺め
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日没の空
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部屋

夕食は豪華にチキンのフルを食べる事にした。
この店は人気が高く、皆チキンや美味しそうなマトンカレ-を黙々と食べている。
シレットやクミッラではチキンがダッカに比べ高く敬遠していたが、人間欲望には勝てない。
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完全なパクリ  ※大手コンビニとは全くの無関係
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新年の灯り
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そう来たか
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欲望に負けた

ホテルに戻り部屋のTVをつけると、相変わらずどのチャンネルもクリケットの国際試合ばかり。
ル-ルはよく分からないが、あまり奥の深そうなスポ-ツには見えない。
実況中継するアナウンサ-や大観衆、あれだけ熱狂している理由が僕には理解出来ない。

ただバングラデシュvsパキスタンの試合では、僕の心は無性にバングラチ-ムに傾いていた。
それは今この国を旅しているからだろうが、
少しずつベンガルマンにひかれているのも、紛れもない事実のようだ。
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盛り上がる応援席


クミッラ・MAYNAMATI泊-500Tk


朝食(ベジ、ルティ20Tk) オ-トリキシャ(150Tk) モエナモティ遺跡博物館(100Tk×2) シャルボン・ビハ-ル入場料(100Tk×2) 昼食(エッグカレ-、ベジ、ライス60Tk) チャ-(5Tk×2) 乗合CNG(30Tk) 乗合オ-トリキシャ(20Tk) 夕食(チキンFULL300Tk、ルティ10Tk×3)  計1020Tk 
 


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